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図 3.28 サーフェスイン ターバル
C ボタンを 2 回押すと、中 央画面に飛行機搭乗禁止時 間(11 時間)が表示 NITROX モードに設定した場合は、以下の情報も表示されます。
・中央画面の左側に酸素割合(O2%)
・現在の酸素曝露状態を画面左側に酸素分圧限界(OLF)をバーグ ラフで表示
サーフェスモードは、潜水後約 5 ~ 10 分経過すると自動的に時刻 表示(スタンバイモード)となり、約 2 時間後に無表示となりますが、
B ボタン(PLAN)または C ボタン(TIME)を押すと時刻表示に戻 ります。
3.5.2 ダイブナンバー(反復潜水回数)
数回の反復潜水はコンピュータのスイッチが切れるまで(残留窒素 がなくなるまで)、同じ反復潜水シリーズとみなされます。
各潜水シリーズごとに、反復潜水ナンバーが与えられます。
反復潜水回数は、最初の潜水が DIVE1、次の潜水が DIVE2、その次 の潜水は DIVE3 と順番にダイブナンバーが与えられます。
水面休息時間が 5 分より短い場合に再度潜水を始めると、ZOOP は 前の潜水の継続と解釈します。潜水表示は戻り、ダイブナンバーも 変わらず、ダイブタイムは前回分に加算されます。
水面で 5 分経過した場合は、次からの潜水は反復潜水となります。
ダイブプラン表示中のダイブナンバーは次の潜水を開始すると、そ の次の回数が表示されます。
TIME SURF
MAX
ºC TIME
m NO
40
3.5.3 潜水後の飛行機搭乗
飛行機搭乗禁止時間は画面中央に飛行機マークと共に表示されます。
飛行機搭乗禁止時間(残留窒素時間)が 0 になるまで飛行機搭乗及び高地への旅行はしない で下さい。
《テーブル 3.3》
警告の表示
潜水注意マーク シーリング無視マーク 飛行機搭乗禁止マーク
飛行機マークはスタンバイモードでは表示されません。
飛行機搭乗前に ZOOP をサーフェス表示にして、飛行 機マークが点灯していないことを必ず確認して下さい。
飛行機搭乗禁止は少なくとも 12 時間またはそれ以上ですが、パー マネント・エラーモードの場合は 48 時間になります。
MAX
ºC DIVE TIME
m NO
図 3.29 サーフェス表示 減圧を無視(3 分以上)し た場合、中央に Er 表示 48 時間は次の潜水はでき ない
コンピュータに飛行機搭乗禁止マークの警告が表示されている間は、飛行機搭 乗を避けることをおすすめします。
DAN は潜水後の飛行機への搭乗について以下のように忠告しています。
・安全に飛行機に搭乗するには(キャビン・プレッシャー 2,400m…まで)、最 低 12…時間の水面休息時間が必要です。ダイバーが減圧を必要とするダイビ ング、何回ものマルチレベルダイビング及び毎日ダイビングをする計画を立 てる場合は、特別な事前の注意と飛行機搭乗まで 12…時間以上の待機時間を とること。
アメリカの UHMS(水中高気圧医学協会)は以下の場合を除いて、空気潜水 後、減圧症の兆候が無くても 48 時間は飛行機搭乗を(キャビン・プレッシャー 2,400m…まで)控えるように提案しています。
・48…時間以内に無減圧潜水をした場合は飛行機搭乗は少なくとも 12…時間の水 面休息を推奨しています。
・減圧潜水をした場合は少なくとも 24…時間の水面休息、できれば 48…時間の水 面休息を推奨しています。
スントでは DAN、または UHMS…の忠告、及び ZOOP が飛行機搭乗可能な状態 になるまで待つことを推奨します。
注)UHMS:アメリカの非営利団体で潜水に関係する科学者、医者、民間人等、
世界 50…ヵ国、2,500…人以上の会員で構成されている協会。
潜水後の飛行機搭乗で完全に減圧症を防ぐことを保証する規則はありません。
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