本章では、CLUSTERPROの最新情報について説明します。新しいリリースで強化された点、改善された点 などをご紹介します。
• CLUSTERPRO
とマニュアルの対応一覧··· 72•
機能強化··· 73
•
修正情報··· 75
CLUSTERPRO X 3.0 for Linux
スタートアップガイド72
CLUSTERPRO とマニュアルの対応一覧
本書では下記のバージョンの CLUSTERPRO を前提に説明してあります。CLUSTERPRO のバージョンとマニュアルの版数に注意してください。
CLUSTERPROの
バージョン マニュアル 版数 備考
インストール&設定ガイド 第5版 スタートアップガイド 第5版 リファレンスガイド 第5版 3.0.3-1
統合WebManager管理者ガイド 第3版
機能強化
セクション
II
リリースノート(CLUSTERPRO
最新情報)
機能強化
各バージョンにおいて以下の機能強化を実施しています。
項
番 内部バージョン 機能強化項目
1
3.0.0-1 WebManager
と builder が同一ブラウザ画面から操作可能になりました。2
3.0.0-1
クラスタ構成ウィザードを刷新しました。3
3.0.0-1
クラスタ構成ウィザードで一部設定項目の自動取得が可能になりました。4
3.0.0-1
統合 WebManager をブラウザ上から操作可能に変更しました。5
3.0.0-1
設定情報のアップロード時、設定内容をチェックする機能を実装しました。6
3.0.0-1
障害発生時に自律的にフェイルオーバ先を選択することが可能になりました。7
3.0.0-1
サーバグループを跨ぐフェイルオーバを抑制する機能が実装されました。8
3.0.0-1
障害検出時のフェイルオーバ対象として「全グループ」が選択可能になりました。9
3.0.0-1
起動同期待ちをスキップ可能になりました。10
3.0.0-1 CLUSTERPRO
の外部で発生した障害を CLUSTERPRO で管理可能になりました。
11
3.0.0-1
監視対象アプリケーションのタイムアウト発生時、ダンプ情報を取得することが可能になりました。
12
3.0.0-1
オラクル監視で異常を検出した際、オラクルの詳細情報を取得することが可能になりました。
13
3.0.0-1
非同期ミラー時、ミラーデータを圧縮して転送することが可能になりました。14
3.0.0-1
ミラー全面同期の高速化を行いました。15
3.0.0-1
仮想的なホスト名を DynamicDNS サーバに登録する機能が実装されました。16
3.0.0-1 vSphere/XenServer/kvm
のホスト OS をクラスタ化した場合、ゲスト OS をリソースとして扱えるようにしました。
17
3.0.0-1
仮想化基盤のゲスト OS を CLUSTERPRO 以外の操作によって移動された場合でも自動で追随する機能が実装されました。
18
3.0.0-1 vSphere
のホスト OS をクラスタ化した場合、障害検出時や操作時に vMotionを実行することが可能になりました。
19
3.0.0-1 LVM (Logical Volume Manager)
の制御に対応しました。CLUSTERPRO X 3.0 for Linux
スタートアップガイド74
項
番 内部バージョン 機能強化項目
20
3.0.0-1
ディスク関連の設定項目を整理統合しました。21
3.0.0-1
対応 OS を拡充しました。22
3.0.0-1
対応アプリケーションを拡充しました。23
3.0.0-1
対応ネットワーク警告灯を拡充しました。24
3.0.2-1
新しくリリースされたkernel
に対応しました。25
3.0.2-1
モニタリソースの回復対象に全グループを指定した場合、WebManager 上での表示を改善しました。
26
3.0.3-1
新しくリリースされた kernel に対応しました。27
3.0.3-1 XenServer
のMigration
と連動することが可能になりました。修正情報
セクション
II
リリースノート(CLUSTERPRO
最新情報)
修正情報
各バージョンにおいて以下の修正を実施しています。
項 番
修正バージョン
/ 発生バージョン 修正項目 原因
1
3.0.1-1 / 3.0.0-1
VM
ライセンスが利用できなかった問 題を修正しました。ライセンス管理テーブルに不足があったた め。
2
3.0.2-1 / 3.0.0-1~3.0.1-1
グループリソース、モニタリソースの異 常時最終動作が、Builder では「クラス タサービス~」、WebManager では
「クラスタデーモン~」と表示される。
機能間で統一されていない用語があったた め。
3
3.0.2-1 / 3.0.0-1~3.0.1-1
Builder
で仮想マシングループのプロパティから排他属性が設定できてしま う。
ウィザードでは設定できないように制限した が、プロパティでは制限処理が漏れていたた め。
4
3.0.2-1 / 3.0.0-1~3.0.1-1
XenServer
が利用不可な環境でXenServer
のVM
モニタの設定を行う と、VMモニタが異常終了(core dump) することがある。VM
モニタの初期化処理でNULL
ポインタア クセスが発生するため。5
3.0.2-1 / 3.0.0-1~3.0.1-1
WebManager
をFIP
で接続し、「設定 の反映」を実行した場合に「FIP
接続に 関する注意」が表示されないことがあ る。FIP
の接続を判断する処理で考慮が漏れて いたため。6
3.0.2-1 / 3.0.0-1~3.0.1-1
clprexec
コマンドを使用した場合、syslog、アラートに「Unknown request」が出力されることがある。
syslog、アラートへの出力文字列を作成する
処理で「スクリプト実行」、「グループフェイル オーバ」の考慮が漏れていたため。7
3.0.2-1 / 3.0.0-1~3.0.1-1
WebManager
で、停止しているサーバの
pingnp
のステータスが正常と表示される。
NP
の状態を初期化していないため、情報が 取得できない場合に不定値になっていたた め。8
3.0.2-1 / 3.0.0-1~3.0.1-1
モニタリソースのプロパティ画面で設定 を変更しても [適用] が押せなくなるこ とがある。
判定処理で考慮が漏れていたため。
9
3.0.2-1 / 3.0.0-1~3.0.1-1
Builder
のインタコネクト設定画面で、インタコネクトを複数選択した状態で削 除を行うと一部しか削除されない。
複数のインタコネクトが選択されることの考 慮が漏れていたため。
10
3.0.2-1 / 3.0.0-1~3.0.1-1
WebManager
サービス停止時に異常終了することがある。
リアルタイム更新用スレッドが使用する
Mutex
リソースを解放するタイミングに誤りがあったため。
11
3.0.2-1 / 3.0.0-1~3.0.1-1
サーバ名を変更して再起動する場合に アラート同期サービスが異常終了する ことがある。
サーバ一覧取得処理に問題があったため。
CLUSTERPRO X 3.0 for Linux
スタートアップガイド76
項 番
修正バージョン
/ 発生バージョン 修正項目 原因
12
3.0.2-1 / 3.0.0-1~3.0.1-1
mdw
がタイムアウト、或いは強制 kill された場合、OS
資源をリークしてしま う。獲得した semaphore を開放するタイミング が無くなるため。
13
3.0.2-1 / 3.0.0-1~3.0.1-1
初期ミラー構築を行わない設定にした 場合、その後一度全面同期をするまで 差分同期が有効にならない。
ユーザが意図して初期ミラー構築を行ってい ない場合でも、ディスク内容の完全一致を保 証するフラグが成立しないため。
14
3.0.2-1 / 3.0.0-1~3.0.1-1
クラスタ生成ウィザードでクラスタ名を 変更しても既定値に戻ることがある。
クラスタ生成ウィザードでクラスタ名を変更し て次へ進んだ後で、クラスタ名変更画面に戻 ると発生する。
15
3.0.2-1 / 3.0.0-1~3.0.1-1
volmgrw
モニタで異常を検出しても回復動作が実行されない。
回復動作を行うかどうかの判定処理が間 違っていたため。
16
3.0.2-1 / 3.0.0-1~3.0.1-1
volmgr
リソースのタイムアウトが正しく設定されない。
タイムアウトを計算するための式が間違って いるため。
17
3.0.2-1 / 3.0.0-1~3.0.1-1
キーワードを 256 文字以上設定する と、mrw モニタを設定していても、外部 監視連携が動作しないことがある。
キーワードを保存するためのバッファサイズ が不足していたため。
18
3.0.2-1 / 3.0.0-1~3.0.1-1
シャットダウンストール監視を無効にす ると、user 空間監視モニタが起動でき ない。
user
空間監視モニタの初期化処理でシャットダウンストール監視の確認処理を行ってい たため。
19
3.0.2-1 / 3.0.0-1~3.0.1-1
シャットダウンストール監視のタイムア ウト時間が変更できない。
常にハートビートのタイムアウト時間が使用 されるようになっていたため。
20
3.0.3-1 / 3.0.0-1~3.0.2-1
設定モードで
VM
モニタリソースの「外 部マイグレーション発生時の待ち時間」に数値以外(文字や記号)が設定できて しまう。
Builder
による入力ガードに考慮漏れがあったため。
21
3.0.3-1 / 3.0.0-1~3.0.2-1
サーバプライオリティ変更時の反映方 法がクラスタサスペンド、リジュームと
WebManager
再起動になっているが、実際にはクラスタを停止、開始と
WebManager
再起動が必要となる。グループリソースの起動サーバがサーバ
ID
として共有メモリ上に保存されているため、サーバ
ID
が変わると起動サーバの情報が 一致しなくなっていたため。22
3.0.3-1 / 3.0.0-1~3.0.2-1
EXEC
リソースのタイムアウトとして0
を指定すると、EXECリソースの活性 が失敗し、緊急シャットダウンしてしま う。Builder
による入力ガードに考慮漏れがあったため。
23
3.0.3-1 / 3.0.0-1~3.0.2-1
特定の環境にて、Builderのクラスタ生 成ウィザードでサーバ追加ボタンを押 すとアプリケーションエラーが発生す る。
JRE
側の不具合のため。24
3.0.3-1 / 3.0.0-1~3.0.2-1
ハイブリッド構成の場合にミラーエー ジェントが起動しないことがある。
サーバグループを検索するロジックに問題が あったため。
修正情報
セクション
II
リリースノート(CLUSTERPRO
最新情報)
項番
修正バージョン
/ 発生バージョン 修正項目 原因
25
3.0.3-1 / 3.0.0-1~3.0.2-1
起動待ち合わせ時間に
0
を指定すると クラスタ本体プロセスが起動しないこと がある。起動待ち合わせ時間に
0
分が設定された場 合は、起動待ちタイムアウトとHB
送信開始タ イムアウトが同値になってしまい、タイミング によって起動待ち合わせが上手く行えないた め。26
3.0.3-1 / 3.0.0-1~3.0.2-1
複数のモニタ異常が同時に発生し、同 じ完全排他グループをフェイルオーバ しようとした場合に、両系活性が発生 することがある。
グループステータスの返却値に考慮漏れが あったため。
27
3.0.3-1 / 3.0.0-1~3.0.2-1
FIP
強制活性の設定が無視される。 別設定値で該当設定が上書かれる実装に なってしまっていたため。28
3.0.3-1 / 3.0.0-1~3.0.2-1
ユーザ空間モニタリソースの遅延警告 のアラート(syslog)に表示される時刻 の単位が誤っており、tickcountで表示 されるべき数値が秒で表示される。
出力時の変換方法を誤っていたため。
29
3.0.3-1 / 3.0.0-1~3.0.2-1
アラートメッセージの内容は
512Byte
を超えた場合に、アラートデーモンが異 常終了する。アラートメッセージ用のバッファサイズに不足 があったため。