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(注記の原点と文字列の方向)

第65条 注記の原点は、縦書きでは1文字目の左上、横書きでは1文字目の左下とする。

2 注記の文字列の方向は、次による。

一 文字列の方向は、原則として次の図例による。

二 路線中心等への注記は、路線の向きに添うものとする。

(注記の適用)

第66条 地図情報レベル500、1000、2500、5000 の注記の適用は、「公共測量標準図式 数値地形図データ取 得分類基準表」による。

2 応用測量の注記の適用は、「公共測量標準図式 数値地形図データ取得分類基準表 応用測量」による。

3 測量記録の注記の適用は、「公共測量標準図式 数値地形図データ取得分類基準表 測量記録」による。

国 土 地 理 院

文字列の方向0°

国土地理院

国 土

地 理

-90° -135°

-45°

文字列の方向0°

国 土 地 理 院 国土 地

理 院

国 土

地 理

+45°

-45°

角度の範囲: -135°~ -45°

角度の範囲: -45°~ +45°

第2節 細則

(行政区画)

第67条 行政名の表示は、次による。

一 行政名は、都道府県(北海道の支庁を含む。)名及び郡の名称を除きすべて表示する。

二 図上の面積が狭小で、規定の字大を用いることが困難な場合は、適宜字大を小さくして注記することができ る。

三 市町村の飛地の名称は、市町村の名称に続けて「飛地」を付して表示する。

(居住地名)

第68条 居住地名の表示は、次による。

一 居住地名は、大区域、大字・町(住居表示による○○丁目を含む。)、小字・丁目、通りに区分して表示す る。

二 地方自治法又は住居表示に関する法律に基づき、大字、町等の名称が定められた場合は、その名称を省略す ることなく表示する。なお、市街地等において、狭小な区域に字数の多い名称がある場合は、字大を 3.0mm として表示することができる。

三 大区域は、旧行政名等が大字の上に公称として呼称されているものに適用する。

四 居住地名が同じ呼称の一大字、一小字で構成される場合は、大字名のみを表示する。なお、異呼称の場合に は、地域Ⅱの注記法により、小字名をその集落に近い方に表示する。

五 大字に2個以上の小字がある場合には、小字名をそれぞれの区域に表示し、さらに大字名をその中央に表示 する。

六 市街地等の狭長な地域又は街区が、丁目、条又は通りにより縦横に区画された場合は線状対象物の注記法で 表示することができる。

(道 路)

第69条 道路の名称の表示は、次による。

一 道路の名称は、高速道路、一般国道、有料道路及び都道府県道については、原則としてすべて表示し、街道、

通り、専用道路等については、一般によく用いられている名称がある場合に表示する。

二 一般国道は、「国道15号」等と表示し、著名な街道名を併記する場合は、線状対象物の併記の注記法によ り表示する。ただし、国道の注記における文字の配列は道路に直立するようにし、路線番号を示す数字の字隔 は1/4とする。

三 都道府県道等は、「主要地方道○○・○○線」「○○道○○線」等と表示する,この場合の「○○・○○」

のような固有名間の間隔は、1字大とする。

四 坂、峠、橋等の名称は、著名なもの又は用図上重要なものについて表示する。

五 トンネルの名称は、小対象物の注記法によりトンネルの出入口に表示する。ただし、一見して同じトンネル の出入口と判断できる場合には、いずれか一方に注記するものとする。

六 高速道路のインターチェンジ等は、次の例に準じて略称を注記する。

例)○○インターチェンジ→○○IC △△ジャンクション →△△JCT □□サービスエリア →□□SA ▽▽パーキングエリア→▽▽PA

(鉄 道)

第70条 鉄道の名称の表示は、次による。

一 鉄道は、固有の名称に従って「○○鉄道」「○○鉄道○○線」等と注記する。ただし、特に字数の多い場合 でそのまま注記することが不適当と認められるものについては、略称を表示することができる。

二 駅の名称は、すべて表示する。旅客駅は小対象物の注記法により「○○駅」と表示する。貨物駅、操車場及 び信号所の名称は、その景況に従い、小対象物又は地域の注記法により表示する。

(建 物)

第71条 建物の名称の表示は、次による。

一 建物の名称は、表示の対象により小対象物又は地域の注記法により表示する。

二 建物は、固有名を表示するのを原則とする。ただし、特に字数の多い場合でそのまま注記することが不適当 と認められるものについては、略称を表示することができる。

(小物体)

第72条 小物体の名称は、著名なもの及び用図上重要なものについて、固有名又は種類を小対象物の注記法に より表示する。

(水 部)

第73条 水部の名称の表示は、次による。

一 河川の名称は、線状対象物の注記法により表示する。

二 図郭隅等で線状対象物として表示できない河川については、小対象物又は地域の注記法で表示することがで きる。

三 湖、池及び沼の名称は、その形状及び広さにより小対象物又は地域の注記法で表示する。

四 海湾の名称は、その呼称される範囲が比較的狭い内湾等に限り、その形状及び広さにより、小対象物又は地 域の注記法で表示する。

五 島の名称は、その形状又は大きさにより、小対象物又は地域の注記法で表示する。島の名称と島における唯 一の居住地名が同名であり、かつ、島の形状又は大きさにより双方の表示位置が近接する場合には、居住地名 をもって島の名称を兼ねることができる。

(水部に関する構造物)

第74条 せき、水門、ダム、渡船発着所等の名称は、その規模に応じて、小対象物又は線状対象物の注記法で 表示する。

(諸地・場地)

第75条 諸地・場地の名称は、地域の注記法により表示する。ただし、図上の面積が狭小等のためこれによる ことが適当でない場合は、小対象物又は線状対象物の注記法により表示することができる。

(山 地)

第76条 山地の名称の表示は、次による。

一 山、丘、尖峰等は、著名なもの又は用図上重要なものについて、その頂上部に対して小対象物及び地域の注 記法により表示する。

二 谷及び沢の名称は、線状対象物の注記法により、その字列の中心が谷線上にあるよう表示する。ただし、流 水がある場合は、第73条(水部)一及び二の規定に準じて表示する。

(基準点の標高)

第77条 電子基準点、三角点、水準点等の標高数値は、記号の右側に表示する。ただし、その注記位置が他の 重要な地物と重複する場合は、適宜移動して表示することができる。

(等高線数値)

第78条 等高線数値の表示は、次による。

一 数値は、主として計曲線、補助曲線及び凹地を示す曲線に表示する。ただし、平坦地で読図上必要な場合は、

主曲線に表示することができる。

二 数値は、地形の表現が妨げられない位置に表示し、曲率の大きい尾根及び谷線上には表示しない。

三 数値は、等高線を間断し、等高線と字列の中心を一致させて表示する。

四 表示密度は、基準点を含めて、図上10㎝×10㎝に10個を標準とする。

(説明注記)

第79条 説明注記は、地図記号のみでは状況及び種類が明瞭でない場合に、その種類に応じて小対象物、地域 又は線状対象物の注記法により表示する。

(例) 道路、鉄道等の建設中 →(建設中)、(宅地造成中)、(耕地整理中)

(○○工事中)、(工場用地)

建物 →(建築中)

規模の大きい輸送管の種類→(水)、(油)、(ガス)

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