1.水洗便所化改造工事資金貸付及び補助事業
下水道法では、下水道の効率的な活用を促進するため、処理区域内においては、下水の処理 を開始すべき日から3年以内にくみ取り便所を水洗便所へ改造(市下水道条例では、し尿浄化 槽も3年以内に廃止)することを義務づけている。
この工事資金を援助するため、貸付及び生活扶助世帯に対する水洗便所設置費の補助を行っ ている。
(1) 貸付の対象者
水洗便所化改造工事資金の貸付は、処理区域内において、くみ取り便所を水洗便所に改造 しようとする者、既設の浄化槽を廃止して公共下水道に接続しようとする者、または既設の 排水設備で下水道法施行令第8条第4号に規定する汚水を雨水と分離して排除する構造に適 合しないものを改築しようとする者。
(2) 貸付額及び償還方法
区 分
施行日 貸 付 の 対 象 貸 付 額 償 還 方 法 利息
平成23年4月1日
くみ取り便所を水洗便所に改
造する場合、1便槽につき 50万円以内 40ヶ月均等分割 なし 既設の浄化槽を廃止して公共
下水道に接続する場合、1基 につき
35万円以内 同 上 なし 分流区域の既設の排水設備で
誤接続された構造のものを改 築する場合、排水設備一式に つき
30万円以内 同 上 なし
(3) 処理区別貸付状況
年度 西浦処理区 高瀬処理区 印旛処理区 江戸川左岸処理区 津田沼処理区 合 計 件数 金額(千円) 件数 金額(千円) 件数 金額(千円) 件数 金額(千円) 件数 金額(千円) 件数 金額(千円) 21 40 8,960 305 75,412 6 1,341 0 0 37 7,554 388 93,267 22 35 7,735 397 95,941 9 2,240 0 0 30 5,531 471 111,447 23 28 7,166 313 69,534 4 696 0 0 1 168 346 77,564 24 17 3,875 279 65,659 3 689 0 0 3 552 302 70,775 25 10 3,039 171 39,025 1 350 0 0 2 287 184 42,701
- 29 - (4) 補助の対象者
水洗便所化改造工事資金の補助対象者は、生活扶助世帯であって、処理区域内において、
くみ取り便所等を水洗便所に改造しようとする者や、浄化槽を廃止して公共下水道に接続し ようとする者。
(5) 補助の内容
くみ取り便所改造工事、又は浄化槽廃止工事及び、これに付随する排水設備工事に要する 費用とする。
(6) 補助状況
年度 西浦処理区 高瀬処理区 印旛処理区 江戸川左岸処理区 合 計 件数 金額(千円) 件数 金額(千円) 件数 金額(千円) 件数 金額(千円) 件数 金額(千円) 22 0 0 1 259 0 0 0 0 1 259 23 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 24 0 0 1 300 0 0 0 0 1 300 25 0 0 1 296 0 0 0 0 1 296
(7) 貸付金利用および補助状況
(単位:件)
2.排水設備工事の概要
公共下水道の処理区域内の建物の所有者は、トイレ、雑排水等すべての排水設備を設置して、
公共下水道に排除しなければならない事が下水道法・建築基準法で義務づけられている。
このような排水設備の工事は、下水道法施行令第8条等により基準が定められており、船橋 市下水道条例で市指定排水設備工事店が施工するよう義務づけている。
年 度
17 18 19 20 21 22 23 24 25 自 己 資 金 3,586 3,602 3,785 3,768 6,077 4,651 4,916 4,995 4,898 貸付金利用 230 312 213 236 388 471 346 302 184 補 助 金 1 1 0 0 1 1 0 1 1 計 3,817 3,915 3,998 4,004 6,466 5,123 5,262 5,298 5,083
◎平成25年度末 市指定排水設備工事店数 363店
排水設備工事の届出状況 (単位:件)
検査対象 18年度 19年度 20年度 21年度 22年度 23年度 24年度 25年度 くみ取り
便所改造 82 70 49 66 50 71 42 49 浄 化 槽
改 造 2,339 2,437 2,559 5,088 3,531 3,352 3,397 3,039 新築家屋 1,494 1,491 1,396 1,312 1,542 1,839 1,859 1,995 計 3,915 3,998 4,004 6,466 5,123 5,262 5,298 5,083
3.除害施設等水質保全対策の概要
(1) 法律・条例による規制
公共下水道の整備が進むにつれて工場、事業場排水も下水道へ排除されることとなり、こ
れらの排水は公共下水道施設の機能に障害を起こしたりするなど問題となることが多い。
このような事態を防ぐため、公共用水域の保全・公共下水道施設の機能保全という観点か ら、下水道法で特定事業場から下水を排除するものは、政令及び条例で定める基準に適合し ない下水を排除してはならないとされており、これに違反した場合直ちに罰則の適用を受け ることとなる(直罰制度)。政令では 33 物質について基準が定められており、また水素イオ ン濃度・生物化学的酸素要求量・浮遊物質量・ノルマルヘキサン抽出物質含有量、窒素含有 量、燐含有量については下水道条例で基準を定めている。
特定事業場以外についても、下水道条例により基準に適合しない下水を排除する者は、除 害施設を設置しなければならないと規定しており、トイレを除くすべての排水を規制対象と している。
(2) 立入検査および指導状況
平成 25 年度は、延べ 82 件の検査を実施し、7件の排除基準超過があった。
7件の排除基準超過については、注意、改善勧告により超過原因の調査及び改善