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第 5 章 安心して暮らすことができる良好な環境が確保され、資源が循環しているまち

1. 水環境の保全

(1)事業者への水質汚濁防止についての指導

瀬戸内海環境保全特別措置法に基づく申請、水質汚濁防止法、大阪府生活環境の保全等に 関する条例及び枚方市公害防止条例に基づく届出等の審査を行うとともに、公共用水域へ排 水する工場及び事業場に対して、立入検査や排水基準の遵守状況の確認を行っています。

また、下水道区域についても、下水道法や枚方市下水道条例に基づき届出等の審査を行う とともに、排水を下水道へ排除する工場及び事業場に対して、立入検査や排除基準の遵守状 況の確認を行っています。

工場及び事業場に対して適切な指導を行うことで、良好な水環境の保全を推進します。

(2)公共下水道(汚水)整備事業

下水道事業は、トイレの水洗化など生活 環境を向上させるだけでなく、水路・河川 などの公共水域の水質改善を図り、快適な 水環境を創造するなど、市民生活に欠くこ とのできないライフラインとして、重要な 役割を担っています。

平成28年3月31日現在の公共下水道整 備 人 口 普 及 率 は 95.6% で 、 整 備 面 積 は 3,365ha、整備人口は386,999人となりまし た。

⇒第4部資料編P112:流域下水道別整備状況

(3)市民への公害防止啓発事業

市民の水環境への関心を高めるため、広報ひらかたやエフエムひらかたの活用、学習会や 各種イベント等の開催を通して啓発事業を行っています。本市の河川や大気の状況について の情報を発信し、市民一人ひとりの意識の向上を促すことで水環境等の更なる改善を図って います。

さらに、公共下水道が整備されているにもかかわらず接続されていない家庭に対し、個別 訪問や文書により公共下水道への接続を促しています。

<公共下水道整備普及率の推移>

60.0 65.0 70.0 75.0 80.0 85.0 90.0 95.0 100.0

H18 19 20 21 22 23 24 25 26 27

(%)

(年度)

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(4)生活排水処理基本計画に基づく生活排水対策の取り組み

公共下水道や浄化槽で処理されず、河川や水路に流される炊事、洗濯や入浴など日常生活 に伴って排出される生活排水が、水質汚濁の要因となっています。

こうした生活排水の適正処理に関する基本的な方針や取り組みを定めた「枚方市生活排水 処理基本計画」を平成16年9月に策定しました。その後、河川の水質汚濁防止と良好な生活 環境を確保することを目的とした「第2次枚方市生活排水処理基本計画」を平成24年12月 に策定し、公共下水道の整備や公共下水道への未接続家庭の解消、公共下水道整備区域外で の合併処理浄化槽への転換、生活排水に関する啓発などを推進しています。

なお、平成27年度から、計画の改訂に向けて取り組んでいます。

平成28年3月31日現在の生活排水適正処理率は96.9%です。

(5)地下水汚染対策

地下水汚染の原因は、工場や事業場などで使用されていた有害物質が地下に浸透したもの、

不法投棄された廃棄物から汚染が発生したもの、天然に存在する物質によるものなど様々で す。さらに、汚染の広がる経路は地盤環境の状況によって変化するため、汚染原因と範囲を 特定することは困難であり、継続的な地下水質調査が必要な場合が多数を占めています。

また、汚染された地下水の浄化には多額の費用と長い時間がかかることから、汚染の発生 を未然に防止することが重要であり、工場及び事業場で使用されている有害物質の種類と量 などの使用状況調査を実施し、その適正な管理を指導することで地下水汚染の未然防止を図 るとともに、地下水汚染が確認された場合には、原因物質の使用履歴がある周辺の工場及び 事業場に対し、敷地内の調査を行うよう指導しています。

⇒第4部資料編P112:地下水の浄化対策の概要

(6)石けん普及事業

環境にやさしい石けん製品を使用するように市民に働きかけるとともに、石けん製品販売 店のPRに努めています。

平成27年度は、「石けんを使いましょう枚方市民の会」とともに石けん使用キャンペーン 及び食用油の廃油回収を市内8か所で10回開催しました。

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(7)し尿及び浄化槽汚泥の処理

市内の家庭及び事業活動に伴って生じたし尿及び浄化槽汚泥のほか、ディスポーザ排水処 理システムの汚泥、建築物の排水槽のし尿を含む汚泥を淀川衛生工場で処理しています。

搬入されたし尿及び浄化槽汚泥等は、生物処理及び活性炭吸着処理によって生物化学的酸 素要求量(BOD)、化学的酸素要求量(COD)、色度成分等を基準値以下に除去したあと 放流しています。

近年、公共下水道の整備に伴い、し尿及び浄化槽汚泥等の搬入量は年々減尐しています。

それに伴い、処理量の減尐や、施設の老朽化に対応するため、現行の生物処理方式をコスト 面でも優位な希釈放流方式へ移行する取り組みを進めています。

(8)浄化槽の適正な維持管理

浄化槽は、微生物の働きを利用してし尿等の汚水を浄化する施設で、下水道の未整備地域 等に設置されます。戸建住宅で利用する小型のものから住宅団地や集合住宅の建設に伴って 設置される大規模なものまで、様々な大きさのものがあり、定期的な維持管理を怠ると水質 汚濁や悪臭の原因となることから、浄化槽法では適正な維持管理が義務付けられています。

平成26年4月の中核市移行に伴い、同法に基づく事務の移譲を受けたことから、届出等の 受理や適正管理の指導・啓発を行うとともに、浄化槽保守点検業者の登録制度により、要件 を満たす業者に登録証を交付しています。

平成27年度は浄化槽の設置44件、廃止変更等298件の届出と、浄化槽保守点検業者の登 録申請32件、変更等の届出9件の受理を行いました。

また、662施設について同法第7条及び第11条に基づく法定検査の結果報告を受理し、う ち22件について改善指導を行いました。

(9)公設浄化槽設置事業

「枚方市生活排水処理基本計画」において、市域のうち公共下水道区域外では、浄化槽に より生活排水を処理することを基本としました。第二京阪道路以東の東部地域において、公 設浄化槽設置事業を平成18年9月から実施しています。

平成27年度は、設置希望者がありませんでした。

<し尿及び浄化槽汚泥等の搬入量の推移>

18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 し尿 9,700 8,812 7,762 6,380 5,685 5,019 4,600 4,029 3,607 3,290

浄化槽汚泥等 23,566 22,083 21,346 19,670 19,869 18,979 17,467 17,093 15,838 15,197

33,266 30,895 29,108 26,050 25,554 23,998 22,067 21,122 19,445 18,487

(単位:kL)

- 62 - 主な取り組み

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