[起動時グループオンライン効率化について]
設定ダイアログまたはWebManagerからクラスタシャットダウン、もしくはクラスタ シャットダウンコマンドを実行した場合のみ動作します。
Windowsのスタートメニューからシャットダウンを行った場合は動作しません。
OperationHelperは、サーバ起動時にグループに設定した優先所有者を参照して、グル
ープのオンライン処理を行いますが、WSFC のグループのフェールバックの設定には 影響しません。
[障害監視モニタによるグループリソース障害時の復旧処理について]
監視対象解除時は、フェールオーバのしきい値を環境に応じて、再設定してください (既定値は現在のクラスタに参加しているサーバ数)。
なお、しきい値0のままでは、WSFCは障害検出しても、フェールオーバしません。
グループまたはリソースの追加や削除を行った場合は、すべてのサーバでリソースが オンラインにできるか確認した上で、設定ダイアログのグループ/リソースタブより再 設定してください。
復旧処理 [STOP エラー]と[ハードウェアリセット] は、強制的にサーバ停止や再起動 を行うため、作業中のデータは保存されない可能性があります。
[ローカルディスク監視時間について]
監視時間は、ご利用いただくシステムの環境に依存します。十分な高負荷テストを行 った上で値を設定してください。
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[サーバ起動時のタイムアウト時間/クラスタ終了時のタイムアウト時間について]
サーバ起動時/クラスタ終了時のタイムアウト時間は、ご利用いただくシステムの環境 に依存します。サーバ起動時/クラスタ終了時における十分なテストを行った上で値を 設定してください。
サーバ起動時のタイムアウトの詳細は、2.1.3章を参照ください。
クラスタ終了時のタイムアウトの詳細は、2.2.3章を参照ください。
[クラスタシャットダウンについて]
設定ダイアログからのクラスタシャットダウン、もしくはクラスタシャットダウンコ マンドを行った場合のみ動作します。また、OperationHelperによる起動時グループオ ンライン効率化も行われません(WSFCがオンラインにします)。
[パスワードの設定について]
パスワードを忘れた場合はOperationHelperを再インストールが必要です。パスワード を忘れないように注意してください。
[ファイアウォールの設定について]
ファイアウォール製品が導入されている環境ではファイアウォールの設定が必要です。
[6章 保守情報] を参照してください。
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[OperationHelperサービスの起動時エラーについて]
OperationHelperサービスは、indows Eventogサービスが停止状態では開始できません
(以下イベントログが記録されます)。
ログの種類 アプリケーション ソース OperationHelper イベント ID 3004
レベル エラー
説明 OperationHelperサービス起動時の初期化(%1)に失敗しました。Status=%2
OperationHelperサービスを再起動してください。
Windows Eventogサービスを開始状態にしてから、OperationHelperサービスを開始し
てください。
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