2.5 臨床に関する概括評価
2.5.5 安全性の概括評価
2.5.5.6 比較的よく見られる有害事象
2週間試験(OA)において、いずれかの群で2%以上発現した有害事象を表2.5-23(貼付部位)、
表2.5-24(貼付部位以外)に示した。いずれかの群で2%以上発現した有害事象は、貼付部位では適
用部位皮膚炎及び適用部位紅斑であった。貼付部位の有害事象はほとんどが軽度であり、高度と判定 された事象はなかった。貼付部位以外でいずれかの群で2%以上発現した有害事象は血中尿素増加で あり、全て軽度であった。また、貼付部位の副作用は有害事象と同様であり、貼付部位以外で2%以 上発現した副作用はなかった。
長期投与試験において、2%以上発現した有害事象を表2.5-25(貼付部位)及び表2.5-26(貼付部位 以外)に示した。貼付部位で2%以上発現した有害事象は適用部位皮膚炎、適用部位湿疹、適用部位 紅斑及び適用部位そう痒感であった。貼付部位以外でいずれかの群で5%以上発現した有害事象は鼻 咽頭炎、挫傷、胃腸炎、腹部不快感、背部痛、変形性関節症、胃炎、筋肉痛及び変形性脊椎症であり、
発現した有害事象及び発現頻度に関して、40 mg群と80 mg群で大きな違いはなかった。貼付部位、
貼付部位以外ともに、2%以上発現した有害事象のほとんどが軽度であり、高度と判定された事象はな かった。また、貼付部位で2%以上発現した副作用は適用部位皮膚炎、適用部位湿疹、適用部位そう 痒感及び適用部位紅斑であった。貼付部位以外でいずれかの群で2%以上発現した副作用は胃炎、血 中尿素増加及び尿中血陽性であった〔2.7.4.2.1.1項〕。
表2.5-23 有害事象発現状況[貼付部位、2%以上、2週間試験(OA)]
群 基剤 20 mg以下 40 mg FP
解析対象例数 292 638 552 317
一般・全身障害および投与部位の状態
適用部位皮膚炎 11 (3.8) 25 (3.9) 25 (4.5) 2 (0.6) 適用部位紅斑 12 (4.1) 17 (2.7) 15 (2.7) MedDRA/J ver. 16.1、例数(%)
(引用元:2.7.4.2.1.1 表2.7.4-20)
表2.5-24 有害事象発現状況[貼付部位以外、2%以上、2週間試験(OA)]
群 基剤 20 mg以下 40 mg FP
解析対象例数 292 638 552 317
臨床検査
血中尿素増加 4 (1.4) 8 (1.3) 11 (2.0) 3 (0.9) MedDRA/J ver. 16.1、例数(%)
(引用元:2.7.4.2.1.1 表2.7.4-22)
表2.5-25 有害事象発現状況(貼付部位、2%以上、長期投与試験)
群 40 mg/部位
評価部位数 301
一般・全身障害および投与部位の状態
適用部位皮膚炎 88 (29.2)
適用部位紅斑 17 (5.6)
適用部位そう痒感 10 (3.3)
適用部位湿疹 32 (10.6)
MedDRA/J ver. 16.1、部位数(%)
(引用元:2.7.4.2.1.1 表2.7.4-21)
表2.5-26 有害事象発現状況(貼付部位以外、2%以上、長期投与試験)
群 40 mg 80 mg
解析対象例数 101 100
心臓障害
動悸 2 (2.0)
耳および迷路障害
回転性めまい 2 (2.0) 1 (1.0) 眼障害
結膜炎 2 (2.0) 1 (1.0) アレルギー性結膜炎 2 (2.0) 1 (1.0) 胃腸障害
腹部不快感 6 (5.9) 6 (6.0) 上腹部痛 2 (2.0) 2 (2.0)
便秘 3 (3.0) 2 (2.0)
下痢 4 (4.0) 2 (2.0)
消化不良 2 (2.0)
胃炎 2 (2.0) 5 (5.0)
胃食道逆流性疾患 2 (2.0)
口内炎 3 (3.0) 2 (2.0) MedDRA/J ver. 16.1、部位数(%)
(引用元:2.7.4.2.1.1 表2.7.4-23)
表2.5-26 有害事象発現状況(貼付部位以外、2%以上、長期投与試験)(続き)
群 40 mg 80 mg
解析対象例数 101 100
一般・全身障害および投与部位の状態
末梢性浮腫 2 (2.0)
ポリープ 2 (2.0)
免疫系障害
季節性アレルギー 2 (2.0) 1 (1.0)
感染症および寄生虫症
気管支炎 2 (2.0)
膀胱炎 2 (2.0) 3 (3.0)
胃腸炎 8 (7.9) 3 (3.0)
インフルエンザ 3 (3.0) 1 (1.0)
鼻咽頭炎 42 (41.6) 35 (35.0)
歯周炎 3 (3.0)
腎盂腎炎 2 (2.0)
ノロウイルス性胃腸炎 2 (2.0)
傷害、中毒および処置合併症
節足動物刺傷 3 (3.0)
靱帯捻挫 3 (3.0) 4 (4.0)
肋骨骨折 1 (1.0) 2 (2.0)
挫傷 13 (12.9) 8 (8.0)
創傷 1 (1.0) 4 (4.0)
靱帯損傷 2 (2.0)
臨床検査
血中クレアチニン増加 1 (1.0) 2 (2.0)
血中カリウム増加 2 (2.0)
血中尿素増加 1 (1.0) 3 (3.0)
尿中血陽性 3 (3.0) 2 (2.0)
尿中蛋白陽性 2 (2.0)
筋骨格系および結合組織障害
関節痛 2 (2.0) 2 (2.0)
背部痛 6 (5.9) 6 (6.0)
滑液包炎 2 (2.0)
筋骨格痛 2 (2.0) 2 (2.0)
筋肉痛 5 (5.0)
変形性関節症 6 (5.9) 3 (3.0)
関節周囲炎 4 (4.0) 3 (3.0)
変形性脊椎症 5 (5.0) 3 (3.0)
MedDRA/J ver. 16.1、部位数(%)
(引用元:2.7.4.2.1.1 表2.7.4-23)
表2.5-26 有害事象発現状況(貼付部位以外、2%以上、長期投与試験)(続き)
群 40 mg 80 mg
解析対象例数 101 100
筋骨格系および結合組織障害(続き)
滑液嚢腫 2 (2.0) 1 (1.0)
腱鞘炎 4 (4.0)
弾発指 2 (2.0)
筋骨格硬直 3 (3.0) 3 (3.0)
椎間板障害 2 (2.0)
神経系障害
頚腕症候群 2 (2.0)
感覚鈍麻 2 (2.0)
坐骨神経痛 2 (2.0) 2 (2.0)
腎および尿路障害
頻尿 2 (2.0)
呼吸器、胸郭および縦隔障害
アレルギー性鼻炎 2 (2.0) 3 (3.0)
皮膚および皮下組織障害
湿疹 3 (3.0) 4 (4.0)
皮下出血 1 (1.0) 2 (2.0)
嵌入爪 2 (2.0)
MedDRA/J ver. 16.1、部位数(%)
(引用元:2.7.4.2.1.1 表2.7.4-23)