財政状況の厳しい中、行政が住民サービスの向上や業務の効率化を図ってい くには、情報通信技術を活用して、共同化を進めることは大きな効果がありま す。
総務省においても、自治体ごとのシステム開発に伴う重複投資の回避及び低 廉でセキュリティの高い電子自治体を目指して、「共同アウトソーシング」によ る電子自治体の推進を提唱しています。
情報システム等の共同化について以前から市町とともに検討を進めており、
平成18年度には共有デジタル地図の整備、平成20年1月からは入札参加資 格登録申請の受付・審査の共同化に取り組んでいます。
電子申請や電子入札システムの共同化についても、県民の利便性向上や経費 の削減など導入効果を明確にするなど今後も継続して協議を行い、共同化に取 り組んで行きます。
検討部会メンバー 34名(市町29名,県5名)
市 町 県
地方分権・広域連携室 全市町情報担当課 ◎政策部情報政策室
県土整備部 建設業室、
他関係室
事務局●市長会事務局、町村会事務局、三重県政策部情報政策室
検討事項
① 平成18年度から着手している共有デジタル地図の整備を着実に進めると ともに、その具体的な更新・運用方法や、地図の利活用方策を検討する。
② 電子入札、電子申請、入札参加資格登録等の情報システムの整備運用につ いて、共同化の枠組みによる効率的で低廉な構築方法等を検討する。
開催実績
第1回[ 6/26] ⇒ 情報システムの共同化にかかる本年度の計画について 第2回[10/ 7] ⇒ 情報システム共同化の進捗状況(共有デジタル地図整
備、入札参加資格者登録共同化等)について
意見交換[12中旬〜] ⇒ 各市町におけるシステム共同化の意向、要望等につい て
第3回[1/31] ⇒情報システム共同化の進捗状況(共有デジタル地図整備、
入札参加資格者登録共同化等)について
《共有デジタル地図整備》 5/10 第1回検討部会 8/28 第2回検討部会 10/31 第1回検討委員会・
(第3回)検討部会合同会議 12/13 第4回検討部会
12/26 第1回連絡調整会議
《入札参加資格登録》 6/8 第1回WG 7/17 第2回WG
8/6 第1回市町説明会 8/30 第3回WG
9/7 第2回市町説明会 10/22 第4回WG
11/5 第3回市町説明会 12/11 第5回WG
《電子入札》 6/22 第1回WG 7/17 第2回WG
8/6 第1回市町説明会
(入札参加資格登録と同時開催)
検討内容及び検討結果
【共有デジタル地図整備】
平成18年度より実施している共有デジタル地図整備事業については、平成 20年度末の完成に向けて、県・市町が、実施主体である三重県自治会館組合 と連携して事業を進めてきました。
また、全市町を対象とした個別のヒアリングを実施した結果を踏まえ、検討 部会において、地図・空中写真の利活用に関する運用管理規程並びに次回の全 体更新の手法の比較などを協議検討しました。
(これまでの主な合意事項)
・共有デジタル地図の「データ仕様」、「整備要領」、「検査要領」の作成。
・平成19年5月に各市町に提供している空中写真撮影成果の利活用にかか る運用ガイドラインの作成。
・地図更新の効率化と利用用途の拡大に向け、GIS 活用等の専門研究会の設置。
・次回地図更新は平成23年度から実施することで調整するととし、次回更 新計画案、運用管理・更新規程等の骨子を作成する幹事会を設置すること。
・次々回以降の更新について、更新計画を立案していく体制や手順など、制 度設計を運用管理・更新規定として取りまとめること。
【入札参加資格登録】
WGにおいて建設工事、測量・コンサル関係における入札参加資格者登録に おける手続き方法の検討や共通様式の作成を行ない、全市町の担当課長を対象 にした説明会で協議検討を行うなどして共同化案をまとめました。
共同化への参加意向を確認したところ、県、26市町及び四日市港管理組合 から参加意向が出されたため、平成19年12月に参加団体で構成する「三重 県入札参加資格申請受付・審査共同化運営連絡協議会」を設置しました。
協議を行った結果、共同化による作業主体を「財団法人三重県建設技術セン ター」とすることとし、平成20年1月には申請の受付を開始しました。
【電子入札】
電子入札システム共同化におけるシステム導入パターンについて、意向調査 を行ったところ、入札参加企業等の利便性や運用面のメリットがあることから 県と同様のシステムを、県とは別のサーバで市町が構築し、運用面において共 同化を図るパターンでの共同化意向が高いという結果となりました。
システム整備においては、求める仕様や費用を調整する必要があるため、個 別で市町との意見交換を実施し、必要性も含めて調査・検討を行なうこととし ています。