(2)夜間
基本的には、日中の外出と同じですが、暗闇により、恐怖心が強まるこ とが考えられますので、外出先で殺到する人に巻き込まれないよう十分落 ち着いて行動するように心がけましょう。目が慣れてきたら、足下に気を つけ、周囲の状況を把握しましょう。
また、暗闇の中で取り残されないよう、あらゆる手段を使って、そばを 通りかかった人に近くの安全な場所まで誘導してもらいましょう。
呼吸器・心臓障害者は?
・ 在宅酸素療法をしている人は、酸素吸入をいったん止めて、電気やガスに よる火災の危険がないことを確認しましょう。酸素供給業者と連絡を取り、
酸素の供給や機器の点検をしてもらってから、酸素吸入を再開しましょう。
・ 呼吸器使用中の人は、電気が止まった場合、手動式の吸引器等を使用しま しょう。
・ 呼吸器使用中の人で自力で呼吸のできない人は、電源供給が止まった場合、
ただちにアンビューバッグによる用手人工呼吸を行います。外部バッテリ ー等の外部電源に切り替わって作動している間に、支援者を求めましょう。
・ 充電式の吸引器がない場合には、手動式の吸引器を使用しましょう。
腎臓障害者は?
・ かかりつけ医と連絡がとれれば、その指示に従って必要な処置を行い、避 難しましょう。連絡がとれない場合には、事前に相談して決めた方法に従 いましょう。
・ 在宅で腹膜透析中の場合、周囲の被害状況から継続できないときは、緊急 度に応じて接続チューブで離断するか、又は通常の終了操作を行いましょ う。
膀胱・直腸障害者は?
・ ストマを装着している人は、できるだけ装具やケア用品などの必要物品を 持って、避難しましょう。
小腸障害者は?
・ 経管栄養補給中に災害が発生した場合には、慌てずに補給を中断し、必要 な処置を行い、避難しましょう。
・ 中心静脈栄養補給中の場合には、カテーテル挿入部に異常を起こしていな ければできるだけ清潔に保ち、カテーテルの接合部をはずします。常時準 備してあるヘパリンか、生理食塩水を注入し、クリップして挿入部位周辺 にカテーテルをまとめ絆創膏で固定しましょう。
* 上記の処置を行う余裕がない場合には、輸液パックを持って安全な場所 に移動し、支援を待って避難しましょう。