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流通・物流業における課題

ドキュメント内 Microsoft Word - [SET]JCK_JointReport_Japan_.doc (ページ 77-118)

第1節  物流関連社会資本の整備と管理  1. 拠点整備 

我が国の国際競争力を強化するためには、大都市が人流、物流のそれぞれについて 国際的な交通ネットワークの要となることが必要である。しかし、空港や港湾の現状は、中 部国際空港が供用を開始する等、着実に整備が進んでいるとはいえ、十分満たしている とは言い難い。このため、大都市圏において、拠点空港や国際港湾のハード・ソフト両面 での機能強化とともに、これらへのアクセスの利便性向上を図ることが緊急の課題となっ ている。

空港関係では、国際拠点空港の成田国際空港、関西国際空港及び中部国際空港に ついて、その整備を強力に推進するとともに、特に重要かつ喫緊の課題である東京国際 空港(羽田)の再拡張について、

2009

年末の供用開始を目指し、強力に事業を推進する 必要がある。さらに成田新高速鉄道の整備、東京外郭環状道路の東側区間の早期整備 等による空港とのアクセスの利便性向上も推進する必要がある。

港湾関係では、国際水準の高規格コンテナターミナル及び多目的国際ターミナルの 拠点的整備により物流機能強化を図る必要があるほか、湾内ノンストップ航行を実現する ため、国際幹線航路の整備や船舶自動識別装置

(AIS)

を活用した次世代型航行支援シ ステムの整備等も実施する必要がある。さらに、港湾の

24

時間フルオープン化の早期実 現や、輸出入・港湾関連手続の更なる利便性の向上(次世代シングルウィンドウ化)も図る 必要がある。

これらの取組みを推進しつつ、アジア主要港を凌ぐ港湾コスト・サービス水準の実現を 目標に、ターミナルシステムの統合・大規模化、

IT

化等の施策を先導的・実験的に官民 一体で展開するスーパー中枢港湾プロジェクトを推進する必要がある。

<図表 4-1-1 大都市における拠点空港の整備> 

<図表 4-1-2 国際港湾の機能強化> 

 

・ 2007年限定供用に向けた二期事業の推進

・利用促進の推進

関 空 羽 田

・2009年中の新設滑走路等の供用開始及び 国際定期便の就航を目指し、着実に事業を推進。

(年間発着能力 現在29.6万回→再拡張後40.7万回)

・ 2005年2月17日開港に開港し、旅客・貨物とも 利用状況は好調

中 部

A滑走路 3,000m

C滑走路 3,000m B滑走路2,500m

連絡誘導路

新設滑走路2,500m

A滑走路( m)

旅客ターミナルビル

連絡誘導路

空港連絡橋

( 4,000 m滑走路整備予定)

二期空港島

一期空港島 A滑走路(3,500m)

旅客ターミナルビル 連絡誘導路

空港連絡橋

(4,000m滑走路整備予定)

一期空港島 二期空港島

滑走路(3,500m)

旅客ターミナル ビル 空港連絡

滑走路(3,500m)

旅客ターミナルビル 空港連絡橋

・ 北伸による平行滑走路の2,500m化の推進

成 田

大都市圏の空港容量の確保 国際拠点としての機能強化

・ 2007年限定供用に向けた二期事業の推進

・利用促進の推進

関 空 羽 田

・2009年中の新設滑走路等の供用開始及び 国際定期便の就航を目指し、着実に事業を推進。

(年間発着能力 現在29.6万回→再拡張後40.7万回)

・ 2005年2月17日開港に開港し、旅客・貨物とも 利用状況は好調

中 部

A滑走路 3,000m

C滑走路 3,000m B滑走路2,500m

連絡誘導路

新設滑走路2,500m

A滑走路( m)

旅客ターミナルビル

連絡誘導路

空港連絡橋

( 4,000 m滑走路整備予定)

二期空港島

一期空港島 A滑走路(3,500m)

旅客ターミナルビル 連絡誘導路

空港連絡橋

(4,000m滑走路整備予定)

一期空港島 二期空港島

A滑走路( m)

旅客ターミナルビル

連絡誘導路

空港連絡橋

( 4,000 m滑走路整備予定)

二期空港島

一期空港島 A滑走路(3,500m)

旅客ターミナルビル 連絡誘導路

空港連絡橋

(4,000m滑走路整備予定)

一期空港島 二期空港島

滑走路(3,500m)

旅客ターミナル ビル 空港連絡

滑走路(3,500m)

旅客ターミナルビル 空港連絡橋

・ 北伸による平行滑走路の2,500m化の推進

成 田

大都市圏の空港容量の確保 国際拠点としての機能強化

輸出入・港湾関連手続 のワンストップサービス

幹線道路網とのアクセス性の向上

港湾物流情報 プラットホーム

行政を含めた24時間 フルオープン

稼働率向上

高規格コンテナターミナル 湾内ノンストップ航行 港湾保安対策

の強化

輸出入・港湾関連手続 のワンストップサービス

幹線道路網とのアクセス性の向上 幹線道路網とのアクセス性の向上

港湾物流情報 プラットホーム 港湾物流情報 プラットホーム

行政を含めた24時間 フルオープン

稼働率向上

高規格コンテナターミナル 湾内ノンストップ航行 港湾保安対策

の強化

2. 物流ネットワークの整備 

東アジアと日本との間での物流が増大している中で、日本を含む東アジアを一体的な 圏域とした円滑な物流を実現していくためには、国際物流のコスト及びリードタイムを国 内物流の水準に可能な限り近づけ、国内物流と遜色のない国際物流を実現することが求 められる。また、国際物流コストの高さが企業立地における障害ともなり得ることからも、国 際物流の水準の向上が重要となる。

 こうしたことから、ネットワークの機能を最大限に活用できるよう、空港・港湾におけるワン ストップサービス、

IT

化、

24

時間運用等について、関係省庁と連携しつつ取り組んでいく などを図る必要がある。

 航空分野において、我が国が東アジアにおける中心的な役割を果たしていくためには、

東アジアにおける交通ネットワークの拠点としての地位を確保していくことが重要である。

しかしながら、航空ネットワークについては既に容量の限界が見込まれているものがある など、密度の高いサービスを提供する上での課題が存在している。このため、以下のこと が必要となる。

○ 海外との接点における容量を拡大するための、大都市圏拠点空港の整備

○ 接点と海外とを結ぶ航空路の容量拡大

○ 国内の交通ネットワークと、国際空港へのアクセスにおける利便性向上

海上輸送は、四方を海に囲まれた多数の島からなる我が国にとって、我が国の産業活 動を支えるなど物流の面でも欠くことの出来ない重要な輸送手段となっている。特に、近 年では、モーダルシフトの担い手としての効率的な国内物流体系の構築に資する長距離 フェリーや

RORO

船等の役割の重要性が高まっており、海上輸送と陸上輸送とが円滑か つシームレスに接続した複合一貫輸送を推進するためにも、国内海上交通ネットワーク の充実及び効率化を図ることが必要不可欠となっている。

このため、現状では複合一貫輸送に対応した内貿ターミナルの整備や離島における就 航率の向上等の輸送の安定性確保を図っている。また、鉄道建設・運輸施設整備支援 機構の船舶共有建造業務を活用し、環境対策及び物流効率化に資する船舶の建造を 進めている。さらに、内航海運の活性化等も推進し、ハード・ソフト両面からの国内海上ネ ットワークの充実を図っていく必要がある。

また、海上・航空輸送と陸上輸送を円滑に接続するため、港湾・空港へのアクセス道路 の整備を進める必要がある。また、海上コンテナを直接搭載するための車両の大型化に 対応して、物流拠点、重要港湾等を連絡する高速道路、一般国道等を中心に橋梁の補 強等の整備も進める必要がある。

3. 大都市・地域の整備  (1)都市内物流の効率化 

現在、都市内の渋滞が深刻な問題となっている。このため、現状では大都市圏を通 過する交通を迂回させる環状道路・バイパス等や踏切道の改良により渋滞の原因であ るボトルネックの解消を図るとともに、関係機関と連携して

TDM

施策を行うなど、ソフト 面での施策を併せて推進している。

ソフト面では、積載効率の向上を目的とし、トラックの自営転換を進めていることに加 え、共同集配事業を促進するための施設整備や実証実験を行っている。

2004

年度に おいては、共同配送センターの設置等により商品輸送を集約し物流効率化を図る実証 実験を実施した。

また、「流通業務市街地の整備に関する法律」に基づき流通業務市街地の整備を推 進しており、これまでに

22

都市、

28

箇所の流通業務市街地が整備されている。

さらに、地方公共団体の駐車場附置義務条例に荷捌き施設を位置付けるよう促して きており、

2004

3

月末現在で

75

自治体において、一定の商業施設等への荷捌き施 設の設置義務付けを内容とする条例の改正が実施されている。

(2)地域間物流の効率化 

地域間物流の分野では複合一貫輸送を始めとする物流の効率化を目標として、港 湾・駅等物流拠点の整備や幹線部分における貨物輸送力増強等を進めていく必要が ある。さらに、物流拠点と高速道路等を結ぶ連絡道路を整備して、トラック輸送との相互 の結節を円滑にすることにより、全体輸送の効率化も図っていく必要がある。 現状では、

高速道路等の沿道及びインターチェンジ周辺において、トラックの積替え機能等を有 する物流拠点の立地を支援するため、関連道路等の整備を行っているほか、車両の大 型化に対応した広域的な道路ネットワークの整備を行っている。

内航海運については、青森港等において、複合一貫輸送に対応した内貿ターミナ ルの拠点的整備を行っている。貨物鉄道については、山陽線において、コンテナ列車 の長編成化による輸送力増強を図るための施設改良を実施しているほか、着発線にお いて直接本線列車のコンテナの積み下ろしが可能な

E

S

式荷役駅の整備を図ってお り、

2003

年度においては、金沢貨物ターミナル駅及び神戸貨物ターミナル駅が開業し た。

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