「暮らしたいまち そうか」
全ての市民が、安全で安心な暮らしを実感できるまちづくりを進めます。
数値目標 ( 平成 31 年度)
指 標 数値目標
暮らしやすいと感じる人の割合の向上 現状:60. 5%(平成 26 年度 )
(1)市民の暮らしを支える交通ネットワークの再構築をめざして
○ 現状と課題
高齢化の進行などに伴い、高年者や障がい者などの交通弱者が増加することが予想さ れ、通院や買い物など日々の生活の中で利用可能な、利便性の高い公共交通手段への需 要はさらに高まるものと推測されます。
○ 取組の方向性
バス事業者や関係機関と連携しながら、将来にわたって市民の暮らしを支え続ける、
分かりやすく利用しやすい公共交通ネットワークの構築に向けた取組を推進します。
○ 事 業
(1)バス路線網整備推進事業 【 交通対策課 】 事 業 内 容 重要業績評価指標(KPI)
バス交通の利便性向上のため、路線の新設・改編等に関 し、バス事業者及び関係機関と協議・調整を行います。
バス路線の維持のため、市内3か所のバス回転広場の借 り上げを引き続き行います。
ノンステップバス導入に係る経費の一部を国、県及び関 連市と協議し、バス事業者に補助します。また、公共交通 再編計画に位置付けられた、新たな路線の導入に向けて関 係機関・関係団体と協議し、検討を行います。
(具体的事業)
・持続可能な公共交通ネットワークの構築
交通不便地域人口の解消 平成 25 年比 57%解消
(参考)
交通不便地域人口 現状:約 58, 000 人
(平成 25 年)
○ 総合振興計画との関係
基本計画の施策5に関連
(2)高年者等が尊厳をもって、健康でいきいきと自立した暮らしができるま ちをめざして
○ 現状と課題
わが国は、いずれの国も経験したことがないほどのスピードで高齢化が進んでいます。
高年者の生活を豊かなものにしていくことが重要になっており、そのためには、働く ことや、趣味・スポーツなどの活動を通して高年者が社会参加をし、生きがいを持ち、
自立した生活をしていくことが大切です。また、障がい者の主体性、自立性を確保して、
全ての障がい者が社会を構成する一員として、社会、経済、文化その他あらゆる分野の 活動に参加する機会を生み出す環境整備が必要です。
○ 取組の方向性
多様化する高年者福祉ニーズを的確に把握し、高年者が地域において安心して日常生 活を営むことができるよう医療、介護、予防、住まい、生活支援を日常生活の中で包括 的に切れ目なく提供していく地域包括ケアシステムの構築をめざします。また、自立支 援のために有効かつ適切な施策を展開できるよう高年者プランでその目標を定め、市民 や地域、事業者などと連携しながら各施策を着実に推進していきます。
「草加市障がい者計画」に基づき、ノーマライゼーションの普及、自立と社会参加の 促進やバリアフリー化の促進などの諸施策を行い、障がい者福祉の推進に取り組みます。
○ 事 業
(1)障害者在宅生活支援サービス事業 【 障がい福祉課 】 事 業 内 容 重要業績評価指標(KPI)
在宅の障がい者、知的障がい者及び精神障がい者に対し、
生活支援サービスを実施します。
(具体的事業)
・障害者在宅生活支援サービス事業
1.年間延食事数 7, 355 食
(平成 31 年度末)
2.年間おむつ支給件数 1, 149 件
(平成 31 年度末)
(2)高年者健康づくり推進事業 【 長寿・介護福祉課】
事 業 内 容 重要業績評価指標(KPI)
高年者を対象に、ゲートボール大会の開催や市内の公衆 浴場でのデイサービス及び公衆浴場の無料開放を実施し、
ふれあいの場とするとともに外出機会の増大や健康増進を 図ります。さらに、家に閉じこもりがちな高年者が要介護 状態にならないための予防や社会的孤立感の解消を図るた め、ふれあいサロン(生きいき元気サロン)を実施します。
(具体的事業)
・高年者健康づくり推進事業
1.ふれあい浴場(浴場開放 サービス)利用者
延べ 3, 500 人/年
(平成 31 年度末)
2.生きいき元気サロン参加 者
延べ 1, 600 人/年
(平成 31 年度末)
(3)高年者在宅生活支援サービス事業 【 長寿・介護福祉課】
事 業 内 容 重要業績評価指標(KPI)
今後大幅な増加が予想される高年者が、できる限り住み 慣れた地域や自宅で生活できるよう、様々な在宅生活支援 サービスを提供します。
(具体的事業)
・高年者在宅生活支援サービス事業
1.移送サービス事業利用登 録者数
200 人(平成 31 年度末)
2.おしゃべり(話し相手)
ボランティア事業利用登 録者数
80 人(平成 31 年度末)
(4)認知症検診事業 【 長寿・介護福祉課】
事 業 内 容 重要業績評価指標(KPI)
草加市独自の認知症チェック票を各医療機関に配置し、
対象者が各自自己チェックした内容を基に医師の判定を受 けていただくことで、認知症の早期発見や状況に応じた適 切な治療につなげていきます。
(具体的事業)
・認知症検診事業
1.検診受診者数 4, 000 人/年
(平成 31 年度末)
2.検診実施協力医療機関数 70 ヶ所
(平成 31 年度末)
○ 総合振興計画との関係
基本計画の施策 16・23 に関連
(3)災害に強く、行政と市民が協力し助け合える、安全で安心なまちをめざ して
○ 現状と課題
ここ数年、各地で地震や台風などの自然災害が多発しており、市民の生命・身体・財 産が危険にさらされることが多くなっています。そのため災害に強く、安心して住むこ とができるまちづくりが、今まで以上に求められています。
予測が難しい危機に対応できるよう、日頃から備えをしておくことが非常に重要にな っており、本市としても今まで以上に安全な地域社会づくりに向け、消防防災体制の充 実強化が必要となっています。また、突然発生する災害、事故などに対しては、広域化 された草加八潮消防組合と連携を図り、火災、救急・救助体制などの消防力の充実強化 を図るとともに、近い将来に必ず発生すると言われている大規模地震や、頻発する大型 台風や予測困難な集中豪雨などの自然災害に対しても、必要な備えや体制の充実を図る ことによって被害を最小限に抑えるための対策を強化するなど、不測の事態に対する危 機管理体制を強化する必要があります。
○ 取組の方向性
本市では、自分の命を自分で守るための防災知識の普及と市民一人ひとりの災害時に おける防災行動力の強化及び防災施設・設備の整備などを進め、市民、事業者及び行政 の連携と協働を推進しながら、自助・共助・公助による災害に強い安全で安心なまちづ くりを推進します。
○ 事 業
(1)消防団運営事業 【 総務課 】 事 業 内 容 重要業績評価指標(KPI)
地域に密着した防災活動を行っている消防団員の人件費 ( 報酬、各種手当等) 、消防団の機械器具置場及び消防ポン プ自動車の効果的・効率的な維持管理を行い、地域防災力 の強化を図ります。さらに、国民保護法が施行され、消防 団員の大規模災害時における活動役割が拡大したことによ り、団員の確保に努めます。
(具体的事業)
・消防団運営事業
消防団員数の維持
230 人(平成 31 年度末)
(2)危機管理体制整備事業 【 危機管理課 】 事 業 内 容 重要業績評価指標(KPI)
大地震だけでなく、各種自然災害が発生しており、被害 の軽減と被害拡大を防ぐため、地域住民の防災力を向上さ せるための体制の整備を図ります。
(具体的事業)
・防災講習会等の開催
・住民主体による避難所運営組織
1.防災講演会等の開催回数 24 回/年
(月 2 回の 12 か月)
(平成 31 年度末)
2.避難所運営組織数 32 団体
(平成 31 年度末)
○ 総合振興計画との関係 基本計画の施策9に関連
(4)時代の変化に対応した都市環境の整備をめざして
○ 現状と課題
本市は、急激な人口増加とともに宅地化が進み、都市的土地利用へと大きく変化して きました。その結果、急激な市街化による基盤整備の遅れや、スプロール化、農地の減 少、住工混在などの弊害があらわれている地域も見られます。市内には木造住宅が密集 している地域や狭隘道路など防災上課題のある地域や、住宅と工場の混在など、様々な 都市的課題を抱えています。
○ 取組の方向性
本市は、鉄道の利便性により市内4駅を中心に同心円状に市街地が発展してきた経緯 があり、今後も4駅の特性にあわせ、地域の核づくりを進めます。また、コミュニティ ブロック単位で、学校などの公共施設を活用し、文化・交流機能を複合化することなど により、各地域の拠点づくりに取り組むとともに、拠点を中心に日常生活に必要なサー ビスを提供する施設が立地するように配置の検討や誘導を図ります。さらに、草加駅周 辺・松原団地駅周辺、草加市文化会館・綾瀬川左岸広場・国指定名勝となった草加松原 周辺、大学などを含む一帯をにぎわい交流エリアと位置付け、文化・にぎわい交流の推 進に取り組みます。
地域特性に応じた快適な居住環境と災害に強い安全で良好な市街地の形成に取り組み ます。また、新たな課題となっている空き家対策など、安心して居住できるための「ま ちづくり」に取り組みます。
○ 事 業
(1)都市計画マスタープラン推進事業 【 住宅・都市計画課 】 事 業 内 容 重要業績評価指標(KPI)
本市の将来都市構造を定めている都市計画マスタープラ ンの改定作業を行い、良好なまちづくりの推進を図ります。
また、審議会や審査会等の適正な事務運営を行います。
(具体的事業)
・都市計画マスタープラン推進事業
地区別土地利用方針が確定さ れた地区の面積比率を向上さ せる
現状:27. 9%
(平成 26 年度末)