• 検索結果がありません。

環境を守り育てる人材の育成と協働活動の推進 第1節 環境学習の推進

ドキュメント内 25年版環境報告書.indd (ページ 57-61)

環境副読本

2 多様で身近な環境学習機会の提供、支援  ⑴ 「愛鳥週間用ポスターコンクール」の開催     作品の製作過程を通じて、野生鳥類について

の保護思想を高め、自然環境の保全等に関する 意識啓発を図ることを目的に、県内の小学校及 び中学校の児童生徒を対象に愛鳥週間用ポス ターコンクールを開催しました。募集した作品 は、愛鳥思想の普及啓発に関するポスターで、

平成24年度の応募総数は、178点でした。

 ⑵ 環境美化活動

    県は、昭和59年に「クリーンいわて運動推進 要綱」を定め、環境美化活動の実践により、ご みの散乱を防止し住環境の清潔を保持するとと もに、廃棄物の発生を抑制し、3Rを推進する ため、「クリーンいわて運動」を実施していま す。

    平成24年度は、6月のごみ減量・リサイクル 推進週間を中心に各市町村において「クリーン いわて行動の日」を定め、環境美化活動を実施 しました。また、地域の環境美化に多大な功績 があった個人及び団体に対し、環境大臣表彰 (1団体)及び知事表彰(3個人)が行われました。

 ⑶ 環境アドバイザーの派遣

    県民の身近な環境学習を支援するため、県内 の各地域で開催される環境問題の研修会等に、

環境アドバイザーとして知事が委嘱した有識者 を派遣する環境アドバイザーの派遣業務を平成 3年度から行っています。

  

表6‑1‑1  環境アドバイザーの派遣件数及び受講者数 及び受講者数

 ⑷ 出張環境学習会の開催

    環境学習広報車(愛称「エコカーゴ」)を活 用した出張環境学習会を40回実施し、地域にお ける環境学習を支援しています。

地球規模での環境問題が顕在化している現状を踏ま え、児童生徒が環境問題に関する正しい理解を深 め、環境保全に参加する態度及び問題解決の能力を 身に付け、責任をもって環境を守るための行動がで きるように指導する。

 1 全体計画の作成

  ○ 適切な年間指導計画の作成   ○ 全ての教職員の共通理解   ○ 学校と家庭と地域社会との連携  2 各教科等の特性を生かした指導   ○ 体験的な学習の取り入れ

  ○ 児童生徒の発達段階に応じた指導   ○ 地域の実態を考慮した取組   ○ 副読本の活用(第5学年)

環境を守り育てる人材の育成と協働活動の推進

平成24年度 環境アドバイザー

派遣件数 119回

受講者数 4,552人

 ⑸ スターウォッチング・ネットワーク    (星空継続観察)

    大気の果たしている重要な役割や地球環境の 保全の必要性について、広く県民の関心を深め るための、身近な観察活動として、市町村や天 文観察を行っているクラブ等の参加、協力を得 て「スターウォッチング・ネットワーク(星空 継続観察)」を行っています。

    観察は、夏期と冬期に行われ、平成24年度は 延べ16団体、158名の参加により行われました。

 ⑹ 水生生物による水質調査

    調査は、川底に住み、肉眼で見ることが出来 る大きさの様々な生き物(カゲロウやサワガニ など)の生息状況を調べ、その結果から川の水 質を把握するものです。

    この調査は、手軽に、しかも誰でも参加でき ることから小学生、中学生から大人まで広く水 質保全意識の啓発のための学習教材として極め て有効と考えられます。

    平成24年度の調査状況は次表のとおりで、調 査の結果、水質階級I「きれいな水」と判定さ れた地点が89.2%と最も多く(平成24年度全国 平均59%)、水質階級Ⅳ「大変きたない水」が 0.4%という結果でした。

   

表6‑1‑2 平成24年度水生生物調査状況

表6‑1‑3 調査結果による水質階級の状況

水生生物調査の様子  ⑺ こどもエコクラブ

    「こどもエコクラブ」は、次代を担う子ども

続的に環境学習や環境保全活動に取り組み、将 来にわたる環境の保全への高い意識を醸成する ことを支援するため、環境省が平成7年度から 開始した事業です。

    登録状況は図6‑1のとおりで、各クラブで は、水生生物による水質調査、自然観察などの 活動が行われています。

    環境学習交流センターを県事務局として、各 種の情報提供を行ったほか、県内のエコクラブ の交流会を2回(川での水生生物調査等、雪遊 び自然体験等)開催しました。

図6‑1 こどもエコクラブの登録・会員数推移

 ⑻  いわて環境学習応援隊による企業等の環境学 習取組促進支援

    平成21年度より始めた「いわて環境学習応援 隊」により、企業等の環境学習を促進するとと もに地域や学校の環境学習機会を提供していま す。

    平成24年度の「いわて環境学習応援隊企業」

の登録数は32であり、過去4年間の環境学習の 支援状況は表6‑1‑4,5のとおりです。

表6‑1‑4 環境学習会への講師派遣回数・受講人数

表6‑1‑5  事業所等における見学受入・プログラム の提供回数・人数

環境を守り育てる人材の育成と協働活動の推進

区分 岩手県主唱 国土交通省主唱 合計

団 体 数 182 8 190

延べ参加数 5,376 131 5,507

河 川 数 127 4 128

延べ地点数 223 8 231

※河川数は重複して計算されているものがあります。

水 質 階 級 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ 判定できず 計 判定地点数 206 22 2 1 0 231

% 89.2 9.5 0.9 0.4 0.0 100

  H21 H22 H23 H24

派遣回数 19 21 25 27

受講人数 488 1027 917 974

  H21 H22 H23 H24

提供回数 9 102 119 207

受講人数 11,891 16,777 17,290 17,188

第2節 環境に配慮した行動・協働の推進

1 環境に配慮した行動の促進

   今日の環境問題の解決には、県民、事業者、行 政が相互に連携し、県民一人ひとりが各々の役割 を認識し、自主的かつ積極的に環境に配慮した行 動を実践することが求められています。

   このため県では、平成18年4月1日に「いわて 県民情報交流センター(アイーナ)」に県内の環 境活動拠点施設として「環境学習交流センター」

を設置しました。

   センターでは、①環境情報の収集提供、②環境 学習の支援、③環境保全活動の支援を行い、県 民やNPO等との連携・協働により、環境パート ナーシップの構築を促進しています。

   平成24年度は、地域における環境アドバイザー 派遣回数の充実や、出張環境学習会など地域にお ける環境学習の支援を実施し、県民の環境に対す る意識の醸成を図りました。

表6‑2‑1 環境学習交流センター利用者数

環境学習交流センターでの訪問学習の様子 2 県民参加の森林づくり促進

   全ての県民が享受する本県の豊かな森林環境を 次の世代に良好な状態で引き継いでいくため、県 民みんなで支える仕組みとして、平成18年度から

「いわての森林づくり県民税」を導入し、この税 を財源として、以下の取組を通じ、「いわての森 林づくり」を進めています。

 ⑴  人工林等を針葉樹と広葉樹が入り混じって生 育する森林に誘導するための森林整備により、

森林が持つ水源かん養や県土の保全、地球温暖 化防止等の多様な公益的機能の維持増進を図っ ています。平成24年度は1,650haの森林を確保 し整備しました。

 ⑵  地域の主体的な森づくり活動を公募・支援す ることにより、県民の森林に対する理解と参画 を促進しています。平成24年度は25団体の活動 を支援しました。

3 流域の連携による環境保全活動の推進

   「岩手県ふるさとの森と川と海の保全及び創造 に関する条例(H15制定)」に基づき、振興局単 位で設置されている流域協議会(17協議会)が主 体となって流域基本計画の策定に取り組み、県内 の全ての流域において計画を策定するとともに、

住民参加による様々な環境保全活動を実施してい ます。

表6‑2‑2 流域基本計画の策定状況

4 環境情報の提供

   環境学習交流センターでは、現地取材などを通 して環境に関する様々な情報を収集し、館内での 展示、メールマガジン、ホームページ及び情報誌 などを活用し、わかりやすい環境の情報提供、情 報発信を行っています。

   また、図書、資料等の閲覧と貸出しを行うとと もに、環境に関する各種相談に対応しています。

   さらに、県ではホームページを通じて、環境に 関する情報提供、情報発信を行うとともに、環境 保健研究センターと県内振興局等の保健福祉環境 部に環境情報センターを設置し、図書、資料等の 閲覧と貸出し等を行っています。

環境を守り育てる人材の育成と協働活動の推進

平成21年度利用者数 37,440人 平成22年度利用者数 37,619人 平成23年度利用者数 40,342人 平成24年度利用者数 45,272人

   (整備前)        (整備後)

年度 策定計画

H16 花巻(豊沢川)、北上(和賀川)、宮古(閉伊川・小 本川)、久慈(久慈川)

H17

奥 州 ( 北 上 川 、 胆 沢 川 ) 、 花 巻 ( 葛 丸 川 ) 、 遠 野

(猿ヶ石川)、一関(磐井川、金流川、太田川、砂 鉄川、千厩川、黄海川、大川・津谷川、釜石(大槌 川・小槌川・鵜住居川・水海川・小川川・甲子川・

片岸川・熊野川)、久慈(洋野町流域)、二戸(馬淵 川・新井田川)

H18 盛岡(北上川上流、米代川・馬淵川上流)、花巻

(稗貫川、猿ヶ石川)、大船渡(三陸町流域、盛 川、気仙川)、久慈(野田村・普代村流域)

      321河川、計25計画

第3節 県境を越えた連携、国際的取組の推進

環境学習交流センター館内 5 環境広報活動

   1972年6月5日、ストックホルムで開催された 国連人間環境会議における日本の提唱により、毎

年6月5日を「世界環境デー」と定め、世界各国 で様々な環境に関する行事が行われています。

   平成24年度の環境月間(6月)行事として県内 では、テレビやゲームを消して、読書・読み聞か せなどにより環境のことを考えてもらう運動を北 海道、秋田県、青森県とともに実施した4道県共 同行動、地球温暖化に関する講演、夏季の節電の 実施、ごみ拾い等の清掃活動の実施及び環境に関 する図書展示・ミニイベントなどが行われまし た。

   また毎年度、県内の環境の現状や課題、その解 決に向けた施策をとりまとめた環境報告書を出版 するとともに、岩手県HPでも県の環境施策を公 表しています。

1 北海道・北東北地域の連携

   平成20年8月に開催された第12回北海道・北東 北知事サミットの合意事項に基づき、「北海道・

北東北地球温暖化対策推進本部(以下、推進本部 とする)」が同10月に発足しました。

   推進本部では、所掌事項として、四道県が連 携・協力して推進する地球温暖化対策の調査検討 及び普及啓発活動に関すること及び地球温暖化に 関する相互の情報交換及び地球温暖化対策におい て共同して行う必要がある取組に関することを採 りあげて推進しています。

   平成24年度は、四道県が連携した北海道・北東 北を一つのエリアとする普及啓発事業の展開(北 海道)、森林の二酸化炭素吸収量の経済的価値の 検討(青森県)、環境教育の充実(岩手県)、カー ボン・オフセットの活用方法等の検討(秋田県)

について取り組みました。※( )は幹事県を指す。

2 東アジアへの環境分析技術支援について  ⑴ 目的

    岩手県が世界に先駆けて開発した「有機フッ 素化合物の分析技術」を供与・指導することに より、地域における環境汚染物質の環境負荷低 減対策を促進し、併せて、「世界の工場・新た な成長市場」として脚光を浴びている東アジア 諸国への県産品の市場浸透、観光客の誘致、文 化・学術の交流等の促進を図ることとしている 本県の海外戦略の一翼も担おうとするもので す。

 ⑵ これまでの成果・効果等

    平成13年度から環境省の委託研究事業を受け て環境水中の分析法開発を行うとともに、岩手 大学、京都大学、中国医科大学との共同研究で 有機フッ素化合物の分析法開発等を実施し大き

    また、平成19年9月に米国環境保護庁(EP A)の共同研究参加を受け、有機フッ素化合物 研究の促進を図り得られた知見及び情報を世界 各国に発信しました。

 ⑶ 平成24年度の事業概要

    これまでの共同研究等の成果を活用し、東ア ジア諸国における環境保全対策の技術支援を実 施しました。

  ① 国際環境シンポジウムの開催

     研究開発事業が10年を経過し、これまでの 研究成果の取りまとめを行うとともに、今後 の有機フッ素化合物汚染とその危険性につい ての現状認識と将来展望などについて広く議 論するため、7月23日に本県が主催して国際 環境シンポジウムを開催し、本県の分析技術 の成果を発表しました。

  ② 韓国に対する技術支援

     7月に韓国国立釜慶大学(釜山広域市)、

3月に韓国国立全南大学(麗水市)とそれぞ れ、新たに向こう3年間の共同研究について 覚書を締結・調印しました。

     12月には、釜慶大学にて有機フッ素化合物 の分析に関する指導を行いました。2月に は、東京で開催された日韓政府間会議(日韓 共同研究ワークショップ)に日韓共同研究成 果として、岩手県からメダカによる国内有機 フッ素化合物の調査結果を発表しました。

  ③ 中国に対する技術支援

     有機フッ素化合物の環境水等の汚染状況を 把握するため、環境モニタリング技術指導及 び中国に整備された分析機器を用いた分析技 術指導を実施しました。3月には訪中し現地 で分析指導を行いました。 

環境を守り育てる人材の育成と協働活動の推進

ドキュメント内 25年版環境報告書.indd (ページ 57-61)