各学校の構成員としての個人を、学校の類型にしたがって、学校ごと に整理した。その際、学校ごとに、重視者数別・個人類型別に示した (「その他」は、重視者として学級担任以外をあげているもの)。その
結果、学校類型別にみた個入類型の割合から、丁多数型」の学校では、
「多数型」の転入の割合が大きく、 「単独型」の学校では、 「単独型」
の個人の割合が大きいことが示された。つまり、学校がどの類型になる かは、各学校の教職員個々の意識によって決定されるといえる。また、
学校内の教職員個々は、本節第1項で述べた学校の類型と同様、 「多数
型」、 「主従型」、 「単独型」、 「不在型」に加え、 「その他の型」
〈r学級担任以外を重視する型」)を併せて、5類型に労けられる。こ のなかで、 「多数型」の個人の関与意識が最も高いといえる。それは、
実際の校務遂行過程と、それに対する意識との格差.bミ小さいことを意味 すると考えられるe
以下は、飼人の各類型の人数と割合である。
《多数型》!87入(41%)
《主従型》 84入(18%)
《単独型》139人(30%)
《不在型》 34人( 7%)
《その他》 13人( 3%)
縞入の類型として、 丁多数型」が最も多いが、その次に多いのは「単 独型」である。このことから、活動項目30に関しては、 「多人数で関 与しよう」とする(関与意識が高い)タイプと、 「学級担任だけで充分」
とする(関与意識が低い)タイプとの両極端の意識を有する構成員が、
多く混在している現実を示すものと考えられる。これは、各学校におけ る構成員の重視する関与者数と各学校の構成員の関与意識により明らか 一56一
である。
ここで、各学校における構成員全員の関与意識の程度に着目する。各 学校とも、構成員により関与意識の程度は、それぞれ異なっている。そ
の申で、構成員457人(事例校48校の合計)の関与意識の平均値は
26%であり、チェック数に換算すると、101.5(箇所/人)とな
る。この数値がどの程度かについて以下に示す。活動項目数30のうち、個入関与型活動21項目、集団関与型活動9
項目である。校務遂行過程における関与者は複数であるという前提に立 てば、最低でも前者に関与者2人、後者には(前者より多いとして)関 与者(2+x)入としたとき、21×2+ {9× (2十x)} =101. 5
. . x = 4. 6
となり、後者の関与者として6〜7人が考えられる。
また、前者の関与者数を3人とすれば、後者の関与者は4〜5人とな る。なお、前者の関与者数を4人としたとき、後者の関与者数は1〜2 人となり、関与者は複数であるという前提が崩れることになる。
以上により、関与意識26%は、決して低い数値とは考えられない。
あらゆる活動を遂行するに際し、関与者が複数であるという意識は、最
低でも、 (活動項目数30×2人=60、換算して)関与意識15%以
上となろう。
そこで、全ての構成員あ関与意識が15%以上である学校は、 「多数 型」学校のうち、3、5、6、8、27、 「主従型」学校のうち、1、
25であり、これら7校については、全員の意識が揃う傾向にあると考 一57一
えられる。なかでも、事例校8は、全員の関与意識が高く、意識上の校 務遂行と実際の校務遂行との間の格差が小さいと考えられる。
3.活動項目別にみる関与意識の実態
図7は、 「望ましい関与者」として学級担任がどれほど重視されてい るかを、活動項目別に示したものである。
{図7】学級担任の重視
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