5 I/O SERVER の使い方
5.3 アイテム名の特殊な使い方について
5.3.14 時刻情報(TIME)
特殊アイテム「TIME」には、I/O Server が動作しているコンピュータの時刻データが「HH:MM:SS.mmm」形式で格納され ます。
5.3.15 通信の有効・無効
DDEクライアントからDDE EXECUTEコマンドを使用して、トピック単位の通信の起動・停止が出来ます。
[ENABLE] 通信の開始(I/O Server起動時はこの状態になっています)
[DISABLE] 通信の停止
ただし、処理中のデータが存在すると通信エラーが発生します。
5.4 InTouch の設定画面
【アクセス名】
InTouchからアクセスする名称を入力します。トピック名と同じ名前にしておくと管理が容易です。
【ノード名】
I/O Serverの実行プロセスがあるノード名を指定します。スタンドアロン環境で使用する場合は指定する必要はありません。
【アプリケーション名】
I/O Serverの名前を入力します。「HIDICH」と入力して下さい。
【トピック名】
I/O Serverで定義したトピック名を入力します。
【プロトコル名】
InTouchとI/O Server間の通信で使用するプロトコルを選択します。SuiteLinkを使用した方が高速で信頼性の高いデータ
通信が行えます。
その他詳細は、InTouchマニュアルを参照して下さい。
5.5 InTouch から読み出したデータの品質情報にアクセスする方法
下のようにタグ名の後ろに「.Quality」を付加すると、品質情報を取得できます。
品質情報には次の値があります。
【正常:0x00C0】
すべての処理が正常に完了した場合
【上限クランプ:0x0056】
ワードレジスタに16ビット範囲以上の値を書き込んだ場合。または、BCDアクセスで 9999以上の値を処理した場合。
【下限クランプ:0x0055】
ワードレジスタに16ビット範囲以下の値を書き込んだ場合。または、BCDアクセスで 0以下の値を処理した場合。
【変換不可能:0x0040】
BCDアクセスで 文字列が含まれていた場合。
【アクセス不可:0x0005】
通信時、PLCからエラーを受け取った場合。
【通信失敗:0x0018】
通信時、PLCから応答がない場合。
詳細については、InTouchマニュアルを参照して下さい。
5.6 Microsoft EXCEL での使用方法
EXCELのシートからI/O Serverへアクセスを行う場合は、「=アプリケーション名|トピック名!アイテム名」とセルに入力下さ
い。例えば、I/O Serverでトピック名PLC1と設定し、データレジスタのWR0をアクセスする場合は、EXCELのセルに次の ような代入式を入力します。
アイテムの書き込みは、EXCEL のマクロを使用し DDE POKE コマンドを使用する必要があります。このコマンドは
EXCELで次のように記述します。
EXCEL Ver4
Chn= INITIATE ("HIDICH","トピック名")
= POKE (Chn,"アイテム名",Data_Reference)
=Terminate(Chn)
= RETURN()
EXCEL Ver5(VBA)
Chn = DDEInitiate("HIDICH", "トピック名")
DDEPoke Chn, "アイテム名", Data_Reference
DDETerminate (Chn)
(備考)
・ChnはINITIATEコマンドのリターン値を使用します。
・Data_ReferrenceはPOKEで書き込むセルのIDを使用します。
・終了時にはTERMINATEコマンドを使用してチャンネルをクローズする必要があります。
・TERMINATEコマンドは、POKEの実行を確実にする為に十分遅らせる必要があります。
・その他のアクセス方法は、添付のDDESAMP.XLSを参考にして下さい。
・Visual Basicによるアクセス方法は、添付のDDEクライアントプログラムを参考にして下さい。
5.7 I/O Server の表示内容について
I/O Serverがデータアクセス中は、オープンしているポート名(通信ポート名)、トピック名、アクセス中のデバイス名・範囲が
ウィンドウに表示されます。
【ポート名表示】
ポートの状態(Open/Closed)が表示されます。TCP/IP 使用時は、実際にコネクションが確立された状態で「Open」と表示さ れます。
【トピック名表示】
Status=XX OK:通信中、NG:通信停止。アイテムSTATUSと同様の内容。
Winsock=XXXXX WINSOCK.DLLのエラーコード(10進)。アイテムERRORの上位16ビットを表示。
Resp=XXXX シーケンサからから返されたエラーコード(10進)。アイテムERRORの下位16ビットを表示。
シミュレーションモード動作時は、「Simulated」と表示されます。
【デバイス名、範囲表示】
READ:読出中、WRITE:書込中。アクセス行っている先頭アドレス-終了アドレス。表示の後に、「DUE」と表示されることが ありますが、これは通信エラーではありません。
通信エラーが発生すると、アイテム名STATUS、ERRORの値が変化し、WWLOGGERにエラーメッセージが表示されま す。TCP/IPプロトコル使用時に通信エラーが発生すると3回リトライを行い、それでもエラー復帰しない場合は、強制的にコ ネクションを切断し、再度接続を行います。
6 HIDIC Ethernet ユニットの設定方法
プログラマブルコントローラ EH-150 シリーズの Ethernet ユニット EH-ETH に関する設定方法について説明します。
Ethernetのパラメータは、WEBブラウザを使用して設定する方法とラダープログラムで設定する方法の2通りありますが、
本マニュアルでは、WEBブラウザで設定する方法を説明します。ラダープログラムで設定される場合は、シーケンサの該当 マニュアルを参照ください。
6.1 IP アドレスの一時的な設定(ディップスイッチ)
EH-ETHを初めて使用する時や設定済みのIPアドレスが不明な時は、ユニット全面のディップスイッチを「SW1とSW8を
ON、SW2をOFF」にすることで一時的にIPアドレスを「192.168.0.1」に設定することができます。また、SW3~SW8の6
ビットを使用してIPアドレスの末尾1桁を「1」~「63」に設定することも出来ます。
1 2 3 4 5 6 7 8
ON
OFF OFF OFF OFF OFF OFF ON 固定 IPアドレスの最下位バイト(1~63)
192.168.0.1
1 2 3 4 5 6 7 8
ON OFF
ON ON ON ON ON ON 固定 IPアドレスの最下位バイト(1~63)
192.168.0.63
※既に設定済みのIPアドレスが分かっている場合は、この操作は必要ありません。
6.2 セットアップページの立ち上げ
WEBブラウザを立ち上げ、EthernetユニットのIPアドレスを指定すると、次のようなセットアップページが開きます。
※EthernetユニットのIPアドレスをディップスイッチで一時的に「192.168.0.1」に設定した場合の例です。
6.3 IP アドレスの設定
「Setting」をクリックすると、次のようなIPアドレス及びサブネットマスクの設定画面が開きます。
IPアドレスとサブネットマスクを入力して「Set」ボタンを押すと、ユニット内のセットアップファイルに記憶されます。エラーがあ ると最下部エラーフレームにその内容が表示されます。
6.4 タスクコード通信用コネクションの設定
画面左のメニューフレームから「Task Code」をクリックする、とタスクコード情報画面が開きますので、「Setting」をクリックし ます。
【Task code port general information】
タスクコード通信におけるタイムアウト監視を行うかどうかの設定を行います。通常、15 秒程度を推奨します。タスクコード通 信中にケーブル断、または通信エラーが発生すると、I/O Server は一旦ポートをクローズし、再度オープンします。この時、
Winsockアプリケーション(I/O Server)は、自動的に論理ポート番号をインクリメントするのに対し、EH-ETH側は以前の論
理ポート番号で受信待ち状態になるため、無応答となり通信が停止することがあります。タイムアウト監視を設定しておくこと により、この現象を回避することができます。
【Task code port 1~4】
Ethernet ユニットがタスクコード通信に使用するプロトコル及びポート番号(10 進数)を設定します。ここで設定したプロトコ
ル、ポート番号は、I/O Serverのポート設定画面と一致させてください。EH-150では、最大4ポートまで設定することができ ます。
「Set」ボタンを押すと、ユニット内のセットアップファイルに記憶されます。エラーがあると最下部エラーフレームにその内容 が表示されます。
※設定方法の詳細については、Ethernetユニットのマニュアルを参照ください。
※設定終了後は、Ethernetユニット全面のディップスイッチを元の状態(全てOFF)にしてください。