第 4 章 結論と若干の考察
第 3 節 本研究の課題(むすびに代えて)
以上の論議に基づき、本研究には以下のように、幾つの課題があると思われる。
まず、本研究は価値共創戦略がコンシューマーエレクトロニクス業界における有効性を 提言することを目的とし、中国の 2 社を用いてケーススタディーを行った。2 社の資料、
データ及び長年の筆者による観察を用いて、理論的考察をいれながら、仮設を構築した。
しかし、今後価値共創戦略に対する理論的な検証はまだ必要である。
また、価値共創戦略のマーケティング活動におけるポジション、目標、基準に関する仮 説の構築を試みたが、価値共創を実行するための企業内部要因については、まだ不明瞭で ある。価値共創活動を支えるビジネスモデルなどについての論議も不十分である。その理 由として、本研究におけるケーススタディーの対象となる 2 社は歴史が浅く、成長中の企 業であり、戦略策定、実行はカリスマ経営者個人の知見によるものが多い。価値共創を企 業の組織に定着し、さらに一般的に白物家電と言われる価値共創戦略に不向きのカテゴリ ーにも応用できるのかについて検討する必要がある。
最後に、より広範囲の定性的、定量的な研究を通じて、価値共創に関するより普遍的な 理論を構築し、検証するのを今後の課題にしたい。また、いかなる企業活動がより価値共 創的な行動をしやすくするのか、価値共創戦略に相応しいビジネスモデルについての探求 もこれからの課題となる。
謝辞
本研究を進めるにあたり、ご指導を頂いた卒業論文指導教員の永井猛教授に感謝 致します。また、日頃から多くの知識や示唆を頂いた眞野芳樹教授、金必中(准)
教授に感謝します。
そして永井ゼミの仲間には公私に渡って昼夜を問わず多くの時間をともに過ご しそして、笑い・学び・飲みニケーションがまじえて充実した濃い 2 年間でした。
今後も永井ゼミ OB として交友を深めていけることを楽しみにしています。
最後、私が大学院生として勉学に励むことができたのは家族の支援なくしてはあ り得ませんでした。私の両親、妻と娘には心からお礼を言います。本研究の成果が
尐しでも役立てるように今後も探究心を持ち続けながら日々の活動を行ってまいりたいと考えています。ここに重ねて厚く謝意を表し、謝辞と致します。
李英緒
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Wikipedia:全言語版の統計(データ取得時刻:2016年2月11日)、