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第 3 章 施設整備の方針

3. 環境保全計画

(1) 環境保全計画についての基本方針

廃棄物処理施設は、公害関係法令(大気汚染防止法、水質汚濁防止 法、騒音 規制法 、振 動 規 制 法及び悪臭 防 止法など)並びに関係 条例に おいて、環境に対する規制値が定められています。

ここで、環境保全計画について基本方針を整理します。

環境保全計画についての基本方針 以 下 の各 項 目 について、

○最 新 の設 備 等 を導 入 することで、周 辺 環 境 の保 全 に 努 めます。

○設 備 等 の導 入 にあたっては、必 要 に応 じて、法 定 規 制 値 よりも厳 し い自 主 基 準 値 を設 けます。

① 排ガス(大気質)

・各項目について、適切な除去装置を選定します。

・安定的な運転を行い、大気環境への影響を少なくします。

・排出するガスは常時監視を行うとともに、定期的な検査・点検を実施 して、適正な管理に努めます。

・施設内だけではなく、施設外の動線を確保することで渋滞を緩和し、

搬入車輌に由来する排ガスの低減に努めます。

② 排水

・雨水や施設において発生する排水は、適切に処理します。

環境保全計画についての基本方針(続き)

③ 騒音

・機器類は基本的に屋内へ設置し、騒音の防止に努めます。

・屋外に設置せざるを得ない機器類については、必要に応じて周辺の 壁に吸音材を取り付ける等の対策を取り、騒音の減少に努めます。

④ 振動

・振 動 が発 生 すると予 想 される機 器 類 については防 振 対 策 を講 じま す。

⑤ 悪臭

・ごみピットを常 に負 圧 に保 つことで、外 部 への臭 気 漏 洩 を防 止 しま す。

・ごみピットには投入扉を設置し、ごみ投入時以外は扉を閉じることで、

臭気の流出を防止します。

(2) 自主基準値の設定

新施設においては、関係法令や条例を遵守するとともに、最新技術の 動向等を踏まえて更に厳しい基準値の設定を検討していきます。

なお、自主基準値の設定については、生活環境影響調査の実施を行 い、現状を把握してから、自主基準値を設定していきます。

表 3-3-3-1 関 係 法 令 等 に 基 づ く 規 制 値 ( 排 ガ ス )

項目 適応される

関係法令や条例 ばいじん 0.04 g/m3N 以下 大気汚染防止法

硫黄酸化物(SOx) K値 17.5 大気汚染防止法

窒素酸化物(NOx) 180 ppm 以下

大気汚染防止法 埼玉県生活環境保全条例

(連続炉)

塩化水素(HCl) 200 mg/m3N 以下

大気汚染防止法 埼玉県生活環境保全条例

(処理能力 500kg/h以上)

ダイオキシン 0.1 ng-TEQ/m3N 以下 ダイオキシン類対策 特別措置法 関係法令や条例による

規制値

表 3-3-3-2 関 係 法 令 等 に 基 づ く 規 制 値 ( 排 水 、 健 康 項 目 )

項目 適応される

関係法令や条例

カドミウム及びその化合物 0.03 mg/L 以下 水質汚濁防止法

シアン化合物 1 mg/L 以下 水質汚濁防止法

有機燐化合物

(パラチオン,メチルパラチオン,メチルジメトン及び EPNに限る)

1 mg/L 以下 水質汚濁防止法

鉛及びその化合物 0.1 mg/L 以下 水質汚濁防止法

六価クロム化合物 0.5 mg/L 以下 水質汚濁防止法

ひ素及びその化合物 0.1 mg/L 以下 水質汚濁防止法

水銀及びアルキル水銀その他の水銀化合物 0.005 mg/L 以下 水質汚濁防止法

アルキル水銀化合物 水質汚濁防止法

ポリ塩化ビフェニル 0.003 mg/L 以下 水質汚濁防止法

トリクロロエチレン 0.1 mg/L 以下 水質汚濁防止法

テトラクロロエチレン 0.1 mg/L 以下 水質汚濁防止法

ジクロロメタン 0.2 mg/L 以下 水質汚濁防止法

四塩化炭素 0.02 mg/L 以下 水質汚濁防止法

1,2-ジクロロエタン 0.04 mg/L 以下 水質汚濁防止法

1,1-ジクロロエチレン 1 mg/L 以下 水質汚濁防止法

シス-1,2-ジクロロエチレン 0.4 mg/L 以下 水質汚濁防止法

1,1,1-トリクロロエタン 3 mg/L 以下 水質汚濁防止法

1,1,2-トリクロロエタン 0.06 mg/L 以下 水質汚濁防止法

1,3-ジクロロプロペン 0.02 mg/L 以下 水質汚濁防止法

チウラム 0.06 mg/L 以下 水質汚濁防止法

シマジン 0.03 mg/L 以下 水質汚濁防止法

チオベンカルブ 0.2 mg/L 以下 水質汚濁防止法

ベンゼン 0.1 mg/L 以下 水質汚濁防止法

セレン及びその化合物 0.1 mg/L 以下 水質汚濁防止法

ほう素及びその化合物 10 mg/L 以下 水質汚濁防止法

ふっ素及びその化合物 8 mg/L 以下 水質汚濁防止法

アンモニア,アンモニウム化合物,亜硝酸化合物及

び硝酸化合物 100 mg/L 以下 水質汚濁防止法

1,4-ジオキサン 0.5 mg/L 以下 水質汚濁防止法

関係法令や条例による 規制値

検出されないこと

表 3-3-3-3 関 係 法 令 等 に 基 づ く 規 制 値 ( 排 水 、 環 境 項 目 )

項目 適応される

関係法令や条例

水素イオン濃度(pH) 水質汚濁防止法

生物化学的酸素要求量

(BOD) 25 mg/L 以下 水質汚濁防止法

埼玉県生活環境保全条例 160 mg/L 以下

浮遊物質量(SS) 60 mg/L 以下 水質汚濁防止法 埼玉県生活環境保全条例 ノルマルヘキサン抽出物質含有量

(鉱油類含有量) 5 mg/L 以下 水質汚濁防止法

ノルマルヘキサン抽出物質含有量

(動植物油脂類含有量) 30 mg/L 以下 水質汚濁防止法

フェノール類含有量 1 mg/L 以下 水質汚濁防止法

埼玉県生活環境保全条例

銅含有量 3 mg/L 以下 水質汚濁防止法

亜鉛含有量 2 mg/L 以下 水質汚濁防止法

溶解性鉄含有量 10 mg/L 以下 水質汚濁防止法

溶解性マンガン含有量 10 mg/L 以下 水質汚濁防止法

クロム含有量 2 mg/L 以下 水質汚濁防止法

大腸菌群数 3,000個/cm3 以下 水質汚濁防止法 120 mg/L 以下

16 mg/L 以下

化学的酸素要求量(COD) 水質汚濁防止法

水質汚濁防止法

水質汚濁防止法 窒素含有量

燐含有量

総量規制

総量規制 関係法令や条例による

規制値 5.8~8.6

総量規制

表 3-3-3-4 関 係 法 令 等 に 基 づ く 規 制 値 ( 騒 音 )

表 3-3-3-5 関 係 法 令 等 に 基 づ く 規 制 値 ( 振 動 ) 適応される 関係法令や条例 6:00 8:00 50 デシベル以下 騒音規制法

久喜市騒音規則

昼間 8:00 19:00 55 デシベル以下 騒音規制法

久喜市騒音規則

19:00 22:00 50 デシベル以下 騒音規制法

久喜市騒音規則

夜間 22:00 6:00 45 デシベル以下 騒音規制法

久喜市騒音規則 関係法令や条例による

項目 規制値

適応される 関係法令や条例

昼間 8:00 19:00 60 デシベル以下 振動規制法

久喜市振動規則

夜間 19:00 8:00 55 デシベル以下 振動規制法

久喜市振動規則

項目 関係法令や条例による

規制値

注)表中の「久喜市騒音規則」は、「 埼玉県生活環境保全条例による久喜市の区域に係 る騒音の規制基準等を定める規則 」を指す。

注)表中の「久喜市振動規則」は、「 埼玉県生活環境保全条例による久喜市の区域に係 る振動の規制基準等を定める規則 」を指す。

表 3-3-3-6 関 係 法 令 等 に 基 づ く 規 制 値 ( 悪 臭 )

項目 適応される

関係法令や条例

臭気指数 15 悪臭防止法

アンモニア 1ppm 悪臭防止法

メチルメルカプタン 0.002ppm 悪臭防止法

硫化水素 0.02ppm 悪臭防止法

硫化メチル 0.01ppm 悪臭防止法

二硫化メチル 0.009ppm 悪臭防止法

トリメチルアミン 0.005ppm 悪臭防止法

アセトアルデヒド 0.05ppm 悪臭防止法

プロピオンアルデヒド 0.05ppm 悪臭防止法

ノルマルブチルアルデヒド 0.009ppm 悪臭防止法

イソブチルアルデヒド 0.02ppm 悪臭防止法

ノルマルバレルアルデヒド 0.009ppm 悪臭防止法 イソバレルアルデヒド 0.003ppm 悪臭防止法

イソブタノール 0.9ppm 悪臭防止法

酢酸エチル 3ppm 悪臭防止法

メチルイソブチルケトン 1ppm 悪臭防止法

トルエン 10ppm 悪臭防止法

スチレン 0.4ppm 悪臭防止法

キシレン 1ppm 悪臭防止法

プロピオン酸 0.03ppm 悪臭防止法

ノルマル酪酸 0.001ppm 悪臭防止法

ノルマル吉草酸 0.0009ppm 悪臭防止法

イソ吉草酸 0.001ppm 悪臭防止法

関係法令や条例による 規制値