物価資料掲載以外の市場単価

２－１　簡易吹付法枠工（ソイルクリート工）

１．適用範囲

１－１．市場単価が適用できる範囲

（１）簡易吹付法枠工（ソイルクリート工）による工事。

１－２．市場単価が適用できない範囲

（１）施工対象の法面の垂直高が45mを越える場合。（45mを超える場合は補正係数にて対応）

（２）規格・仕様が適合しない場合。

（３）施工面積が300m2未満の場合。

２．市場単価の設定

２－１．市場単価の構成と範囲

市場単価で対応しているのは、機、労、材の○印及びフロー図の実線部分である。

注）材料のロス及び現場内小運搬を 含む。

２－２．市場単価の規格・仕様区分

※設計書計上面積は、施工対象のり面面積を計上する。（枠内の控除は考慮しなくて良い）

工種 単価構成

機 労 材

簡易吹付法枠工 ○ ○ ○

法 面 整 形 工

法 面 清 掃

ラ ス

・ ア ン カー ピ ン 設 置

鉄 筋 の 配 置

ア ン カー 打 設

ガッ テ ン ダー 設 置

シー ト 張 養 生

法 枠 吹 付 工

法 枠 内 吹 付

残 土 の 積 込 み

残 土 の 運 搬

残 土 の 処 理

（

処 分 費）

規格・仕様 単位

簡易吹付法枠工

Aタイプ（枠間隔1.3×1.3ｍ） ㎡

Mタイプ1500（枠間隔1.5×1.5ｍ） ㎡

Mタイプ1300（枠間隔1.3×1.3ｍ） ㎡

ダイザタイプ1500（枠間隔1.5×1.5ｍ） ㎡

ダイザタイプ1300（枠間隔1.3×1.3ｍ） ㎡

２－３．加算率及び補正係数

2-3-1　加算率・補正係数の適用基準

３．市場単価

３－１．簡易吹付法枠工

(単位：円)

２．設計単価＝標準の市場単価×（１＋S0　or　S1　or　S2／100）×（H0　or　H1　or　H2）×（K1　注1による）

３．施工に関する材料ロス及び現場内小運搬を含む。

規格・仕様 適用基準 記号 備考

加 算 率

施工規模

標準 S0 全体数量

１工事の施工規模が標準より小さい場合は、対象と

なる規格・仕様の単価を率で加算する。 S1・S2 全体数量 補

正 係 数

時間的制約を受ける 場合

通常勤務すべき1日の作業時間（所定労働時間）

を7時間以下4時間以上に制限する場合は、対象と なる規格・仕様の単価を係数で補正する。

K1 対象数量 高さ補正 垂直高が45mを超える場合は、高さに応じた係数

で補正する。 H1,H2 対象数量

規格・仕様 単位 価格 備考

Aタイプ（枠間隔1.3×1.3ｍ） ㎡ 5,060 TOKD1566

Mタイプ1500（枠間隔1.5×1.5ｍ） ㎡ 6,370 TOKD1568 Mタイプ1300（枠間隔1.3×1.3ｍ） ㎡ 7,460 TOKD1570 ダイザタイプ1500（枠間隔1.5×1.5ｍ） ㎡ 7,900 TOKD1572

㎡ 9,320 TOKD1574

規格・仕様 記号 簡易吹付法枠工

S1 500㎡以上1000㎡未満 10%

S2 300㎡以上500㎡未満 ダイザタイプ1300（枠間隔1.3×1.3ｍ）

法面垂直高45m以下 H0 1.0 法面垂直高45m超

100m以下の場合 H1 加

算 率

施工規模

SO 1000㎡以上 0%

1.2 法面垂直高100m超

150m以下の場合 H2 1.4

注）

１．施工規模加算率（S1またはS2）と時間的制約を受ける場合の補正係数（K1）が重複する場合は、施工 規模の加算率のみを対象とする。

30%

補 正 係 数

時間的制約を

受ける場合 K1 1.05

- 

107 -２－２　ミニポケット式支柱 （支柱据置式） 併用式落石防止網 （ロックネット） 設置工

１． 適用範囲

１－１　市場単価が適用できる範囲

（１） 資材持ち上げ直高が４５ｍ以下で、ミニポケット式 （支柱据置式） の鋼製落石防止網 （ロックネット） 設 　 　 置工の新設工事。

１－２　市場単価が適用できない範囲 （１） 落石防止網 （繊維網） 設置工。

（２） ロープ状工及び密着型安定ネット工による落石予防工。

（３） 覆式の鋼製落石防止網 （ロックネット） 設置工及びポケット式の鋼製落石防止網 （ロックネット） 設置工。

（４） アンカー及び支柱の設置がコンクリートの基礎による場合。

（５） その他、規格 ・ 仕様等が適合しない場合。

２． 市場単価の設定

２－１　市場単価の構成と範囲

市場単価で対応しているのは、機 ・ 労 ・ 材の○及びフロー図の実線部分である。

機 労 材

（注） １．材料の小運搬 ・ 持ち上げを含む。

　 　　２．金網の重ね、端部切断等のロス、クロスクリップ ・ 結合コイル等の必要部材の材料費及び設置費を含 　　 　　　む。

機 労 材

（注） １．材料の小運搬 ・ 持ち上げを含む。

　 　　２．削孔、アンカー打込み及び充填材注入等の一連作業を含む。

　 　　３．アンカー設置時に発生する残土処理 （処分費） は含まない。

機 労 材 ﾐﾆﾎﾟｹｯﾄ式支柱設置

（支柱据置式）

（注） 材料の小運搬 ・ 持ち上げを含む。

残 土 の 運 搬

（

処 分 費 ）

工　 種 市場単価 ロー

プ 設 置

金 網 設 金網 ・ ロープ設置 ○ ○ ○ 置

工　 種 市場単価

^ア

ン カー 設 置

残 土 の 積 込

○ ○

残 土 の 処 アンカー設置 ○ ○ ○ 理

工　 種 市場単価

支 柱 設 置

ﾐ ﾆ ポ ｹ ｯ ﾄ

○

式

２－２　市場単価の規格 ・ 仕様区分

ミニポケット式支柱 （支柱据置式） 併用式落石防止網 （ロックネット） 設置工の市場単価の規格・仕様区分は 下記のとおりである。

単位

㎡

㎡

㎡

㎡

（注） １．表中の （ 　） 内は、ＪＩＳ　 Ｇ　 ３５５２ による

　　 　２．金網の表面仕様は、亜鉛メッキ３，４種 （Ｚ－ＧＳ３，４種） を標準とし、亜鉛メッキカラー３，４種 　　 　　　（Ｃ－ＧＳ３，４種） 及び厚メッキ７種 （Ｚ－ＧＳ７） 、厚メッキカラー７種 （Ｃ－ＧＳ７） を使用する 　　　　 　場合は、補正係数を適用する。

単位 箇所 箇所 箇所 箇所 羽根付アンカー 径25mm×長1500mm 箇所 組立アンカー 径25mm×長1500mm 箇所 高耐力アンカー アンカー有効長1500mm 箇所 （プレート羽根） アンカー有効長2000mm 箇所 高耐力アンカー アンカー有効長1500mm 箇所 （溝形鋼羽付） アンカー有効長2000mm 箇所

単位 基 基 基 金網 ・ ロープ設置

規格　・　仕様 亜鉛メッキ３，４種 （Ｚ－ＧＳ３，４）　　線径２．６mm 亜鉛メッキ３，４種 （Ｚ－ＧＳ３，４）　　線径３．２mm 亜鉛メッキ３，４種 （Ｚ－ＧＳ３，４）　　線径４．０mm 亜鉛メッキ３，４種 （Ｚ－ＧＳ３，４）　　線径５．０mm

アンカー設置 規格　・　仕様

岩　盤　用

D２２mm×長１０００mm D２５mm×長１０００mm D２９mm×長１０００mm D３２mm×長１０００mm

土　中　用

ミニポケット式支柱設置 規格　・　仕様

ミニポケット式支柱設置

（支柱据置式）

支柱高１．０ｍ 支柱高１．５ｍ 支柱高２．０ｍ

- 

109 -２－３　加算率・補正係数

　（１） 加算率 ・ 補正係数の適用基準

記号 備考 Ｓ

0

Ｓ

1

時間的制約を

受ける場合 K

1

夜間作業 K

2

金網仕様

亜鉛ﾒｯｷｶﾗｰ K

3

金網仕様

厚ﾒｯｷ K

4

金網仕様

厚ﾒｯｷｶﾗｰ K

5

３． 市場単価

３－１　 金網 ・ ロープ設置

単位 単 価

㎡ 2,890

㎡ 3,460

㎡ 4,490

㎡ 5,880

３－２　 アンカー設置

単位 単 価 箇所 11,900 箇所 12,500 箇所 13,000 箇所 14,200 羽根付アンカー 径25mm×長1500mm 箇所 11,000 組立アンカー 径25mm×長1500mm 箇所 19,100 高耐力アンカー アンカー有効長1500mm 箇所 36,500 （プレート羽根） アンカー有効長2000mm 箇所 44,000 高耐力アンカー アンカー有効長1500mm 箇所 56,500 （溝形鋼羽付） アンカー有効長2000mm 箇所 63,600 ３－３　 ミニポケット式支柱設置

単位 単 価 基 18,500 基 28,800

基 ―

※ 支柱高２．０ｍは受注生産品（標準規格でない）であるため、別途見積り等により単価設定が必要。

規格 ・ 仕様 適 用 基 準 加

算 率

施工規模

標 準

全体 一工事の施工規模が標準より小さい場合は、対象となる規格 ・ 仕様の単価を 数量

率で加算する。

補 　 正

　 係

　 数

通常勤務すべき１日の作業時間 （所定労働時間） を７時間以下で４時間以上 に制限する場合は、対象となる規格 ・ 仕様の単価を係数で補正する。

対象 数量 通常勤務すべき時間 （所定労働時間） 帯を変更して、作業時間が夜間で (20

時～6時） にかかる場合は、対象となる規格 ・ 仕様の単価を係数で補正する。

金網の表面仕様が亜鉛ﾒｯｷｶﾗｰ (C-GS3,4） の場合は、対象となる規格 ・ 仕 様の単価を係数で補正する。

金網の表面仕様が厚ﾒｯｷ (Z-GS7） の場合は、対象となる規格 ・ 仕様の単価 を係数で補正する。

金網の表面仕様が厚ﾒｯｷ (C-GS7） の場合は、対象となる規格 ・ 仕様の単価 を係数で補正する。

規格　・　仕様 備 考

亜鉛メッキ３，４種 （Ｚ－ＧＳ３，４）　　線径２．６mm TOKD1800

亜鉛メッキ３，４種 （Ｚ－ＧＳ３，４）　　線径３．２mm TOKD1802

亜鉛メッキ３，４種 （Ｚ－ＧＳ３，４）　　線径４．０mm TOKD1804

亜鉛メッキ３，４種 （Ｚ－ＧＳ３，４）　　線径５．０mm TOKD1806

規格　・　仕様 備 考

岩　盤　用

D２２mm×長１０００mm TOKD1808

D２５mm×長１０００mm TOKD1810

D２９mm×長１０００mm TOKD1812

D３２mm×長１０００mm TOKD1814

土　中　用

TOKD1816 TOKD1825 TOKD1818 TOKD1820 TOKD1822 TOKD1824

規格　・　仕様 備 考

ミニポケット式支柱設置

（支柱据置式）

支柱高１．０ｍ TOKD1826

支柱高１．５ｍ TOKD1828

支柱高２．０ｍ TOKD1830

３－４　 加算率 ・ 補正係数

記号 金網・ロープ設置 アンカー設置 ﾐﾆﾎﾟｹｯﾄ支柱設置

時間的制約を受ける場合 K

1

１．１０ １．１０ １．１０

夜間作業 K

2

１．２５ １．２５ １．２５

金網仕様　亜鉛ﾒｯｷｶﾗｰ K

3

１．０５ － －

金網仕様　厚ﾒｯｷ K

4

１．０５ － －

金網仕様　厚ﾒｯｷｶﾗｰ K

5

１．１０ － －

（注） １．施工規模は、１工事における金網の設置面積の合計数量で判定する。

　 　　２．アンカー及びミニポケット式支柱の施工規模加算の適用は金網の設置面積で判定する。

　 　　３．施工規模の加算率 （Ｓ

１

） と、時間的制約を受ける場合の補正係数 （Ｋ

１

） が重複する場合は施工規模 　　　　　加算率 （Ｓ

１

） のみを対象とする。

３－５　 設計単価 ・ 直接工事費

(注）

直接工事費＝設計単価×設計数量

　 （注）設計単価＝標準の市場単価×（１＋S

0

or S

1

/100）×（K

1

×K

2

×K

3

or K

4

or K

5

）

４． 適用にあたっての留意事項

　簡易ケーブルクレーンで資材を持上げる場合は、簡易ケーブルクレーンの設置 ・ 撤去に要する費用は別途計 上する。

補 正 係 数

区　　　　分 加

算 率

施工規模

Ｓ

0

500m2以上　（金網設置面積）

０ ％

Ｓ

1

500m2未満　（金網設置面積）

１０ ％

- 

ドキュメント内 H 改定 公表用 公共工事設計資材単価表 平成 28 年 5 月 岡山県 農林水産部 土木部 (ページ 108-114)