本節では、本ツールによって生成される鉄道駅形状の生成結果を示す。相対式ホームの高架駅 で、線路、階段、エレベーター、改札口、出口があり、上から下へ向かう時の2つの階段の進行方 向が向かい合っていない鉄道駅形状を自動生成する。なお、壁を生成する際は積み上げずに自動 生成する。図 4.15 は作成した駅構内図であり、図 4.16 は駅構内図から3Dモデルを置き換えた 鉄道駅形状の画像である。
図4.15 相対式ホームにおけるプラットホームとコンコースの駅構内図
図4.16 3Dモデルを置き換えた相対式ホームの鉄道駅形状
島式ホームの地上駅で、線路、階段、エレベーター、改札口、出口があり、上から下へ向かう時 の2つの階段の進行方向が向かい合っていない鉄道駅形状を自動生成する。なお、2つの出口の 位置はそれぞれ別の位置に配置する。図 4.17 は以上の条件で生成した駅構内図であり、図 4.18 は駅構内図から3Dモデルを置き換えた鉄道駅形状の画像である。
図4.17 島式ホームにおけるプラットホームとコンコースの駅構内図
図4.18 3Dモデルを置き換えた島式ホームの鉄道駅形状
以上の生成結果から、本手法を用いて様々な鉄道駅形状を自動生成することができた。今後、本 手法で扱わなかった鉄道駅の施設や工作物を考慮した経路を生成することで、複雑な構造をもっ た鉄道駅形状を表現できるだろう。また、プラットホームの数や改札の数を増やしたり、多くの 階層を設けたり、屋根、柱を取り付けたりすることで、複雑な鉄道駅形状を自動生成を行うこと が可能となるだろう。
第 5 章
まとめ
本研究では、駅の特性を考慮した、鉄道駅形状を自動生成する手法を提案した。鉄道駅に必要 な要素を配置し経路を生成することで、駅構内図を作成することができ、それをもとに様々な鉄道 駅形状を表現することができた。また、単線のみを走る基本的な鉄道駅を自動生成することがで きたため、本手法を用いて、実際の鉄道駅の構内図から鉄道駅形状を自動生成することができた。
今後の展望として、複数の路線が走る複雑な鉄道駅形状を自動生成できるように改善していく 必要がある。また、考慮していない鉄道駅に必要な要素はまだまだ多くあり、それらを本手法に 組み込むことで、幅の広い鉄道駅形状の表現ができるようになることが望めるだろう。
本研究の最終目標として、新宿駅や東京駅の駅構内図から鉄道駅形状を生成することを掲げて、
本論文の締めくくりとする。
なお本研究は、NICOGRAPH2016Autumn [20] にて発表した「駅の特性を考慮した鉄道駅形 状の自動生成に関する研究」の内容も含んでいる。
謝辞
本研究を締めくくるにあたり、ご指導をいただいた渡辺先生、三上先生、阿部先生に深く感謝 いたします。また、相談に乗っていただいた研究室のメンバーにも深く感謝いたします。
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