【1】メッシュを通過する飛行軌跡 1 回に対する衝突率:P 衝突率 = 横断率(ア)× 接触率(イ)× 稼働率(ウ)
(ア)横断率
ブレードを横断する可能性を表す値として、飛行方向に対するブレード回転面の角度から、
ブレード全長に対する横断する可能性のあるブレード長さの割合を横断率とし、ここではブ レード回転面への全入射角における横断率の平均値として、0.6 の定数を用いる。
ブレード横断率の概念図は図-2 のとおりである。
横断率 = ∫
90 𝜃=0𝑐𝑜𝑠𝜃𝑑𝜃/(𝜋/2 − 0) = (𝑠𝑖𝑛(𝜋/2) − 𝑠𝑖𝑛(0))/(𝜋/2) = 2/𝜋 = 0.6366
図-2 ブレード横断率の概念図
(イ)接触率(T)の算定
ブレードを垂直の回転面と見なしたとき、対象種がその面を通過する t 秒間にブレードが 回転する面積(S
t)(=掃引域:Sweep Area)を求め、風力発電機回転面積(S)に対する比 率を、接触率(T)と定義する。接触率の概念図は図-3 のとおりである。
①ブレードを垂直の回転面と見なしたとき、対象種がその面を通過する時間(t)を求める。
t = ℓ / v ― (1)
t :通過時間(s)(=鳥類の先端部から末端部が通過するのに費やす時間)
ℓ :対象種の全長(m)
v :対象種の飛行速度(m/s)
②t 秒間にブレードが回転する面積(S
t)を求める。
※t 秒間にブレードが回転する面積(S
t)は、その時間内におけるブレード先端部分の 移動距離(L
t)がわかれば、それを底辺とし高さを回転面の半径(r)とする三角形の 面積で近似できる。
V =2πr・u / 60 ― (2)
V :ブレード先端部分の移動速度(m/s)
u :風力発電機の定格回転数(回転/min)
S
t= (L
t・r / 2)・3 ― (3)
S
t:t 秒間にブレードが回転する面積(m
2)
L
t:t 秒間におけるブレード先端部分の移動距離(m)
L
t= V・t
③接触率(T)を求める。
T = S
t/ S ― (4)
T :接触率
S :風力発電機回転面積(m
2)
S = πr
2図-3 接触率の概念図
(ウ)稼働率
風車の発電可能な稼働時間の割合を表すもの。風車が運転している時間の合計を年間時間 で割った値。「風力発電導入ガイドブック」(NEDO、2008 年)では、平均風速を設定すると レーレ分布に従って風速出現率分布を推定することが可能とされており、カットイン風速か らカットアウト風速までの風速出現率の累積を稼働率としている。ここでは、風速によるブ レード回転数の変動は考慮されていない。
掃引域 Sw
掃引域 Sw
掃引域 Sw
【2】各風力発電機におけるブレード円への侵入回数(N)
現地調査結果から、全調査で確認されたメッシュ内の高度 M の軌跡を飛行 ブレード円への侵入回数(N)(/日)
=(1 / 観測日数)×((メッシュにおける高度 M の軌跡長総計×面積比)/ ブレード円の平 均通過距離)
・面積比:風車設置対象区域の全面積に対する全衝突危険域(全基の合計ブレード面)の面積 比
面積比 =ブレード円面積 / 風車設置対象区域の全面積(m
2)― (5)
<実線で描かれた円を↓方向からみたときに描かれる円>
図-4 ブレード円と面積比の概念図
・ブレード円の平均通過距離:通過距離の可能性値の総計÷総計数=円面積/直径 ( (π * r)/2 )
図-5 ブレード円の平均通過距離の概念図
25 0m
250m
資料 5(1-1) ミサゴの年間予測衝突数及び算出に用いた値等
項目 単位 環境省モデル
風力発電機基数 基 1
回転面の半径 m 54
調査区域面積 m
262,500
定格回転数 rpm 15.5
稼働率 % 96.6
体長 cm 64
飛翔速度 m/s 16.75
滞在期間 日 183
回避率 % 98
接触率 - 0.029
年間予測衝突数
(風力発電施設設置箇所 10 メッシュの合計値) 個体/年 0.050
資料 5 ( 1 - 2 ) ミサゴ の年 間予測衝 突数
資料 5(2-1) ハチクマの年間予測衝突数及び算出に用いた値等
項目 単位 環境省モデル
風力発電機基数 基 1
回転面の半径 m 54
調査区域面積 m
262,500
定格回転数 rpm 15.5
稼働率 % 96.6
体長 cm 61
飛翔速度 m/s 10.7
滞在期間 日 153
回避率 % 98
接触率 - 0.044
年間予測衝突数
(風力発電施設設置箇所 10 メッシュの合計値) 個体/年 0.000
資料 5 ( 2 - 2 ) ハチク マ の 年間予測 衝突数
資料 5(3-1) オジロワシの年間予測衝突数及び算出に用いた値等
項目 単位 環境省モデル
風力発電機基数 基 1
回転面の半径 m 54
調査区域面積 m
262,500
定格回転数 rpm 15.5
稼働率 % 96.6
体長 cm 98
飛翔速度 m/s 13.5
滞在期間 日 243
回避率 % 98
接触率 - 0.056
年間予測衝突数
(風力発電施設設置箇所 10 メッシュの合計値) 個体/年 0.048
資料 5 ( 3 - 2 ) オジロ ワシ の年間予 測衝突 数
資料 5(4-1) オオワシの年間予測衝突数及び算出に用いた値等
項目 単位 環境省モデル
風力発電機基数 基 1
回転面の半径 m 54
調査区域面積 m
262,500
定格回転数 rpm 15.5
稼働率 % 96.6
体長 cm 102
飛翔速度 m/s 13.5
滞在期間 日 182
回避率 % 98
接触率 - 0.058
年間予測衝突数
(風力発電施設設置箇所 10 メッシュの合計値) 個体/年 0.011
資料 5 ( 4 - 2 ) オオワ シ の 年間予測 衝突数
資料 5(5-1) ツミの年間予測衝突数及び算出に用いた値等
項目 単位 環境省モデル
風力発電機基数 基 1
回転面の半径 m 54
調査区域面積 m
262,500
定格回転数 rpm 15.5
稼働率 % 96.6
体長 cm 32
飛翔速度 m/s 11
滞在期間 日 183
回避率 % 98
接触率 - 0.022
年間予測衝突数
(風力発電施設設置箇所 10 メッシュの合計値) 個体/年 0.000
資料 5 ( 5 - 2 ) ツミ の 年間 予測衝突 数
資料 5(6-1) ハイタカの年間予測衝突数及び算出に用いた値等
項目 単位 環境省モデル
風力発電機基数 基 1
回転面の半径 m 54
調査区域面積 m
262,500
定格回転数 rpm 15.5
稼働率 % 96.6
体長 cm 39
飛翔速度 m/s 10.3
滞在期間 日 244
回避率 % 98
接触率 - 0.029
年間予測衝突数
(風力発電施設設置箇所 10 メッシュの合計値) 個体/年 0.000
資料 5 ( 6 - 2 ) ハイタ カ の 年間予測 衝突数
資料 5(7-1) オオタカの年間予測衝突数及び算出に用いた値等
項目 単位 環境省モデル
風力発電機基数 基 1
回転面の半径 m 54
調査区域面積 m
262,500
定格回転数 rpm 15.5
稼働率 % 96.6
体長 cm 57
飛翔速度 m/s 8.4
滞在期間 日 244
回避率 % 98
接触率 - 0.052
年間予測衝突数
(風力発電施設設置箇所 10 メッシュの合計値) 個体/年 0.000
資料 5 ( 7 - 2 ) オオタ カ の 年間予測 衝突数
資料 5(8-1) ノスリの年間予測衝突数及び算出に用いた値等
項目 単位 環境省モデル
風力発電機基数 基 1
回転面の半径 m 54
調査区域面積 m
262,500
定格回転数 rpm 15.5
稼働率 % 96.6
体長 cm 59
飛翔速度 m/s 7.95
滞在期間 日 244
回避率 % 98
接触率 - 0.057
年間予測衝突数
(風力発電施設設置箇所 10 メッシュの合計値) 個体/年 0.001
資料 5 ( 8 - 2 ) ノスリ の年 間予測衝 突数
資料 5(9-1) チゴハヤブサの年間予測衝突数及び算出に用いた値等
項目 単位 環境省モデル
風力発電機基数 基 1
回転面の半径 m 54
調査区域面積 m
262,500
定格回転数 rpm 15.5
稼働率 % 96.6
体長 cm 37
飛翔速度 m/s 10.2
滞在期間 日 183
回避率 % 98
接触率 - 0.028
年間予測衝突数
(風力発電施設設置箇所 10 メッシュの合計値) 個体/年 0.000
資料 5 ( 9 - 2 ) チゴヤ ハブ サ の年間 予測衝 突数
資料 5(10-1) ハヤブサの年間予測衝突数及び算出に用いた値等
項目 単位 環境省モデル
風力発電機基数 基 1
回転面の半径 m 54
調査区域面積 m
262,500
定格回転数 rpm 15.5
稼働率 % 96.6
体長 cm 51
飛翔速度 m/s 12.4
滞在期間 日 365
回避率 % 98
接触率 - 0.031
年間予測衝突数
(風力発電施設設置箇所 10 メッシュの合計値) 個体/年 0.023
ドキュメント内
6
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