この辞書の使い方
新英和中辞典第 6 版について
Ⅱ 発 音
1.発音記号(1)発音は国際音声記号を用いて, 見出し 語の直後に / / に入れて示してある. 米音と英音が異なる時には /米音|英 音/ の順で表記してある.
´ ´ ´
there/ðe|ðeə/ 《/ðe/ が米音で, / ðeə´ /が英音を表わす》.
(2)2種類以上の発音の仕方がある場合に は, 共通部分はハイフン(-)で示して ある.
´ ´
◇dag-ger /d|-ə/ 《/d/ と
´
/də/ の2つがあることを表わしてい る》.
(3)省略可能な発音は( )に入れて示して ある.
´ ´
*ce·re·al /s(ə)riəl/ 《/səriəl/ と / sriəl´ / があることを示している》.
(4)発音で弱形と強形のあるものは( )で 示してある.
´
at /(弱形)ət (強形); t/ …
(5)外来語の発音は近似の英語音で示して ある.
` ´ ´ ´
au re·voir /ourəvwɑ,|ɑurə vwɑ/ 2.アクセント
(1)母音字の上の / ´ / は第1アクセントを 示し,/ ` / は第2アクセントを示してある .
´
*la·bel /leb(ə)l/
´ ` ´
meg·a·phone /meəfoun|-fəun/ /
(2)2語以上から成る見出し語については, それぞれの要素が独立して見出し語に あれば発音を示さず, 見出し語にアク
(4)成句・句動詞にも標準的なアクセント を付けてある.
be at déath’s dóor gèt báck
(5)発音が同じでアクセントだけが違う場 合, 各音節をダッシュ(−)で表わし, ア クセントの位置の差を示してある.
´ ´ `
dis·ci·plin·a·ble /dìsəplnəbl,−−−−
´ `
−|−−−−−/
´ ´
《これは / disəplnəbl,dsəplìnəbl|
dsəpl´ ìnəbl / を表す》.
(6)アクセントの移動が起こることがある ものについては発音記号の後に←の記 号を用いて表記してある.
` ´
Jap·a·nese / pənz←/
Ⅲ 語 源
語源の記述は, 語源学的記述というよりは, むしろ語義の理解の助けと学習上のヒント となるような語源的情報を提供することを 主眼として, できるだけ日本語による記述で の中に表記してある. ただし, 外来語 のうちで, それに対応する英語が書かれてあ るものもある.
´ `
Jan·u·ar·y /njueri|-nju(ə)ri…/ ラ
テン語「Janus神の月」の意;旧年と新年の
両方にまたがる月であることから
´ ´ ´
i·dée fixe /defks/ ( ildees fixes /〜/ )固定観念 ; 強迫観念. フランス語
‘fixed idea’ の意
Ⅳ 品 詞
この辞書では, 品詞名に以下の略語を用いて
そ の他
Ⅴ 語形変化
この辞書では名詞・代名詞・形容詞・副 詞・動詞・助動詞の語形変化を( )で示し てある.
1.名詞の複数形
(1)不規則変化をするもののみを( …)と 表記し, 規則変化のものは省略してある.
´ ´
knife /nɑf/ ( knives /nɑvz/)
´
sheep /ʃp/ ( 〜)
(2)綴り字が-oで終わるものはすべて複数 形を表記してある.
´
pi·an·o1/pinou/ ( 〜s)
´
po·ta·to /pətetou| -təu/ ( 〜 es)
(3)複合語で単純に-(e)sとならず, 前部
(または後部)要素が変化するものはす べて表示してある.
bróther-in-làw ( brothers-in-law)
court-martial… ( courts-mar-tial, 〜s)
2.形容詞・副詞の比較変化
(1)星印( *◇)つきの学習基本語で比較 変化を有するものはすべて品詞表示の 後に( )で表示してある.
´
kind1/kɑnd/ (〜 ·er;〜 ·est)
´
beau·ti·ful /bjutf(ə)l/ … (more
〜;most〜)
(2)星なしの語については, 1音節で(〜
·er ; 〜·est), 2音節以上の語で(more〜
; most〜)となるものについては表記せ
ず, その原則に外れるものについてのみ 表記してある.
3.(比較なし)
形容詞・副詞には通例比較変化をもたな い語・語義がある. この辞書では, 学習上 の便宜を考慮して, 星印( *◇)つきの 基本語に限って(比較なし)と表記してあ る.
´
ju·nior /unj|-njə/ … (比較な し)1 a年少のほうの…
´
*ar·tis·tic /ɑtstk|ɑ-/ … (more
〜 ; most 〜)1 芸術的な… 2 (比較な し)芸術の, 美術の…
´
al·ways /ɔlwez,-wəz,-wz/ (比較 なし)1 常に, いつでも…
4.動詞の語形変化
(1)不規則変化をするもののみ表記してあ る. 過去形と過去分詞(および現在分詞)
の間はセミコロン(;)で区切り, それぞ れの変化形の異形はカンマ(,)を用いて 示してある.
´ ´
take /tek/ (took /tuk/; tak·en/ tek´ (ə)n/)
´ ´
run /rn/ (ran /rn/ ; run; run-ning)
´
for·get /fet|fə-/ (forgot /
` ´ ´
-ɑt|-ɔt/ ; for·got·ten /-ɑtn| -ɔtn´ /, 《米》 for·got)
(2)規則変化動詞であっても注意を要する もの(子音字を重ねるものや-cで終わ るものなど)は表記してある.
´
*sin /sn/ … (sinned ; sin·ning)
´ ´
frol·ic /frɑlk|frɔl-/ … ( frol-icked; -ick·ing)
Ⅵ 語 義
1この辞書では, 編集方針に則り, また使用 者の検索の便を考慮して, 語義の整理に 主眼を置いている. そのため, 通常の区分 には 1, 2, 3 … を用い, それより下位 の区分にはa, b, c … を用いている.
´
◇dome /doum/ ― 1 (半球状の)
丸屋根, ドーム;丸天井. 2 a丸屋根状 のもの;the 〜 of the sky 大空. b (山・樹 木などの)円頂. c半球形の建物. d鐘 形のおおい. e《米俗》頭.
イタリア語「大聖堂」の意
2ひとつの語がきわめて多義にわたりそれ らがいくつかの意味ブロックに分かれる と考えられる時や, ひとつの語が大きく かけ離れる語義をもつ時には, 使用者の 語義の検索・把握を助ける意図で, 1, 2, 3 … の上位区分としてA, B, C … を用
´ ´
fly1/flɑ/ A (flew /flu/ ; flown /
´ ´
floun|fləun/) 1 (空中を翼や機械を用 いて)飛ぶ… 2 … 3 … 4 …
´ ´ ´
―B(flew /flu/ ; flown /floun|fləun/) 1 a逃げる … 2 …
―C(flied)野球 1 フライ[飛球]を打 つ.
´
cus·tom /kstəm/ A 1 [集合的に は ]a(確立されている社会の)慣習
… ―B 1[複数形で]関税… 2 …
Ⅶ について
形容詞には, 通例名詞・代名詞の前に置いて 直接名詞を修飾する限定的用法(attributive use)と, 動詞の補語に用いられる叙述的用 法(predicative use)とがある. この辞書で は, 特に, 通例限定的用法に限って用いられ るものには , 通例叙述的用法に限って用 いられるものには と表示してある.
´
whole /houl― (比較なし) 1 a
[the 〜, one’s 〜]全体の…
´ ´
fond /fɑnd|fɔnd/ … 1 〔…を〕
好んで〔of〕…
Ⅷ について
名詞(名詞句を含む)の中には, 語または語 義上, 1つ2つと数えることができ, 単数形に は不定冠詞 a, anがつき, 複数形にもなる 場合と, 1つ2つと数えることができず, 不定 冠詞もとらず複数形ももたない場合とがあ る. 前者を「可算語」(countable), 略して , 後者を「不可算語」(uncountable), 略して としている. この考えを語義の理解と語 の用法を知るひとつの指針として, この辞書 では, 学習上の立場を前提として許せる限り
な場合には, [具体的には ]とか,
[料理名としては ]などの理由づけの補 足や, 以外に[a〜][単数形で][複 数形で]などの便法を用いてある.
´ ´
*de·moc·ra·cy /dmɑkrəsi|-mɔk-/
1
民主主義…3
民主主義国…´ `
*high school /hɑskul/ [施設には
](米国の)ハイスクール, 高等学校…
´
*fla·vor/flev|-və/ 1 [具体的に は ](独特の)味, 風味…
Ⅸ 語義・用例などに用いてある記号
1 〈 〉は主に以下の場合に用いてある.(1)動詞における主語・目的語を示す.
´ ´
*fas·ten /fsn|fɑsn/ 1 a〈も のを〉しっかり留める, くくりつける:
~ a rope ロープを留める…
― 1 〈ドアなどが〉閉まる;〈か ぎなどが〉かかる;留まる:The latch
won't ~. その掛け金はどうしても締ま
らない…
(2)動詞における補語を示す.
´
feel /fl/ … 1 a〔+補〕〈人が〉〈… であると〉感じる, 〈…の〉感じ[心地]
がする…
(3)形容詞などにおける選択制限を示す.
◇flu·ent … …1 a〈人が〉流暢
(りゅうちょう)な, 能弁な, すらすらと 話せる[書ける]:a 〜speaker 能弁な 人, … 2 〈言葉が〉流暢な, すらすらと 出る:speak〜Japanese流暢な日本語 を話す.
(4)前置詞の目的語を示す.
put on …[ + on…]
そ の他
´
a·ble /ebl/ …1 〔+to do〕〈… することが〉できて, 〈…し〉えて…
´ ´
◇ac·knowl·edge /əknɑld, k-|-nɔl -/ 1… b〔+doing〕〈…する[し た]ことを〉認める…
´ ´
know /nou|nəu/ … 1… d
〔+wh. /+wh.+to do〕〈…かを〉知る, 知っている…
´ ´
start /stɑt|stɑt/ … 1… d〔+
doing〕〈…することを〉始める, 〈…し〉
始める…
´ ´
de·clare /dkle|-kleə/ … 1 f〔+ 〕〈…と〉言い放つ…
´ ´ ´
wash /wɑʃ, wɔʃ|wɔʃ/ 1 e
〔+目+ 〕〈…を〉洗い落とす[取 る]〈away, out, off 〉 …
2 〔 〕は前置詞を示す場合に用いる
(kⅩⅡ).
´
de·pend/dpend/ … …2 a〔+
+ 〕〈人が〉〔…を〕当てにする, 信頼する〔on, upon〕 …
´
◇de·pen·dence/dpendəns/ 1
〔…に〕頼ること ; 依存〔on, upon〕… 3 [ ]は主に以下の場合に用いる.
(1)言い換え可能の場合に用いる. 五分五分の[で]「五分五分の」と「五 分五分で」の意である .
(2)語法・用法上の指示・注意事項を示す 場合に用いる.
´
dress /dres/ …3 [通例修飾語 を伴って]正装, 礼服: evening dress, full dress …
4 ( )は以下の二つの場合に用いる.
(1)訳語の補足説明に用いる.
´
field /fld/ 1 [通例複数形で]
(森林・建物のない)野 …
(2)省略可能の箇所を示す場合に用いる. 妖精の(ような)「妖精の」と「妖精のよ うな」の意である .
5 《 》は訳語の説明, をはじめとす る種々の解説に用いる.
´
Fin·land/fnlənd/ フィンランド《北 ヨーロッパの共和国;首都Helsinki》. 6 〜について.
見出し語と同じ綴りの部分はスワング ダッシュ(〜)を, 見出し語の一部が変わ る時の変わらない部分は短いスワング ダッシュ(〜)を用いてある.
´
best/best/ ― 1 [the 〜]最上, 最善:
thenext[second]〜次善(のもの) …
´ ´
leg·horn/le(h)ɔn|leɔn/ [時に L ~] レグホーン種の鶏…
7 その他の記号
(1)cf. は「参照せよ」の意で, 相手方に関連 のある記述のあることを示す.
(2) は「相手方を見よ」の意で, 主な記述 が相手方にあることを示す.
(3)=は「相手方と同じ」の意で, 記述自体 が相手方にあることを示す.
(4)yは「反意語・対語」を示す.
(5)★は注意すべき事柄につけてある. なお, 特に注意を喚起する意味で★の 後に
など の囲みがつけてある.
8 語のスピーチレーベルは, この辞書の編 集の方針に基づいて, 大体の傾向を示す ものとして以下のような区分を行ってい る.
《米》...主として米国で用いられる
《英》...主として英国で用いられる
《スコ》...スコットランド方言
《アイル》....アイルランド方言
《豪》...オーストラリア英語
《インド》....インド英語
《カナダ》....カナダ英語
《口語》...日常会話を中心としたくだ
けた感じの語
《文語》...文学作品や形式ばった表現
の語
《方言》...地方独特の語
《俗》... 口語 よりさらにくだけた
感じの語
《学生俗》....学生間のくだけた語
植 ....植物、植物学 数 ...数学 政 ...政治 聖 ...聖書 生化 ...生化学 占星 ...占星術 代 ...代数 地 ...地理 哲 ...哲学 天 ...天文 電 ...電気 電算 ....電子計算機 動 ....動物、動物学 農 ...農業 美 ...美術 簿 ...簿記
法 ...法律、法学
紡 ...紡績 紋 ...紋章 理 ...物理学 猟 ...狩猟
ロ神話 ...ローマ神話
倫 ...倫理学 論 ...論理学
《小児》...主に幼児・子供の用いる語
《詩》...主に詩の中で用いる語
《まれ》...あまり用いられない語
《古》...現在では用いられなくなっ た語
《卑》...人前では用いないほうがよ いとされている下品な語 9 専門語は を用いてその分野名を示
してある. の中に略号を用いてい るものは以下のとおり. それ以外のもの は分野名を完全に表記するか, 一読して 分野名が理解できるように表記して ある.
アメフト ...アメリカン フットボール 医 ...医学 映 ...映画 化 ...化学 画 ...絵画 解 ...解剖 海 ...航海, 海語 楽 ...音楽 幾 ...幾何 機 ...機械 ギ神話 ...ギリシャ神話 空 ...航空, 飛行
軍 ...陸海軍, 軍事
経 ...経済 建 ...建築 言 ...言語学 鉱 ...鉱物 工 ...工学 光 ...光学
古生 ...古代生物
昆 ...昆虫 史 ...歴史 写 ...写真
Ⅹ 成 句
1 成句は各品詞の語義の記述の後にアル ファベット順に配列し, 標準的なアクセ ントを付してある. なお, 「動詞+名詞」
の成句は原則として名詞の項で, síde by síde「名詞+前置詞+名詞」のように複 数の名詞がある場合には原則として最初 の名詞の項(side)で主記述を与えてあ る. また, 検索しやすいように, 主記述を 与えた箇所以外の語からも適宜 によ る参照マークを付け, 使用者の便に供す るようにしてある.
dárken a person’s door [通例否定文で]
人を訪問する:Don’t [Never]〜my door
again. 二度と私の家のしきいをまたぐな.
dárken a person’s door darken .
2 による参照は, 相手項目の同形の成 句を見よ, の意である. 《上の例参照》 3 イコール(=)は, イコールの後のス
モールキャピタル(SMALL CAPITAL) で表記した語の項の成句と同義, の意で ある.
gìve fórth = GIVE off (1).
`give óff 《 + 》[〜 + off + ](1)
〈蒸気・臭気・光などを〉発する, 放出す る;〈声などを〉出す:These plants 〜off a terrible smell. これらの植物はひどい悪 臭を放つ.(2)〈枝を〉出す.
Ⅹ Ⅰ 句動詞
動詞と副詞・前置詞との組み合わせから成 る句動詞(phrasal verb)には特に意を注ぎ, 以下の形式に従ってその構成要素を明確に