薬物乱用対策推進会議(平成25年8月)
学校における薬物乱用防止教育
学習指導要領
小学校 → 体育科・保健領域(第6学年)
中学校 → 保健体育科・保健分野(第3学年)
高等学校 → 保健体育科・科目「保健」(第1学年)
特別活動
総合的な学習の時間 等
「薬物乱用防止教室」
薬物乱用防止教室の開催状況の推移
0 10 20 30 40 50 60 70 80 90
H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24
薬 物 乱 用 防 止 教 室 開 催 率 ( % )
小学校 中学校 高等学校
薬物乱用防止教室の講師(H24)
職種 小学校
(割合)
中学校
(割合)
高等学校
(割合)
中等教育 学校
(割合)
合計
(割合)
警察職員 4,493 (32.3%)
4,251 (48.6%)
2,078 (54.0%)
19 (55.9%)
10,841 (40.9%)
薬剤師 (32.0%) 4,439 (22.9%) 2,003 (15.8%) 608 (48.6%) 5 7,055
(26.6%)
開催校数 (開催率)
13,890 (65.9%)
8,745 (82.7%)
3,850 (80.2%)
34 (70.8%)
26,519 (72.6%)
(割合):開催校における職種別の講師の割合
• 学校側の責任者、連絡担当者等
• 児童生徒及び家庭や地域の実態
• 学校における薬物乱用防止教育、健康 教育、生徒指導の取組状況
• 期待する内容、教育活動の中での位置 付け
学校が講師に伝えるべきこと
講師に期待される役割
体育・保健体育科の授業において取り上げに くい専門性の高い内容を子どもの発達段階に 応じて明確に説明すること
例えば、「合法ハーブと称して販売される薬
物」(薬物乱用対策推進会議)について
医薬品に関する教育
子どもに、生涯にわたり自己の健康管理を 適切に行う能力を身に付けさせることが求め られる中、医薬品は、医師や薬剤師の指導の 下、自ら服用するものであることから、医薬 品に関する適切な知識を持つことは重要な課 題であり、 学校薬剤師がこのような点につい て更なる貢献をすることが期待されている。
子どもの心身の健康を守り、安全・安心を確保するために学校全体 としての取組を進めるための方策について(答申)
学校教育への専門家の関与
ありがたい支援 ありがた迷惑
教育現場の視点
学校薬剤師へのお願い
学習指導要領の記載内容の把握
中 ・高 等 学 校 の 教 育
( 授 業 で 生 徒 に 理 解 し て ほ し い 医 薬 品 に 関 す る 内 容 ) 薬 剤 師 の 希 望
( 薬 剤 師 が 生 徒 に 知 っ て ほ し い 医 薬 品 に 関 す る 内 容 ) 薬 学 教 育
中学校の保健の学習内容
(3) 傷害の防止
(4) 健康な生活と疾病の予防
ア 健康の成り立ちと疾病の発生要因 イ 生活行動・生活習慣と健康
ウ 喫煙、飲酒、薬物乱用と健康 エ 感染症の予防
オ 保健・医療機関や 医薬品の有効利用
カ 個人の健康を守る社会の取組
• 医薬品には、主作用と副 作用があることを理解でき るようにする。医薬品に は、使用回数、使用時間、
使用量などの使用方法が あり、正しく使用する必要 があることについて理解で きるようにする。
• 内容の(4)は第3学年で 取り扱うものとする。
(1) 心身の機能の発達と心の健康
(2) 健康と環境
保健分野の授業時数は、 3学年間 で、 48単位時間 程度を配当
すること。
新高等学校指導要領解説
(平成21年12月)
イ(イ)地域の保健・医療機関の活用
医薬品には、 医療用医薬品と一般用医薬品があ ること、承認制度により有効性や安全性が審査され ていること、及び販売に規制があることを理解でき るようにする。疾病からの回復や悪化の防止には、
個々の医薬品の特性を理解した上で使用法に関する 注意を守り、正しく使うことが必要であることを理 解できるようにする。その際、副作用については、
予期できるものと、予期することが困難なものがあ
ることにも触れるようにする。
指導者用参考資料
http://www.hokenkai.or.jp/iyakuhin/index.html