第5章 空家等対策の具体的な施策
平成 27 年 3 月、本市に開校した埼玉県農業大学校は、新たな農業の担い手の確 保等に寄与しています。これに呼応して、新規就農者に対しての空家等の利活用の
促進を図ります。
利活用するために必要なリフォーム費用等について、国などが実施している各種 補助事業や一般社団法人移住・住みかえ支援機構の「マイホーム借上げ制度」、各金 融機関が行っている融資制度等を周知し、利活用の促進を図ります。
また、市独自の住宅リフォームに係る費用の補助について検討します。
「住宅確保要配慮者に対する賃貸住宅の供給の促進に関する法律」(平成 19 年法 律第 112 号)に基づき、住宅確保要配慮者に対する空家等の利活用について、庁内 関係部局において検討します。
※ 「 住 宅確 保 要 配 慮者 」 とは 、 高 齢者 、 子 育 て世 帯 、低 額 所 得者 、 障 害 者、 被 災者 な ど 、住 宅 の 確 保に 特 に配慮 を要す る者
適切な相続手続がなされていないことも空家等の発生要因となることから、高齢 者等を対象とした相続生前対策、相続登記の促進により、建物が適切に引き継がれ るための意識啓発を行います。
6 新規就農者への利活用の促進
7 リフォーム補助等の活用
8 住宅確保要配慮者に対する空家等の利活用
9 相続による空家等への対応
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-(3)サードステージ
以下の現状と課題を踏まえ、所有者等により適切な管理がされていない、いわ ゆる管理不全な空家等の問題の解決に取り組みます。
【現状】
○ 一次調査結果では、空家特措法に該当しない長屋等の空家があります。
○ 二次調査結果では、問題のある空家等が市内には 1,507 戸あります。
保安上問題がある空家等は 948 戸あり、建物の改善をする必要性があります。
分布図によると、保安上問題のある空家等が市や地域の中心部に多く分布して います。
敷地等の生活環境上問題がある空家等は 1,176 戸あります。また、市民等から の苦情件数の多くも生活環境上の問題であり、早急な改善が必要です。
○ 意向調査結果では、 「あて所に尋ねあたりません」等の理由により 229 通の調査 票が返信されたことから、所有者等不存在の空家等について解消する必要があり ます。
【課題】
① 熊谷市内の約 1.5%の建築物(1,507 戸)が問題のある空家等であり、特に中心 部に保安上問題のある空家等が多く分布していることから、迅速な対応及び改善 が必要です。
② 草木の繁茂等による生活環境上問題のある空家等も市内に多く存在しているこ とから、改善に向けた対策が必要です。
③ 所有者等不存在の空家等があることから、所有者調査等を関係団体等と協力し て実施し、所有者等の存在の把握に努める必要があります。
④ 長屋等の空家特措法適用外の空家もあることから、空家特措法以外の法令(建 築基準法・道路法・消防法等)を活用し管理不全な空家等の解消に努め、さらに、
空家特措法を補完できるような条例等の整備が必要です。
【施策】
空家特措法及び「『 特定空家等に対する措置』に関する適切な実施を図るために 必要な指針」(以下「ガイドライン」という。)に基づき、判断の妥当性や統一性を 確保し、特定空家等の措置等を実施します。
管理不全な空家等の問題の解決を図るため、所有者によって解体・伐採等を行う ことを促すような支援策を検討します。
所有者等不存在の空家等の解消を図るため、相続・権利関係などの関係団体や庁 内関係部局等と連携して解消に努めます。
空家特措法の適用外となる空家や、特定空家等に該当しない空家等の改善を図る ため、条例等の整備を検討します。
新たに発生した管理不全な空家等の実態を適宜把握し、所有者等に対して適切な 管理を働きかけるとともに必要な支援を行うことにより、管理不全な空家等の問題 の解決を図ります。
1 特定空家等の措置等
2 解体・伐採等への支援策
3 所有者等不存在の空家等の解消
4 条例等の整備
5 新たな管理不全空家等への対応
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-(4)ファイナルステージ
以下の現状と課題を踏まえ、跡地利用の促進に取り組みます。
【現状】
○ 空家等の除却後にそのまま放置し、草木の繁茂やゴミの投棄等による管理不全 な空き地を増加させるなど、新たな問題が生じています。
○ 利活用されないまま放置された空き地は、地域の活力を失う要因になるととも に、本市の魅力ある景観や街並みに影響を及ぼします。
【課題】
① 空家等除却後の跡地について、そのまま放置すると新たに管理不全な空き地等 の問題となる可能性があります。
② 地域活力向上のため、地域コミュニティや地域防災等の場として、跡地利用の 可能性について検討する必要がありますが、所有者等や地域の協力が不可欠です。
③ 空家や空き地等の発生が虫食い的に進むと、都市のスポンジ化を生み出し、景 観や街並み等に影響を及ぼすことから、市全体として跡地利用等の検討を進める 必要があります。
※ 「都 市の スポ ンジ化」とは、都市の 内部 におい て、空家 、空き 地等 の使わ れない 空間が 小さ い 穴が あくよ うに生 じ、密 度が 下 がって いくこ とです 。
【施策】
空き地等の適切な管理を促すため、市報や市ホームページ等を活用し、所有者等 への意識啓発を行います。
地域住民や民間団体等による、跡地のポケットパーク・防災倉庫・地域菜園等の 計画から整備・管理までを一体的に行う取組を支援します。
「全国版空き家・空き地バンク」等を活用し、跡地の活用を促進します。
中心部にある空家や空き地等の点在により発生する低未利用空間への対策につい ては、まちづくり等の視点から検討します。
1 所有者等への意識啓発
2 跡地利活用への支援
3 跡地活用の促進
4 スポンジ化の予防
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ドキュメント内
①表紙
(ページ 34-39)