Ⅳ 環境の保全及び創造に関して講じた施策
1 瀬戸市環境基本計画の推進 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−43 2「澄んだ空気のおいしいまち」を目指して −−−−−−−−−−−−−−−46 3「清らかで豊かな水のあるまち」を目指して −−−−−−−−−−−−−−48 4「生活の中で自然の音が聞こえるまち」を目指して −−−−−−−−−−−49 5「ゴミを出さないまち」を目指して −−−−−−−−−−−−−−−−−−50 6「豊かな自然と人が調和したまち」を目指して −−−−−−−−−−−−−55 7「自然の恵みを無駄なく活かすまち」を目指して −−−−−−−−−−−−56 8「笑顔があふれ、ゆとりのあるまち」を目指して −−−−−−−−−−−−59 9「安全で住みやすいまち」を目指して −−−−−−−−−−−−−−−−−61 10「『せと』の文化の薫るまち」を目指して −−−−−−−−−−−−−−63 11「地球に負担を与えないまち」を目指して −−−−−−−−−−−−−−−65 12「市民・事業者とのパートナーシップの形成」を目指して −−−−−−−−66
Ⅳ 環境の保全及び創造に関して講じた施策 1 瀬戸市環境基本計画の推進
(1)環境基本計画の概要
本市は、都市としての機能の充実を図りつつ、市民が健康で安全かつ快適に暮らすこ とができ、環境への負荷の少ないまちづくりを行っていくために、平成9年から3ヵ年 にわたる検討を経て、平成 12 年 3 月に瀬戸市環境基本計画を策定しました。このため 本計画に基づき、将来にわたって良好な環境を持続していくため、地球環境、自然環境 の保全、資源が循環する社会づくりを目指すとともに、積極的によりよい環境を培って いく『環境創造都市』の実現に向けた取り組みを進めていきます。
1)計画の趣旨、位置付け及び期間
環境基本計画は、市の施策を環境の面から横断的に捉えた総合的な計画で、市の環境 に対する取り組みの基本的な方向を示すものです。具体的には、『環境創造都市』の実 現に向けて、総合的・長期的な視点に立った市の環境の保全及び創造についての基本的 な目標や施策、行政・事業者・市民の各主体別、地域別の環境配慮指針を示しています。
『環境創造都市』の実現にむけた環境施策の体系は図Ⅳ−1のとおりです。
環境基本計画は、2010 年(平成 22 年)を目標とし、その実現に向け 2005 年(平成 17年)を目途として、実施すべき当面の施策を示しています。
2)計画の視点及び対象とする環境の範囲
環境基本計画は、良好な環境の将来世代への継承や循環型社会の形成などの4つを基 本的な視点として策定しており、計画で対象としている環境の範囲は、「自然環境」、
「生活環境」、「都市・快適環境」とそれを支える「広域・地球環境」としています。
なお、それぞれの環境は独立したものではなく、互いに関連しあっているものです。
計画の視点
環境の範囲
広域・地球環境 良好な環境を将来の世代へ引き継ぐ。環境への負荷の少ない循環型のまちを目指す。 自然環境 瀬戸の特性を尊重し、共生する。
広域的・地球的規模で考える。
生活環境 都市・快適空間
目指すべき環境像 施策の基本方針 基本的施策
(1)地球環境に負担を
与えないまち
◇省エネルギー対策、緑化などによる地球温暖化の 防止
◇フロンガス排出抑制対策によるオゾン層の保護
◇熱帯林の保護をはじめとした各種地球環境問題 への対応
◇広域的・地球的環境保全への協力の推 進
◇行政・事業者・市民が一体となった地 球環境保全行動の推進
○地球温暖化の防止
○オゾン層の保護
○熱帯林の保護
○各種地球環境問題への対応
○広域的・地球的環境保全への協力
○地球環境保全行動の推進
(2)豊かな自然と人が 調和したまち
◇自然に関する調査の推進、すぐれた自然・景観の 保全
◇地域に固有の多様な生物やその生息・生育環境の 保全
◇森林の保全・整備と適切な活用
◇「(仮称)ふれあいの森」など市民が自 然とふれあえる場の確保
◇市民と自然とのふれあいの増進
○すぐれた自然・自然景観の保全
○生物多様性の確保・生態系の保全
○森林の保全・整備と適切な活用
○自然とのふれあい空間の確保
○日常生活における自然とのふれあい増進
(3)ゴミを出さない まち
◇リサイクルの推進などによる家庭ゴミ排出量の 削減
◇産業廃棄物のリサイクルのための仕組みづくり 及び適正処理の推進
◇廃棄物の不法投棄の防止
◇ゼロエミッションの実現に向けた取 り組みの促進
◇市民のポイ捨て防止意識の向上など 環境美化の推進
○一般廃棄物の減量化・資源化の推進
○産業廃棄物の減量化・資源化と適正処理の推進
○資源循環システム構築の促進
○環境美化の推進
(4)生活の中に自然の 音が聞こえるまち
◇騒音、振動に関する環境基準、規制基準の維持・
達成
◇不快な音や振動の少ないまちづくり
○固定発生源対策の推進
○交通公害対策の推進
○土地利用の適正化
(5)清らかで豊かな 水のあるまち
◇生活排水・工場排水の適正処理
◇化学肥料や農薬の使用量の削減と使用の適正化 による良好な土壌環境の維持・改善
◇地下水かん養などによる地下水の保 全
○水質の保全
○土壌・地下水汚染の防止
○地下水の保全
(6)澄んだ空気の おいしいまち
◇汚染物質の飛散防止対策の推進と観測体制の充 実
◇交通公害への取り組み
◇悪臭発生の防止
◇光害の防止
◇計画的な土地利用の推進
○固定発生源対策の推進
○交通公害対策の推進
○大気環境の監視の充実
○悪臭の防止
○光害の防止
○土地利用の適正化
○健康被害対策の推進
(7)自然の恵みを
無駄なく活かすまち
◇省資源・省エネルギー対策の推進
◇自然エネルギーや未利用エネルギーの有効利用 の推進
◇珪砂や陶土などの資源の有効活用の 推進
○省資源・省エネルギー対策の推進
○自然エネルギー・未利用エネルギーの利用の推進
○窯業資源の計画的活用の推進
(8)笑顔があふれ、
ゆとりのある まち
◇誰でも憩える公園や水辺づくり
◇都市緑化の推進
◇水辺とのふれあいの確保
◇日照の確保や電波障害の防止など良 好な居住環境の形成
○身近に憩える公園の整備
○都市緑化の推進
○水辺とのふれあいの確保
○良好な居住環境の確保
(9)安全で住みやすい まち
◇誰もが安心して利用できる施設や歩道の整備
◇安全でおいしい水の安定的な供給
◇人体への影響が懸念される化学物質 の発生抑制及び適正使用や管理
◇自然災害からの安全性の確保
○人にやさしい交通基盤などの確保
○安全な飲料水の供給・維持
○環境リスクの低減
○災害に対応したまちづくり
(10)『せと』の文化の 薫るまち
◇やきもの文化の薫りが感じられるまちづくり
◇歴史的・文化的遺産の保護と次世代への継承
◇『せと』の特性を活かした新しい文化 の創造
○やきものを活かしたまちづくり
○歴史的・文化的環境の保護と継承
○新しい文化の創造
﹃環境創造都市﹄の実現に向けて
◇市民・事業者との相互理解と協働による環境保全 ◇市民・事業者の自主的な環境保全・創
リーディング・プロジェクト
都市・快適環境 都市・快適環境 都市・快適環境 都市・快適環境
生活環境 生活環境 広域・地球環境
自然環境
生活環境
生活環境
(2)計画の進行管理
環境基本計画が掲げる環境像を実現するためには、計画に示された施策や目標がどう 実施され、達成されているかなど、計画の進ちょく状況の点検を行い、適切な進行管理 を行っていくことが重要です。このため、以下のような取り組みを進めています。
1)環境基本条例
本市では、環境基本計画の理念や施策の方向を 示すとともに、計画の位置付けをより明確にする ために、平成 13年 3月に瀬戸市環境基本条例を制 定しました。
環境基本条例は、環境に関する基本的な内容を 規定する条例で、審議会の設置や環境基本計画の 策定など具体的な規定も含まれますが、大部分は
環境の保全と創造に関する基本的な考え方や施策の方向性を示す規定となっています。
市は、本条例の基本的な考え方に基づいて、環境に関連する条例の制定などの制度づく りや予算措置など、個別の施策を講じています。
2)各組織による進行管理
実効性のある計画の推進・進行管理のためには、庁内関係部局が一体となった取り組 みを行うとともに、行政・事業者・市民の各主体が情報交流を図りつつ、緊密に連携・
協力していくことのできる体制の整備が必要です。このため、庁内外に組織を設置し、
計画の進ちょく状況の点検や施策などの進行管理を行っていきます。
3)年次報告書の作成
環境基本条例第9 条には、環境の状況並びに市が講じた環境の保全及び創造に関する 施策の実施状況などを明らかにするため、市長が年次報告書を作成し、公表することを 義務づけています。このため年次報告書は、毎年1回作成し、公表しています。
年次報告書の作成は、具体的には関係部署において、施策の実施状況や取り組みの状 況把握、当面の実施目標や取り組みの見直しなどを行い、これに基づいて作成していま す。したがって、市の施策を環境面から横断的に計画(Plan)や実施状況(Do)の点検・評
価(Check)と定期的な見直し・改善(Action)を行っているため、実質的には年度ごとにP
DCAサイクルの取り組みを行っており、大変重要な役割を果たしています。
2 「澄んだ空気のおいしいまち」を目指して (1)固定発生源の対策
市内には、大気汚染防止法に基づくばい煙発生施設が 75 事業所(132 施設、平成 16 年度末現在)あり、愛知県尾張事務所環境保全課と連携して立ち入り調査を実施し指導 しています。また、近年、焼却施設から排出されるダイオキシン類による環境汚染に対