44 田宮=昭和拾壷年度東京女子屠學專門學校夏期無料診療班寄生鐡検査蔀業績報告
第二十七表
癖千隻原論調本狡生徒
虫回、 贔 鞭 : 轟.1
+二心総
総保卵者%1
1o.c)3[
I」r.58
P 剛
L,s.ii
[7.3bl
17.60 0・23
P
;,)1.701
9.97 26.80 E
4.47[
40.21,
(二)蝸轟,鞭轟及び十二指腸轟に就
きて。
蝸轟に於ては殆んど同程度なるも寧ろ 本校生徒は低率を示せり。されど鞭轟,十 二指腸録にては著しく高率なり。
(三) 千品町民,瑞光小同校生徒には 蠕最,「ナ・」礁轟,肺臓「ヂスFマ」,肝 臓「ヂストマ」を獲見したるも本校生徒中には磯見せ られざりき。本校生徒中肝蛭保有 者一名あり。
(四)混合感染の歌況を見るに,献詠町民,瑞光小謡校児童及び本校生徒何れにも 種感染者を少数宛磯見したり。
斯く比較するに本校生徒に高率を示すは,生徒の多くは大都市以外よりの禺京者な るを以て郷里に於て感染する直ならん.と思はる。
六 総括及び考案
(一)無料診療所指定地南千佳町の一一域なる南千住六丁目の一部町民及び第二瑞 光小面校児童の寄生轟i糞便槍査並びに騙轟を行ひたり。
(二) 此の地域の寄生轟感染率は25./1%にして我國各地の夫に比して概して低率 なり。心血,鞭最に出ては他都市の夫と大差なし。而して三三寄生率が鞭轟の夫れに 比して低率なるは駆轟の難易に關係あるべし。十二指腸巌感染者の著しく僅少なるは,
該轟の人膿侵入門戸が主として経皮的なるを立讃するものと信ず。肝臓「ヂストマ」は 輕度なれども湿地に侵淫せるものS如く,感染者の寄留せるものに非ざるが如し。
肺「ヂストマー羅患者名あれども旧地は該癒の侵臨地に非ナと推籔せらる。
(三)東京市周邊部に於ても其の位置の如何によりて寄生率大いに異る。其の由渇 するところは生活様式並に程度の差にもあるぺけれども亦地理的朕況も關派するもの
玉如し。
(四)此地に於ける最高重複感染は四種感染なり。
(五)丁丁の軍搦感染者敷に比して蜘贔,鞭轟重複感染者数著しく低率を示す。此 帥ち七種の人意内寸丁丁方法に多少の差異あるに由るべしとも考へらるれども,叉先 入轟膿によりて護生する一種の冤疫及び鯛暴と鞭轟の駆掻難易の相異にも由るものと 思はる。
一一第 8 巻 194一一
田宮臨昭和拾萱年度東京女子磨學專門學校夏期無料診療班寄生姦検査部業績報告 45
(六)年齢別感染に於て,虫回轟及び鞭轟は學齢見童以下には甚だしき低率を示すも 其の他の年齢にありては甚だしき相違は認められす。
但し十二指腸轟にありては青壮年者,「ナ・」縣巌に於ては幼年者ic高率を示す。.
(ヒ)本地域に於てば蜘轟,鞭轟共に一定家族に選澤的に分布せす一般的に侵淫せ るものX如し。
(八)本地域の約牛激語.ヒの家庭は寄生贔に侵されたり。
(九)第二瑞光疑雲校の寄生率は31.70%にして他の都市小照校の該統計に比して 低率を示す。蜘轟感染傘は17.3%にしてこれも叉低率なり。
(一〇)東京女子讐專生徒の悪染率は千佐町民の夫より15・10%・第二瑞光小學校 の兇童より8.51%の高率を示す。同年齢の町民38.00%より猫高率を未す。此に依り て観るに各人或は各家庭の衛生的観念叉は装備の向上は蜘轟,鞭轟の如きもの」豫防 上には關係大ならざる如く,寧ろ佳居の地理的環歌の如何に關係を有する所大なるが
如し。
(一一)重複感染に於ても本校生徒と南千佳町民とを比較するに二種,三種,四種 感染率共に高率を示せり。
(一二)本校生徒の原住家屋周團の環境の相違と蛆轟感染率との關係ぱ例数少きこ とX共に調査せる環境の攣化が狭範園なる爲確實には認め得す。
(一三)本校生徒にては休暇等にて地:方に出郷するものに寄生率多き傾向あり。
/一四)本校生徒中瀬宅通出生,下宿生薬に奮市外在佳者の方が保有者の百分率
高し。
経りに臨み本調査に際して絡始直接間接に多大なる御援助を與へられし南千住警 察署,同町匿役所吏員諸氏並びに方面委員,青年團,町鉱員の諸氏に深甚の謝意を表す。
文第二瑞光小學校長及び教員諸氏の熱心なる御加力を心より感謝す。
更に御懇篤なる御指導御鞭難を賜りたる吉岡副校長,田宮教授,巾西清子講師以下 諸:先生,内科増岡先生及び藥局長畑先生,はじめ藥局員諸姉に深く感謝す。
文 献
・一一C東京府下尾久府螢及び同職會住宅麗域に於ける寄生轟調査 東京女讐學會雑誌第 1巻第1號。昭禾96孟二
二,昭和9年度東京女子讐學専門品校夏期無料診療班寄生轟槍査二業籏報告 東京女 讐學會難誌第五巻45號昭和10年
三,女欝界コ0,11,12月號(自昭和5年至昭和1!年)
一第 8 谷195一
Bd. VIII. Ht. 13 Juli I938