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海部地区環境事務組合

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構成自治体:津島市、愛西市、弥富市、七宝町、美和町、大治町、蟹江町、飛島村 訪問日: 2012年1月20日

訪問場所: 海部地区環境事務組合新開センター(愛知県津島市新開町2丁目212番地) 関連資料

• 平成22年度組合の概要

• 海部地区環境事務組合ホームページ(2011年9月20日現在)[19]

• 海部地区環境事務組合中長期計画(平成22年3月)[20]

• 海部地区環境事務組合『エコアクション21環境活動レポート』[21]

4.3.1 聞き取りの内容

焼却残渣率について

質問:環境省のデータには組合の経費はあるが、組合のごみ処理量はない。

(a)構成自治体は組合の提供したデータをもとに、自治体が整理していると考えられるが、

その按分基準は、計量時の搬入量で按分していると考えてよいか?

(b)熔融スラグが売れたら焼却残渣量から引く市もあれば、引いていない市もあるという。

組合では、構成自治体がどのような基準で環境省にデータを提供しているか把握されているか? (c)表2.5市町村の「焼却量と焼却残渣量」と表2.6「一部事務組合の焼却量と焼却残渣量」

の関係は?

ごみ排出量について 質問:

(a)事業系ごみに関連して事業所数のデータは、組合で把握されているか?

4.3 海部地区環境事務組合 49 (b)一人当たりのごみ排出量(生活系)は、飛島村(490 kg)が大きいが、その主要因は? 回答:火事が集中すると、不燃ごみが増え、その処理所のある飛島村が多くなる。そのため 年度でばらつきが大きくなる。

火災の際の可燃ごみは時間的・スペースに余裕のある海部クリーンセンターへ運ぶ。その 他は分別が困難であり、業者に委託して飛島村に運んでもらう。燃え残りが1.5メートル以下 でないと破砕機に入らず、可燃ごみにならず不燃ごみとなる。

飛島村の最終処分場はそれほど大きくはないが、自村で出る分くらいはまかなえる。飛島 村が資源ごみ・不燃ごみが人口割で飛びぬけて数値が大きいのは、以上のような理由が考えら れる。(備考:飛島村には港湾・工場が立地し、固定資産税収入は多い。また、昼間人口も多い とのこと。)

焼却灰は、飛島村以外の構成団体は、ASECに委託している。それは飛島村以外の搬入割で 分担している。飛島村は自村に焼却灰は持ち帰り、最終処分場へ埋め立てる。そのため飛島村 からはASECへの支払いはない。旧ASECはすでに満杯となり、現在は二つ目である。ASEC は産廃用で造ったが、不況で受け入れ量が減り、他の自治体の一般廃棄物も受け入れてもらう ようになった。溶融スラグは売れないので、ASECに運んでいる。

一般会計について

質問:一般会計歳入歳出決算書は何年分まで保存されているか?すべて入手可能か? 回答:永年保存。

監査について

質問:監査委員(識見・議選)の主な活動スケジュールは? 随意監査(行政監査、地方自治法 199条2項)の実施状況は?

回答:津島市副市長(識見)、議選はあま市の議員である。随意監査は実態としてはない。定 例監査と例月出納検査を行っている。

県の広域化計画について

質問:県の広域化計画において海部地区は平成15年度に八穂クリーンセンターに集約する ことで済んでいるが、早く進んだ要因は? 

回答:平成14年6月竣工し稼働。昭和58年9月、前身の津島市ほか十一町村衛生組合で広 域処理を実現した。平成13年10月まで操業し、その後、設備を更新して、八穂クリーンセン ターが成立した。海部津島でまとまりがあった。

焼却炉の耐用年数は一般的には7年と言われるが、施設整備を行い、通常は20年使う。大 阪には30年のところもある(大規模な改修は必要)。この後、2、3年後に基幹的改良をする予 定である。1日あたり2炉運転・110×2炉=220 tくらい燃やしていく。)

質問:人口減少に伴い、現在330.0 t/日であるが、炉を小さくしていくのか?

回答:炉は小さくできない。3炉あるが、全部はできない。110t×3で、今は2炉動かして いる。場合によっては1炉で済ますこともある。低すぎても高すぎても発電機に負荷がかか るので、能力的には下げられない。なお、1炉整備するには2,3か月かかる。

焼却炉について

質問: 焼却炉の能力について、原理的には焼却残渣率を2〜3%にすることが可能といわれ るが?

回答:ごみの質について、今の炉で、未燃はあまり出ない。整備の業者に聞くと、不燃物が 少ない。東京、横浜など大都市では分別意識が低く、不燃物である空き缶がごろごろ混じって いたりするという。

起債について

質問:起債の償還年数は?また、起債の相手先は?

回答: 15年償還である。もとは15年が耐用年数といわれていたためである。延命化措置で、

耐用年数が伸び20年になった。もう少し経ったら、基幹的整備を行う。その際には新たに起 債で借りる。延命化措置をとると、公債費(元利償還金)をフラットにしたいが、がくんと落 ちる年度がどうしても出る。自己財源は焼却手数料と売電収入がある。売電収入は年間5000 万円ほどである。

起債の相手先は、全額、国である。補助金額は上下する。設備に対し、半分が補助金で賄 い、残り半分の95%が起債、5%が組合の持ち出しとなる。国が決めてきたものをのむだけで あり、現在のものは2%の固定金利である。

焼却施設の使用開始から15年目以降の定期整備の費用は起債の保証の範囲でなかった。16 年目から定期整備で毎年3億円かかる。

売電収入について

質問:売電収入はどのくらいあるか?

回答:自己財源は焼却手数料と売電収入がある。売電収入は年間5000万円ほどである。

合併と組合の構成団体について

質問:海部市に合併した甚目寺町の扱いが異なるのはなぜか?

回答:旧甚目寺町は、新川(しんかわ)の河川敷に立地し、名古屋市五条川工場として名古屋 市と共同でごみ処理をするので、もともと海部地区に入らなかった。甚目寺町のごみは海部に は入らなかった。甚目寺町はあま市に合併したが、旧甚目寺町域で収集したごみは、五条川工 場で焼却処理される。

ウェブサイトについて

質問:ウェブサイトはどのように運用されているか? 回答:年間で30万円程度のウェブページ作成委託費。

4.3 海部地区環境事務組合 51 エコアクション21について

質問: (a)エコアクション21を取得した経緯・理由・その取得によって、どのような効果が

得られたのか?

(b)費用対効果について組合としての評価は? (導入にいくらかかったのか?また、環境会計の 導入の意思も。)

(c) ISO14001という選択肢もあると思われるが、エコアクション21にした理由は?

(d)エコアクション21に取り組むに当たり、組合分担金を負担する自治体との調整は必要だっ たか?もし必要であったとすればどのような内容であったのか?

(e)分担金を負担する自治体やその住民から、エコアクション21の情報開示ののち、エコアク ション21に関して、あるいは、環境対策について、何か問い合わせなどはあるのか?あると すればそれは以前より増加したのか?

(f)海部郡からあま市になり、環境マネジメント面で変更された職域や業務内容があるのか? 回答: 温暖化対策委員会が平成15年度より活動していた。その中で、ISO14001の認証取 得の話も出たが、審査・取得の経費が高く、約500万円が必要であり、また、常駐の職員を

ISO14001のために一人配置することはできない。ISO14001の趣旨は最大限反映して自主的

に環境マネジメントを行うこととなった。一方、平成19年度に国ではエコアクション21を 開始した。この審査は20〜30万で済み、登録に10万円必要であるが、はるかに安価である。

外部の第三者の目が入るので環境マネジメントがより良くなるだろうという判断である。エ コアクション21は2年ごとの更新で、平成23年度の更新が終わったところである。更新時 も導入時と同じくらいの費用がかかるが、外部の第三者に審査してもらうのはいいことであ る、という考え方で行っている。

環境マネジメントでは、節電や、公用車のガソリンを節約するためエコドライブの徹底な ど。経費をかけずにやれることはやり尽くしている。エコアクション21に対しては2年で40 万円の支出であり、職員への意識改革が見られ、その効果はある。

ごみ処理を中心とした情報交換の場として、県内自治体間の連絡会議がある。そこではたと えばランニングコストを比較したり、薬品の単価の比較をしたりすることがある。ただし、設 備も違うし、入ってくるごみの質も違うので、単純な比較は難しい。エコアクション21につ いて、その認証取得については組合議会ではとくに異議などはなく承認された。また、取得・

公表後、特に市民や構成自治体からの反応はない。就職活動の志望動機にされることはある。

具体的には、節電の記録もつけており、目標値決めて下げる努力をしているが、ある一定以 上は下がらない。そのため新しいことにも取り組む必要があり、例えば建物のガラスにフィル ムを張り、断熱効果を高めたりすることも考えているが、経費が高いので、費用対効果を検討 中である。そのほか、電力は瞬間最大ワット数で契約している。できるだけ瞬間最大ワット数 を下げ、平坦に運転し、経費を削減できないか検討中である。

組合規約・分担金について

質問:組合分担金の分担割合が決められた経緯と、その後、各自治体からの見直し等の動向 があるかどうか?

回答:平成22年度までは、「ごみ処理施設の維持管理に要する経費」は、均等割が100分の 5、人口割が100分の45、投入実績割が100分の50であった。平成23年度からは、均等割が

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