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1.クリンチャー1キロ粒剤(普通物)

(1)有効成分の含有率と成分別総使用回数 シハロホップブチル 1.8%(3回以内)

(2)特 徴

ノビエに対する専用薬剤で,10aあたり 1.5 ㎏の処理でノビエの5葉期まで効果があり,幅広い使用が可能である。

ノビエの発生を確認してからの処理のため,ほ場の一部分に残草が見られる場合などではスポット処理が可能で あり,少ない薬量によって効果的な雑草防除ができる。本薬剤はイネ立毛中にキシュウスズメノヒエの防除がで きるとともに,直播栽培でも使用できる。

(3)使 用 法 作

物 名

適用雑草名 使用時期 10a当り 使用量

本剤の

使用回数 使用法 備 考

移 植 水 稲

ノビエ

キシュウスズメノヒエ

移植後7日~ノビエ 4葉期(但し,収穫 30 日前まで)

1㎏

2回以内 湛水散布 移植後 25 日~ノビエ

5葉期(但し,収穫 30 日前まで)

1.5 ㎏

直 播 水 稲

ノビエ

は種後 10 日~ノビエ 3葉期まで

(但し,収穫 30 日前ま で)

1㎏

は種後 25 日~ノビエ 4葉期まで

(但し,収穫 30 日前ま で)

1.5 ㎏

(4)共通の留意点以外の使用上の注意

1)広葉雑草や多年生雑草には効果がない。

2)1kg/10a 散布は,ノビエ4葉期まで有効であるため,それよりも大きくなると効果が劣るので,散布時期 を逸しないよう注意する。

3)周辺の作物に薬剤が飛散しないように注意して散布を行う。特に,トウモロコシやソルガム等のイネ科植物 やキャベツの隣接田では注意を要する。

2.クリンチャーEW(普通物)

(1)有効成分の含有率と成分別総使用回数 シハロホップブチル 30%(3回以内)

(2)特 徴

乳剤のためクリンチャー1キロ粒剤に比べて散布作業はやや繁雑だが,移植水稲ではノビエの6葉期まで有効 であり,幅広い使用が可能である。所定の倍率に希釈して噴霧器を用いて散布を行う。雑草茎葉への散布処理の ため,雑草が水面上に出た状態での処理が効果が高い。ノビエの発生を確認してからの処理のため,ほ場の一部 分に残草が見られる場合などではスポット処理が可能であり,少ない薬量によって効果的な雑草防除ができる。

本薬剤はイネ立毛中にキシュウスズメノヒエの防除ができるとともに,直播栽培にも極めて有効な薬剤である。

(3)使 用 法 作

物 名

適用雑草名 使用時期 10a当り 使用量

本剤の使用

回数 使用法 備 考 移

植 水 稲

ノビエ

キシュウスズメノヒエ

移植後 20 日~ノビエ 6葉期(但し,収穫

30 日前まで) 100mL 希釈水量 25~100L

2回以内

湛水散布 又は 落水散布

移植前後の初期除 草剤との体系で用 いる

直 播 水 稲

水田一年生イネ科雑草

は種後 10 日~ノビエ 5葉期(但し,収穫 30 日前まで)

雑草茎葉散布

(4)共通の留意点以外の使用上の注意

1)その他の広葉雑草や多年生雑草には効果がない。

2)移植水稲ではノビエ6葉期まで有効であるが,それよりも大きくなると効果が劣るので,散布時期を逸しな いよう注意する。

3)液剤のため周辺の作物に薬剤が飛散しないように特に注意して散布を行う。特に,トウモロコシやソルガム 等のイネ科植物やキャベツの隣接田では注意を要する。

3.クリンチャーバスME液剤(普通物)

(1)有効成分の含有率と成分別総使用回数

シハロホップブチル 3%(3 回以内),ベンタゾン 20%(2 回以内)

(2)特 徴

液剤のため散布作業はやや繁雑だが,ノビエの5葉期まで有効であり一年生雑草から各種の多年生雑草まで,

幅広い草種に高い殺草効果を示す。所定の倍率に希釈して噴霧器を用いて散布を行う。雑草茎葉への散布処理の ため,雑草が水面上に出た状態での処理が効果が高い。雑草の発生を確認してからの処理のため,ほ場の一部分 に残草が見られる場合などではスポット処理が可能であり,少ない薬量によって効果的な雑草防除ができるとと もに,直播栽培にも極めて有効な薬剤である。

(3)使 用 法 作

物 名

適用雑草名 使用時期 10a当り 使用量

本剤の

使用回数 使用法 備 考

移 植 水 稲

水田一年生雑草 マツバイ ホタルイ ウリカワ ミズガヤツリ ヘラオモダカ オモダカ セリ クログワイ コウキヤガラ シズイ

キシュウスズメノヒエ

移植後 15 日~ノビエ 5葉期(但し,収穫 50 日前まで)

1,000mL 希釈水量 70~100L

2 回以内

落水散布 又は ごく浅く湛水し

て散布 移植前後の初期除 草剤との体系で用 いる

直 播 水 稲

水田一年生雑草 マツバイ ホタルイ ウリカワ ミズガヤツリ ヘラオモダカ

は種後 10 日~ノビエ 5葉期(但し,収穫 50 日前まで)

乾田・落水状態 で雑草茎葉散布

(4)共通の留意点以外の使用上の注意

1)ノビエ5葉期まで有効であるが,それよりも大きくなると効果が劣るので,散布時期を逸しないよう注意する。

2)周辺の作物に薬剤が飛散しないように注意して散布を行う。

3)ベンタゾンに関する注意点は「5.バサグラン液剤」を参照。

4.バサグラン粒剤(普通物)

(1)有効成分の含有率と成分別総使用回数 ベンタゾン 11%(2回以内)

(2)特 徴

ノビエを除く一年生広葉雑草や各種の多年生雑草に高い効果を示す薬剤である。除草効果は,主に光合成阻害 作用によるもので,効果の発現は高温,晴天時には約2日,低温で曇雨天の場合はやや遅効的で約 10 日かかる ため,散布後2日間は晴天が続くと思われる日を選んで散布する。また,水溶解度が大きく土壌吸着性もほとん どないため,漏水が多くなるほど効果は低下する。通常の水田用除草剤の粒剤散布と水管理が異なり,本剤の散 布は落水直後に行う。雑草の発生を確認してからの処理のため,ほ場の一部分に残草が見られる場合などではス ポット処理が可能で,少ない薬量によって効果的な雑草防除ができる。ノビエなどのイネ科雑草には効果がない こと,処理時のイネの葉齢が3葉以上であることに注意が必要である。

(3)使 用 法 作

物 名

適用雑草名 使用時期 10a当り 使用量

本剤の使用

回数 使用法 備 考

移 植 水 稲

イネ科を除く水田一 年生雑草

マツバイ ホタルイ ウリカワ ミズガヤツリ オモダカ

移植後 15 日~55 日(但

し,収穫 60 日前まで) 3~4㎏ 1回 落水散布又はごく 浅く湛水して散布

移植前後の初期 除草剤との体系 で用いる

(4)共通の留意点以外の使用上の注意

1)周辺の作物に薬剤が飛散しないように注意して散布を行う。

2)水持ちのよいほ場に限られるが,粒剤の散布時に保温その他の理由で落水できない場合には,ごく浅い湛水 状態(雑草が水面上に出る状態が望ましい)で散布する。

3)散布は晴天が2日間程度続く日を見はからって行い,散布後降雨のおそれのあるときや深水になるおそれ のあるときは散布しない。

4)散布後はそのままの状態を保ち,入水,かけ流し,落水を行わない。

5)散布後の入水は,散布後3~5日以降に行う。

5.バサグラン液剤(普通物)

(1)有効成分の含有率と成分別総使用回数 ベンタゾン 40%(2回以内)

(2)特 徴

有効成分,除草効果とも前述のバサグラン粒剤と同様だが,バサグラン液剤は,落水して雑草が水面上に出た 状態で,所定の倍率に希釈したものを噴霧器を用いて散布する。粒剤散布に比べると作業は繁雑だが,雑草茎葉 へ直接散布処理するため,粒剤のように水もちの良否によって効果にふれが出ることがなく,とくに葉齢の進ん だ雑草への処理においては粒剤よりも効果が高い。また,粒剤と同様にスポット散布ができるとともに,クログ ワイやコウキヤガラなどの難防除雑草にも効果が高く,直播栽培にも使用できる。

(3)使 用 法 作

物 名

適用雑草名 使用時期 10a当り 使用量

本剤の使用

回数 使用法 備 考

移 植 水 稲

イネ科を除く水田一年 生雑草

マツバイ ホタルイ ウリカワ ミズガヤツリ オモダカ クログワイ

移植後 15~55 日

(但し収穫 50 日前ま

で) 500~700mL 希釈水量 70~100L

2回以内 落水散布又はごく 浅く湛水して散布

コウキヤガラ

移植後 25~45 日

(但し収穫 50 日前ま で)

作 物 名

適用雑草名 使用時期 10a当り 使用量

本剤の使用

回数 使用法 備 考

直 播 水 稲

イネ科を除く水田一年 生雑草

マツバイ ホタルイ ウリカワ ミズガヤツリ オモダカ クログワイ

は種後 35~50 日

(但し収穫 50 日前ま で)

500~700mL 希釈水量 70~100L

2回以内 落水散布又はごく 浅く湛水して散布

(4) 共通の留意点以外の使用上の注意

1)周辺の作物に薬剤が飛散しないように注意して散布を行う。

2)散布は晴天が2日間程度続く日を見はからって行い,散布後降雨のおそれのあるときや深水になるおそれ のあるときは散布しない。

3)液剤の軟弱稲への散布,異常高温下での散布,重複散布では薬害の危険性がある。

4)散布後はそのままの状態を保ち,入水,かけ流し,落水を行わない。

5)散布後の入水は,散布後2~3日以降に行う。

6.アトトリ 1 キロ粒剤(普通物)

(1)有効成分の含有率と成分別総使用回数 ピリミスルファン 0.75%(2回以内)

(2)特 徴

1 成分で生育期のオモダカ,クログワイ,コウキヤガラ,シズイに高い効果を示す。初期剤や初中期一発処理 剤での取りこぼしや後発生した多年生雑草の防除に有効である。

(3)使 用 法 作

物 名

適用雑草名 使用時期 10a当り 使用量

本剤の

使用回数 使用法 備 考

移 植 水 稲

ノビエ ミズガヤツリ ウリカワ ヒルムシロ セリ オモダカ クログワイ シズイ コウキヤガラ

移植後 20 日(イネ5葉 期以降)~ノビエ4葉 期(但し,収穫 45 日前

まで) 1kg 1回 湛水散布

直 播 水 稲

オモダカ クログワイ

イネ5葉期~収穫 45 日前まで

(4)共通の留意点以外の使用上の注意

1)対象草種以外の雑草を防除するため,初期剤または初中期一発処理剤との体系で使用する。

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