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環境影響の予測・評価の結果

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5.2 工事の実施に伴う環境影響の検討

5.2.2 環境影響の予測・評価の結果

建設機械の稼働に伴う粉じん等、騒音・振動の発生については、対象地近傍には住居等が立地し ていることから、環境影響の予測・評価を行うこととした。

建設機械の稼働に伴う粉じん等の発生については、工事現場の清掃を徹底するとともに、乾燥時 や強風時など、必要に応じて散水を行うことで、粉じん等の発生を抑制することから、生活環境を 保全し、周辺住民の健康を保護する上で著しい影響を及ぼさないものと考えられる。

建設機械の稼働に伴う騒音・振動の発生については、対象地が騒音規制法及び振動規制法に基づ く特定建設作業に関する規制の指定地域内ではないことから、騒音・振動の規制基準が設定されて いないが、対象地近傍に住居が立地している箇所の敷地境界においては規制基準以下とするため、

防音シート等の措置を講じることとする。対象地の近傍住居の立地箇所での建設作業騒音・振動の 目標値は、表 5.2.2 に示すとおりであり、工事敷地境界での騒音レベルを 85 デシベル以下、振動レ ベルを 75 デシベル以下とするように努めることから、生活環境を保全し、周辺住民の健康を保護す る上で著しい影響を及ぼさないものと考えられる。

以上より、建設機械の稼働に伴う粉じん等、騒音・振動の発生については、工事現場の清掃や散 水、対象地の近傍住居の立地箇所での防音シートの設置を必要に応じて実施することから、周辺環 境に著しい影響を及ぼさないものと考えられ、本事業に伴う環境影響を事業者の実行可能な範囲内 でできる限り低減しているものと評価する。

表 5.2.2 対象地の近傍住居の立地箇所での建設作業騒音・振動の目標値

項目 対象地の近傍住居の立地箇所での工事敷地境界

建設作業騒音 建設作業振動

目標値 85 デシベル以下 75 デシベル以下

備 考

「特定建設作業に伴って発生する騒 音の規制に関する基準」に示されて いる規制基準に相当する値

「振動規制法施行規則」に示されて いる規制基準に相当する値

(2) 工事用車両の運行

工事用車両(資材及び機械の運搬に用いる車両)の運行に伴う粉じん等、騒音・振動の発生につ いては、工事用車両の運行ルートとなる道路の沿道地域には住居等が立地していることから、環境 影響の予測・評価を行うこととした。

工事用車両については、工事最盛期の運行台数は概ね 100 台程度となる計画であり、運行ルート は、県道 11 号長井白鷹線、県道 252 号木地山九野本線、県道 253 号寺泉舟場線である。工事用車両 の運行ルートとなる道路の日交通量は、表 5.2.3 に示すとおりであり、工事最盛期では 1.02~1.10 倍となる。

工事用車両の運行に伴う粉じん等の発生については、工事用車両の運行ルートとなる道路の日交 通量が工事最盛期では 1.02~1.10 倍であり、粉じん等の発生量の増加量についても軽微であること から、生活環境を保全し、周辺住民の健康を保護する上で著しい影響を及ぼさないものと考えられ る。

工事用車両の運行に伴う騒音・振動の発生については、交通量増加に伴う騒音・振動の増加量の 試算値は、等価騒音レベルが 0.3~1.0 デシベル、振動レベルの 80%レンジ上端値が 0.3~0.9 デシ ベルであり、増加量が軽微であることから、生活環境を保全し、周辺住民の健康を保護する上で著 しい影響を及ぼさないものと考えられる。

以上より、工事用車両の運行に伴う粉じん等、騒音・振動の発生については、工事最盛期の粉じ ん等、騒音・振動が現況と概ね同程度であることから、周辺環境に著しい影響を及ぼさないものと 考えられ、本事業に伴う環境影響を事業者の実行可能な範囲内でできる限り低減しているものと評 価する。

表 5.2.3 工事用車両の運行ルートとなる道路の日交通量

工事用車両の 運行ルート

日交通量(台/日) 騒音・振動の

増加量の試算値

(デシベル)

現 況 工事最盛期

小型車 大型車 計 小型車 大型車 計 騒 音 レベル

振 動 レベル 県道 11 号

長井白鷹線 2,062 331 2,393 2,062 431 2,493 0.5 0.4 県道 252 号

木地山九野本線 875 175 1,050 875 275 1,150 1.0 0.9 県道 253 号

寺泉舟場線 5,072 328 5,400 5,072 428 5,500 0.3 0.3 (注) 1. 現況の日交通量は、平成 22 年度道路交通センサスに基づく値である。

2. 工事最盛期の日交通量は、各道路で大型車 100 台増加することとして設定した。

3. 騒音レベルの増加量の試算値は、ASJ RTN-Model 2013 を参考とし、小型車換算交通量(大型車1台が小型 車 4.5 台に相当)に基づいて1日の等価騒音レベルの増加量を算出した値を示す。

4. 振動レベルの増加量の試算値は、「道路環境影響評価の技術手法(平成 24 年度版)」に示されている予測 手法を参考とし、小型車換算交通量(大型車1台が小型車 13 台に相当)に基づいて1日の振動レベルの 80%

レンジ上端値の増加量を算出した値を示す。

(3) 工事排水及び工事裸地からの降雨時濁水

工事排水及び工事裸地からの降雨時濁水については、掘削等の施工に伴う工事排水、工事裸地か らの雨水排水により、公共用水域の水質への影響のおそれが想定されることから、環境影響の予測・

評価を行うこととした。

工事排水及び工事裸地からの降雨時濁水については、発生土の速やかな搬出、搬入土砂の速やか な転圧、仮置き土砂へのシート張りを適切に講じることにより、降雨時に土砂が公共用水域に流出 することを防止する措置を講じる計画であることから、公共用水域における水の濁りの影響は小さ いものと考えられる。また、掘削に伴って地下水が発生した場合は、沈砂槽を設置し、沈砂槽にお いて浮遊物質を沈殿させ、浮遊物質の濃度を一定値まで低下させた後、処理水を公共用水域に排出 する計画であることから、公共用水域における水の濁りの影響は小さいものと考えられる。工事排 水及び工事裸地からの降雨時濁水に係る環境保全措置の実施内容は、表 5.2.4 に示すとおりである。

以上より、工事排水及び工事裸地からの降雨時濁水については、発生土の速やかな搬出、搬入土 砂の速やかな転圧、仮置き土砂へのシート張り、沈砂槽の設置を必要に応じて実施することから、

周辺環境に著しい影響を及ぼさないものと考えられ、本事業に伴う環境影響を事業者の実行可能な 範囲内でできる限り低減しているものと評価する。

表 5.2.4 工事排水及び工事裸地からの降雨時濁水に係る環境保全措置の実施内容

環境保全措置 実 施 内 容

発生土の速やかな搬出 表土すきとり、掘削により発生した土砂を速やかに搬出する計 画である。

搬入土砂の速やかな転圧 搬入した土砂を速やかにバックホウ及び振動ローラで転圧す る計画である。

仮置き土砂へのシート張り 仮置きした土砂にシート張りを行う計画である。

沈砂槽の設置

掘削に伴って発生した地下水について、沈砂槽を設置し、沈砂 槽において浮遊物質を沈殿させ、浮遊物質の濃度を一定値まで 低下させた後、処理水を公共用水域に排出する計画である。

(4) 建設発生土及び廃棄物の発生

建設発生土及び廃棄物の発生については、掘削等または既存の工作物の除去に伴って、建設発生 土及び廃棄物が発生することが想定されることから、環境影響の予測・評価を行うこととした。

建設発生土及び廃棄物の発生については、建設廃棄物の分別・再資源化の徹底、建設発生土の再 利用の徹底を図り、廃棄物の最終処分量の削減、事業外への土砂の搬出量を抑制に努める。具体的 には、コンクリート塊については、現場内で極力砕き、埋戻し材等として事業内での再利用に努め る。事業内での再利用が困難な場合は、産業廃棄物処分業の許可を持つ中間処理施設(再資源化施 設)へ搬出し、再資源化を図る。アスファルト・コンクリート塊については、産業廃棄物処分業の 許可を持つ中間処理施設等のうち再生加熱アスファルト混合物の生産施設または生産施設へ処理委 託を行っている施設へ搬出し、再資源化を図る。建設発生土については、盛土材等として事業内で の再利用に努める。

以上より、建設発生土及び廃棄物の発生については、建設廃棄物の分別・再資源化の徹底、建設 発生土の再利用の徹底を必要に応じて実施することから、周辺環境に著しい影響を及ぼさないもの と考えられ、本事業に伴う環境影響を事業者の実行可能な範囲内でできる限り低減しているものと 評価する。

表 5.2.5 建設発生土及び廃棄物に係る環境保全措置の実施内容

環境保全措置 実 施 内 容

建設廃棄物の分別・再資源化の 徹底

建設廃棄物について、場内で細かく分別し、再資源化の徹底を 図ることで、最終処分量を削減する計画である。

建設発生土の再利用の徹底 建設発生土について、事業内での再利用に努めることで、事業 外への土砂の搬出量を抑制する計画である。

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