優れた分散性能により、一般強度から水結合材比40%以下の高強度・高流 動コンクリートまでの様々なニーズにあったコンクリートの製造を可能にします。
スランプロスを大幅に低減し、良好なワーカビリティ―を保持します。
ブリーディングによる材料分離の低減や水密性の向上など様々な耐久性を改 善します。
区分 主成分 外 観 塩化物イオン量
(%)
アルカリ量 (%)
密度 (g/cm3) 高性能AE減水
剤標準形(Ⅰ種) ポリカルボン酸系化合物 黒褐色液体 0.01 1.2 1.02~1.10
減水性が大きい
スランプロスが小さい
コンクリート性状が良好
高強度コンクリート・高流動コンクリートは幅広く使用され、
それに伴いコンクリートに対する要求性能が多様化しています。
フローリックSF500H、SF500HRは、低水結合材
比の高強度・高流動コンクリートに対して、フレッシュコンク
リートの性状改善、添加率増大の抑制、練混ぜ時間の短縮等に
効果的な性能を発揮するJIS A 6204(コンクリート用
化学混和剤)に適合する高性能AE減水剤です。
特 長
強力な分散性能により、各種セメントを使用した水結合材比35%以下の高強 度・高流動コンクリートの添加率増大を抑制します。
フレッシュコンクリートの粘性を低減し、コンクリート施工を容易にします。
従来の高性能AE減水剤に比べ、低水結合材比のコンクリートにおいて、練り 混ぜ時間を短縮し、効率的なコンクリート製造が可能です。
区分 主成分 外 観 塩化物イオン量
(%)
アルカリ量 (%)
密度 (g/cm3) 高性能AE減水
剤標準形(Ⅰ種) ポリカルボン酸系化合物 淡褐色液体 0.02 0.7 1.02~1.10
優れた経時安定性により、ワーカビリティーを保持します。
近年、鉄筋コンクリート建築物の超高層化、居住性の向上を 目指した構造設計等によって、高強度・超高強度コンクリート の需要が増加しています。
フローリックSF500Uは強力な分散性能により、従来の 高性能AE減水剤では製造が困難であった水結合材比が20%
程度以下の場所打ち超高強度コンクリートの製造を可能としま
す。また、フローリックSF500Uを用いて製造したコンク
リート性状は、低粘性で流動性に優れ、極めて良好な施工性が
得られます。
特 長
強力な分散性能により、水結合材比20%程度以下のコンクリート製造を容易 にし、低粘性かつ流動性の優れたコンクリートが得られます。
コンクリートの練混ぜ時間を短縮し、効率的なコンクリート製造が可能です。
区分 主成分 外 観 塩化物イオン量
(%)
アルカリ量 (%)
密度 (g/cm3) 高性能減水剤
(Ⅰ種) ポリカルボン酸系化合物 淡褐色液体 0.02 1.2 1.03~1.11
優れた経時安定性により、ワーカビリティーを保持します。
高性能AE減水剤(高性能減水剤)
一般 ◎
高流動 ◎ ◎ ○
高強度 ○ ◎ ◎
超高
強度 ○ ◎
フローリックSF500FおよびフローリックSF500FR は、JIS A 6204(コンクリート用化学混和剤)に適合 する、特殊増粘剤一液タイプの高性能AE減水剤です。高流動 コンクリートを製造するには一般的に多くのセメント(粉体)
量を必要としますが、比較的少ない量の一般的なコンクリート においても適用可能で、良好な自己充填性を有する高流動コン クリートを実現します。
セメント量を抑えることで環境に優しく、施工性の改善、締
固め作業の低減、作業人員の削減などが期待でき、コストの削
減、工期の短縮が図れます。
高流動コンクリート評価方法
流動障害 B室 A室
200 220 240 260 280 300 320 340
50 55 60 65 70
U 形 充 て ん 高 さ ( mm )
スランプフロー(cm)
SF500S SF500F
高流動コンクリート充填性評価
フローリックSF500FPは、JIS A 6204(コンク リート用化学混和剤)に適合する、特殊増粘剤一液タイプの 流動化剤です。中・高流動コンクリートの製造には一般的に 多くのセメント(粉体)量を必要としますが、比較的少ない セメント量の普通コンクリートにSF500FPを現場添加 することで、良好な自己充填性を有する中・高流動コンクリ ートを実現します。セメント量を抑えることで環境に優しく、
施工性の改善、締固め作業の低減、作業人員の削減などが期
待でき、コストの削減、工期の短縮が図れます。
特 長 特 長
スランプフロー値10cm当り⇒SF500FP:0.3%~0.5%×結合材
フローリックVP900Mは、ポリカルボン酸系化学混和剤 を主成分とする中・高流動コンクリート製品向けに開発した 高性能減水剤です。フローリックVP900MはJIS A 6204(コンクリート用化学混和剤)の高性能減水剤
(Ⅰ種)に適合し、低粘性で流動保持性に優れるため、様々
な形状の製品に対して高い充填性が得られ、振動締固め時間
の短縮によるコスト低減が図れます。さらに騒音低下により
作業環境を改善し、高品質で経済的なコンクリート製品の製
造を実現します。
区分 主成分 外 観 塩化物イオン量 (%)
アルカリ量 (%)
密度 (g/cm3) 高性能減水剤
(Ⅰ種) ポリカルボン酸系化合物 淡褐色液体 0.0 0 1.02~1.10
適用例
混和剤 添加率 (%/B)
スランプ
(cm) 備考
現行品 0.675 18.0 粘性高く、重々しい。
改良品
(VP900M) 0.75 16.0 低粘性でハンドリング良好。
製品工場における実機試験
フレッシュ試験結果(Fc:35N/㎜2,SL:18㎝)
改良品による改善事項
☑コンクリート粘性が低減し、振動時間が 3
割程度短縮可能となった。☑振動による空気抜けが良くなり、製品打ち肌の美観が向上した。
適用例
写真-1 現行品使用製品の肌面 写真-2 VP900M使用製品の肌面
・製品仕上がり