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漁業の担い手育成確保事業

ドキュメント内 [1]熊本県の水産概要 (ページ 112-120)

漁業後継者の育成確保と、後継者づくりを積極的に進めるため、新しい漁村を担う人づ くり事業の一つとして、漁村青壮年の研修等により励みと目標を与えるとともに、地域漁 業振興の中核的漁業者としての意欲を喚起し、その自主的活動の助長を図るため、優れた 漁業青年を「青年漁業士」として、また、現に優れた漁業経営を行い、漁村青少年の育成 に指導的役割をしている者を「指導漁業士」として、それぞれ認定し、併せてこれらの者 により地域漁業の担い手に対し、指導援助する活動を行うことを目的としている。

平成27年度現在の漁業士の構成は次のとおりである。

年 度 地 区 指導漁業士 青年漁業士 計 平成元年

~27年度

有 明 不知火 天 草

17人 18人 28人

55人 28人 60人

72人 46人 88人 これまでの認定者累計数 63人 143人 206人

配 置 場 所 人 数 水産研究センター

玉名地域振興局 八代地域振興局 天草地域振興局

3人 4人 4人 4人 合 計 15人

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[16]水産試験研究機関 概 況

水産研究センターでは、「熊本県水産業振興基本構想」の4つの柱である「後世へ伝える 美しく豊かな海づくり」、「消費者ニーズに対応した安全で安心な水産物の安定供給」、「地 域の基幹産業として展望のもてる水産業の確立」、「活力と潤いに満ちた魅力ある漁村社会 の形成」の実現を目指し、各施策を展開するため、以下の研究テーマ等を設定し試験研究 に取り組んでいる。

(1)水産資源の回復と持続的利用 ①漁場環境の保全に関する研究

②栽培漁業及び増殖の推進に関する研究 ③資源管理型漁業の推進に関する研究 ④浅海干潟漁業の振興に関する研究 ⑤海面養殖業の振興に関する研究 ⑥内水面漁業の振興に関する研究

(2)生産・加工・流通対策の強化 ①食の安全安心に関する研究 ②水産加工業の振興に関する研究

③県産魚等水産物の消費拡大に関する研究 ④水産資源の有効利用に関する研究

(3)研究の効果的効率的な推進のための取り組み ①研究のニーズに的確に対応した研究の推進 ②研究成果の活用・普及

③研究の高度化・効率化

④研究職員の資質向上と人材育成

- 108 - 1 業務内容 (平成26年度)

項 目 内 容 企画情報室

1 研究開発研修事業

2 水産業広報・研修 事業

3 水産研究センター 研究評価会議及び研 究推進委員会の開催 4 新しい漁村を担う

人づくり事業関連 5 水産業改良普及事

業関連

近年のめざましい技術革新に対応するため、職員の技術研修 を行い資質の向上を図った。

「科学する漁業者」の育成及び広く県民に対して水産業に関 する情報を提供し、啓発に努めた。また、水産研究センター情 報の発信、研究成果及び普及事例合同発表会の開催等広報事業 を実施した。

水産研究の効率的・効果的な推進のため研究評価会議及び研 究推進委員会を設置し、運営を行った。

漁業者を対象とし、養殖業や漁船漁業等の基本的、専門的な 内容について研修会「漁業者セミナー」を開催した。

漁業者の自主的活動を促進するため、各広域本部水産課の水 産業普及指導員と連携し、漁業者に対する支援・指導及び研究 を行うとともに普及情報を発信した。

資源研究部

1 資源評価調査

2 仔稚魚モニタリン グ調査

3 アユ資源増殖基礎 調査

4 さかながとれる豊 かな海づくり事業関 連(資源管理型漁業 の推進)

水産庁の委託により、独立行政法人水産総合研究センターや 関係県と連携し、我が国周辺における水産資源の回復と持続的 利用の科学的基礎となる資源評価のため、主要魚種の漁場別、

年齢別の漁獲状況を調査した。また、沿岸域の漁況・海況の変 動を予測するため定期調査を行った。

本県沿岸海域におけるマダイ・ヒラメ・シラス等の重要魚種 を対象に仔稚魚の出現状況を調査した。

アユ資源の増加・安定対策に資することを目的に、河川にお ける産卵から海からの遡上までのアユ資源の動向を調査した。

なお、産卵場の環境条件の把握を主眼において行った。

管理計画に基づき推進しているマダイ・ヒラメ・ガザミの資 源管理について、取組状況を確認するため、市場調査を行った。

また、管理サイズ見直しのため科学的データの収集を行った。

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項 目 内 容 資源研究部

5 さかながとれる豊 かな海づくり事業関 連(栽培漁業の推進)

6 さかながとれる豊 かな海づくり事業関 連(資源管理計画の 推進)

7 クルマエビ共同放 流推進事業関連 8 有明海漁業振興技

術開発事業関連(放 流効果の向上のため の技術開発)

9 有明海漁業振興技 術開発事業関連(放 流 種 苗 移 動 状 況 調 査)

県内沿岸海域におけるマダイ、ヒラメ、イサキ、ガザミの栽 培漁業を推進するため、放流効果調査を行った。また、海域栽 培漁業推進協議会と連携し、トラフグ稚魚の放流を行うととも に、その放流効果の調査を行った。

熊本県資源管理指針の内容改善を図っていくために、八代海 におけるハモはえ縄漁業等の継続調査を行うとともに、各地で 作成されている各資源管理計画の実施状況(漁獲量等)の調査 を実施した。

福岡、佐賀、長崎県と共同で、有明海におけるクルマエビの 種苗放流を実施した。

有明海において、DNAによる親子判定技術を活用し、関係 県等と連携してクルマエビ・ガザミの放流を行い、放流効果向 上のための技術開発を行った(クルマエビについては、上記ク ルマエビ共同放流推進事業と連携して実施した。)。

有明海において、アリザリンコンプレキソン(ALC)標識 したマコガレイ種苗の放流を行い、移動生態について調査を行 った。

養殖研究部

1 養殖重要種生産向 上事業

2 くまもと安全・安 心養殖魚づくり推進 事業関連

3 有明海漁業振興技 術開発事業関連(種 苗量産・中間育成技 術開発)

養殖生産の安定を目的として、クルマエビ、マダイ等につい てPCR法による疾病の早期診断を実施した。ブリ人工種苗生 産技術試験を行った。

魚類養殖業の防疫体制の確立を目的として、魚病診断、魚病 講習会、ワクチン指導書、海外輸出証明書の発行等を行った。

また、種苗生産用の親エビのウイルス保有検査を行った。

クルマエビの飼育水(ブラウンウオーター)を用いてハマグ リ及びアサリ稚貝の中間育成試験を行った。

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項 目 内 容 養殖研究部

4 人工種苗によるア サリ資源回復技術開 発試験

5 クマモト・オイス ター優良系統選抜育 種試験

6 熊 本 産 「 ク マ モ ト・オイスター」生 産流通推進事業

フラプシー(海面二枚貝中間育成装置)を用いて、アサリ稚 貝の中間育成試験を行った。生産したアサリを放流用種苗とし て配付した。

クマモト・オイスター(シカメガキ)の親貝養成、種苗生産 及び優良系統の保持のための中間育成を行った。

また、クマモト・オイスターの優良形質選抜に係る試験を行 った。

クマモト・オイスターの養殖試験用の中間育成を行った。

また、県内クマモト・オイスター現場養殖試験に係る検査、

指導及び結果分析等を行った。

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項 目 内 容 浅海干潟研究部

1 藻場回復モニタリ ング調査

2 漁場環境モニタリ ング事業

3 赤潮防止対策事業 関連

4 閉鎖性海域赤潮被 害防止対策事業

5 重要貝類資源回復 事業

6 ノリ養殖安定化技 術開発試験

7 有明海再生調査・

技術開発事業

(ハマグリ放流技術開 発試験・アサリ天然 種苗採苗試験)

本県海域における藻場の現状や機能を明らかにするととも に、各海域に適した復元方法を検討するため、藻場の生物生産 や環境改善に関する調査を行った。

中・長期的な海況変動の予測や特異事象の早期発見、各種施 策のための基礎資料を得るため、本県沿岸漁場の漁海況につい て周年にわたり調査し、関係漁業者に情報を提供した。

赤潮の発生を予察し赤潮被害を防止するため、水質及びプラ ンクトンの発生状況を調査し、漁業者に情報を提供した。

有明海・八代海における海域特性を把握し、赤潮発生や貧酸 素水塊等による漁業被害の軽減に必要な知見を得るための調査 を行った。

アサリについては、産卵量に影響する餌料環境の調査や生息 状況の調査を、ハマグリについては、生息状況調査や「ハマグ リ資源管理マニュアル」による資源管理の周知を行った。

近年の環境変化に対し、本県ノリ養殖生産の安定を図るため、

有用品種の選抜育種試験、ノリ漁場の水温・比重・栄養塩等の 情報提供、養殖概況のとりまとめを行った。

試験放流したハマグリの移動及び成長を把握するとともに、

天然ハマグリの生息場所の変化を調査した。また、網袋による アサリ稚貝の採苗試験を行った。

食品科学研究部 1 水産物付加価値向

上事業

2 水産物安全確保対 策事業

県産ヒジキの付加価値向上を図るために、サラダひじきを開 発・普及したほか、柑橘類の果皮等の魚類養殖餌料への添加効 果や生シラスの保存技術等の試験を行った。

また、オープンラボによる水産加工品の開発、改良等技術指 導を実施した。

麻痺性貝毒の迅速な測定法であるエライザ法を用いて、県産 二枚貝の定期モニタリング調査を行い、安全性の把握に努めた。

また、クマモト・オイスター(シカメガキ)の冷凍保存後の 解凍技術について試験を実施した。

ドキュメント内 [1]熊本県の水産概要 (ページ 112-120)

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