最近の進展
■ IBとの最適な通信手段
■ ライセンシングの利用可能性の表示
■ IP ポータル
■ 仲裁調停センターの手数料軽減
The International Patent System
■ RO/IBに新たな出願を提出するには
出願人は ePCT (推奨) 又は PCT-SAFE を使用する
いずれのサービスも利用可能でない場合、新しい
「緊急用アップロードサービス」から国際出願を アップロードすることも可能
緊急用アップロードサービスへのリンク:
https://pct.wipo.int/ePCTExternal/pages/UploadDocument.xhtml?
lang=ja
IBとの最適な通信手段 (1)
33
■ 出願後の書類を IB 又は RO/IB に提出するには
出願人は ePCT を使う (推奨)
ePCT が利用可能でない場合、出願人は新しい「緊急用アッ プロードサービス」を使うことができる
■ 緊急時に IB から様式や通信を受け取るには
ePCT から出願のファイルにアクセスする (高度な認証方法) (推奨)
IB が様式や通信を電子メールで送付するよう承認する (望ま しくは「電子メールのみ」)
2020年1月1日から、緊急時の通信のFAXでの送付は行われ ない
IBとの最適な通信手段 (2)
The International Patent System
ライセンシングの利用可能性 (1)
■
自身の国際出願に関するライセンシングに関心のある出願人は、国 際事務局に対して、この情報をPATENTSCOPE で表示するよう請
求することが可能:
どのように?
出願人は「ライセンシングによる利用可能性の表示請求」をePCT
の “アクション” 機能を利用してIB に提出
もしくは、様式PCT/IB/382
を利用可能
いつ? 出願時、又は、優先日から30ヶ月以内
無料
出願人はライセンシングによる利用可能性の表示請求を重複し て提出可能、又は、すでに提出された請求を更新することが可 能(優先日から30ヶ月以内)
いつでも取り消し可能35
ライセンシングによる利用可能性の表示は国際出願の国際公開後に 公衆に利用可能
ライセンシングによる利用可能性の表示は、PATENTSCOPE の「書誌情報」タブにおいて、提出された請求にリンク付けされ 閲覧可能
PATENTSCOPE でライセンシングによる利用可能性の表示を含む
国際出願を検索可能(「構造化検索」を利用)
「書誌情報」タブに示されたライセンシングによる利用可能性の 表示は、出願人によって、優先日から30ヶ月以降であっても、いつでも取り消すことが可能
ライセンシングの利用可能性 (2)
The International Patent System
2019年9月17日 IP ポータルのリリース
https://www.wipo.int/portal/en/news/2019/article_0033.html (IP
ポー タル記事)https://pct.wipo.int (IP ポータルからePCT
へのアクセス)https://ipportal.wipo.int/ (WIPO IP ポータル)
37
The International Patent System
WIPO仲裁調停センター (AMC)
■
当事者間の商業上の紛争処理のための代替手段(裁判より時間と費用の面で効果的) を提供す
る独立した公平な機関■
知的財産やその他の商業上の紛争について、調停、仲裁、専門家による決定、といったサー ビスを提供■ AMCが取り扱う累計事件数は700件以上(2020年7月時点)
■
オンライン審理等を可能とするオンラインツールのWIPO eADRの利用は30%超■
少なくとも一方の当事者が公開されたPCT
国際出願の出願人又は発明者として記載されている場合
(紛争との関係は求められない)、AMC の登録及び実施手数料の25%軽減
■
手数料計算www.wipo.int/amc/en/calculator/adr.jsp
LOW HIGH
38
The International Patent System
■ 業務や創作活動を通じて大量に創出されるデジタル資産の保護管理を支援するサービス
■ 取引先や顧客、供給業者など外部関係者にデジタル資産を共有する前に、このサービスを
利用することで、素早く簡単に、⼿頃な料⾦で、保護強化
ドキュメント内
特許協力条約 (PCT) に基づく 国際出願制度に関するトピックス 世界知的所有権機関 (WIPO) 日本事務所
(ページ 33-40)