• 水は深々と静まり返っている。この種の水は淡い色から濃い色へと 塗り重ねていく
• 山や建物の映り込みは、色調は実物の色より、鈍く(彩度低い)、暗 く(明度低い)
• 水面を塗る場合、筆を横に動かす:広々と横に広がった水面
• 筆を縦に動かす: 水の深さを感じさせる
• 最後の仕上げとして、さざ波や水面の変化を描きいれる
岩石
• 半眼にして見える程度の主要な凸凹のみ描く
• 岩石の立体感や量感をだす
• 岩石の色は、光の当たっている部分は強いイエロー、陰の部分はウ ルトラマリン、プルシンブルーなどで青味を帯び、苔部分は緑色
• 近景は強く塗って遠近感を出す
• 個々の岩の色を強調する
建物
• 建物を描くときは色彩よりも形を正しく写し取る
• 日本の家屋は複雑なのでまず建物全体の立体性を把握し、柱や窓 はアクセント的に描く。特に近景はしっかり描かないと幼稚に見える
• 太陽の移動による陰の変化も早いので、着色の最初の段階で、コバ ルトブルーとバーントアンバーを少し混ぜた色で陰の部分のみ一応 塗っておき、後で明るい部分を塗る。 グリザイユ法
• 建物が並ぶ街頭風景でも以上のことは同様
船
• 建物と同様形が重要。曲線が入るので更に難しい
• 正面、横からより、斜めが描きやすい
• 船を前景に配する場合は、存在感を出すように描く
• 背景をあまり細かく描きすぎない
• 船の色と背景の風景の色の調子(明度と彩度)の差があいまい
• 主眼物に淡い色を置いたら背景は濃く ヴァルール差
• 船自体の明暗差も明確に描く
• 船の陰は瞬時を捉え、色は目に映るより美しい色を塗る
点景人物
• 日本の風景がには点景人物が少なく、西洋は逆である
• 中景・近景に大きく描きこむと自然の中で生活を営む人間主体になる
• 入れないか遠景に小さく入れる絵は自然主体
• 人物を入れる際は
• 人物の大きさ、形態:周りとの相対的な大きさを意識、頭と胴体程度の 大きくとらえ細かく描かない
• 色彩:1,2色で塗り、あまり塗り分けない。強く塗って存在感を出す
• 画面上の入れる位置
人物の注意
• 頭の位置を揃え、遠くになるにしたがって小さく
• 見下ろす場合は、遠い人物ほど高い位置に
• 色彩:遠くは淡く、近くは強く
• 点景は想像で描かない。じっと人が通るまで待つ
• 点景人物の形、姿は旅先で通行人を デッサンして訓練する
描き終わったら
• 描き終わったら、他人に絵を見せて批評や感想を聞く
• 謙虚に他人の声に耳を傾ける
• 額に入れてみる。一段と良く見える
• 数日すると欠点に気が付く。同じ条件の下で修正する
(写真やスケッチを有効活用する)
• 初心者は修正が難しいので、新たに描くことも上達が確認でき有効
• 保存は湿気、直射日光に注意する
• 終わったら道具はきれいに後かたずけ(洗い含む)する
• 年に一度はきれいにして一心を心がける
おわりに - 絵画上達の条件
• 審美感
• 審美感を絵画として表現する技術
• 自分の絵画に対して常により高い水準を 追い求める
• 日頃から芸術性の高いものに触れる
• 上達の早道
1. 沢山描く
2. 人に批評してもらう 3. 名作を多く見る
ミコノス島でのスケッチ風景