5. 曝露シナリオの設定と環境中濃度の推計
5.3. 環境中濃度の推計結果
5.3.
環境中濃度の推計結果(i) 紙のリサイクル段階における印刷インキの水域排出 化粧品の排出による河川濃度の推計結果を以下に示す。
図表
5.10
シナリオ(i)
におけるPCB
の水域濃度の推計結果項目 ケース1※ ケース2※ 備考
紙 の リ サ イ ク ル 段 階 に お け る 全 国 排 出 量
(g/year) 1211 1005 -
工業用水使用量が最大の工業地区における全
国に占める割合(製紙業界) 15.0% 15.0% - 当該工業地区における地域排出量
(g/year) 182 151 -
①当該工業地区の河川 A を 想定した場合
河 川 濃 度
(ng/L) 0.16 0.13 河川Aの低水流量(36.0 m3/s)を
使用。
海 域 濃 度
(ng/L) 0.023 0.019 長期低水流量の海域希釈率 7 を使
用。
②当該工業地区の河川 B を 想定した場合
河 川 濃 度
(ng/L) 0.40 0.33 河川B の低水流量(14.5m3/s)を
使用。
海 域 濃 度
(ng/L) 0.057 0.047 長期低水流量の海域希釈率 7 を使
用。
③-1 一級河川の長期平水 流量の下側 10%タイル値を 想定した場合(人健康影響評 価用)
河 川 濃 度
(ng/L) 1.3 1.1 一 級 河 川 の 長 期 平 水 流 量 の 下 側 10%タイル値(4.3m3/s)を使用。
海 域 濃 度
(ng/L) 0.13 0.11 海域希釈率10を使用。
③-2 一級河川の長期低水 流量の下側 10%タイル値を 想定した場合(生態影響評価 用)
河 川 濃 度
(ng/L) 2.3 1.9 一 級 河 川 の 長 期 低 水 流 量 の 下 側 10%タイル値(2.5m3/s)を使用。
海 域 濃 度
(ng/L) 0.23 0.19 海域希釈率10を使用。
※ケース1:PCBの分析結果がN.D.となっていた場合、検出下限値を用いて計算したケース ケース2:PCBの分析結果がN.D.となっていた場合、検出下限値の1/2を用いて計算したケース
5.曝露シナリオの設定と環境中濃度の推計 5.3環境中濃度の推計結果
(ii) 化粧品の家庭使用段階における水域排出
化粧品の排出による河川濃度の推計結果を以下に示す。
図表
5.11
シナリオ(ii)
におけるPCB
の水域濃度の推計結果項目 ケース1※ ケース2※ 備考
化粧品全国排出量(g/year) 460 459 - 国民一人当たり排出量原単位
(g/人/year) 3.60E-06 3.59E-06 日本人口 127,700千人を使用。
一人当たり排出量原単位
(mg/人/日) 9.87E-06 9.84E-06 -
家庭からの排水濃度(ng/L) 0.033 0.033 一人当たり水使用量300L/人/日を使用。
下水処理場への流入濃度
(ng/L) 0.033 0.033 家庭からの排水濃度と同じ。
下水処理場からの排水濃度
(ng/L) 0.033 0.033 下水処理による除去率は0とみなす。
河川濃度(ng/L) 0.0033 0.0033 河川希釈率10を使用
海域濃度(ng/L) 3.3E-04 3.3E-04 人健康影響評価用(海域希釈率10を使用)
4.7E-04 4.7E-04 生態影響評価用(海域希釈率10を使用)
※ケース1:PCBの分析結果がN.D.となっていた場合、検出下限値を用いて計算したケース ケース2:PCBの分析結果がN.D.となっていた場合、検出下限値の1/2を用いて計算したケース
(iii) 塗料の長期使用段階における大気排出
4.2
節に示した方法により、塗料の長期使用段階における大気排出に関する大気中濃度を 推計した結果を以下に示す。図表
5.12
シナリオ(iii)
におけるPCB
の大気中濃度の推計結果項目 ケース1※ ケース2※
塗料の長期使用段階における全国排出量(g/year)
117 104
全国の人口に対する関東地方の人口比(2012年)33.3
%33.3
% 関東地方の排出量(g/ year)39.0 34.8
関東地方における最大濃度(ng/m3) 9.8E-06 8.7E-06※ケース1:PCBの分析結果がN.D.となっていた場合、検出下限値を用いて計算したケース ケース2:PCBの分析結果がN.D.となっていた場合、検出下限値の1/2を用いて計算したケース
5.曝露シナリオの設定と環境中濃度の推計 5.3環境中濃度の推計結果
(iv) 染物工程における河川への染料の水域排出
4.2
節に示した方法により、染物工程に関する河川濃度を推計した結果を以下に示す。図表
5.13
シナリオ(iv)
におけるPCB
の水域濃度の推計結果項目 ケース1※ ケース2※ 備考
染物工程における全国排出量
(g/year) 68.4 67.2 -
繊維工業の製造品出荷額が最 大の都道府県における全国に 占める割合
10.9% 10.9% -
当該都道府県における地域排
出量(g/year) 7.5 7.3 -
河川濃度(ng/L)
0.055 0.054 人健康影響評価用(平水流量 4.3m3/s を
使用)
0.095 0.093 生態影響評価用(低水流量 2.5m3/s を使
用)
海域濃度(ng/L) 0.0055 0.0054 人健康影響評価用(海域希釈率10を使用)
0.0095 0.0093 生態影響評価用(海域希釈率10を使用)
※ケース1:PCBの分析結果がN.D.となっていた場合、検出下限値を用いて計算したケース ケース2:PCBの分析結果がN.D.となっていた場合、検出下限値の1/2を用いて計算したケース
6.リスク判定の実施