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― 星の最後 ―

ドキュメント内 スライド 1 (ページ 60-80)

星の死である超新星の爆発の跡に残 されるのがパルサーと呼ばれる中性 子星である。X線ビームを中心として 高速で回転している。

高速で自転するパルサー

NHKサイエンススペシャル

『銀河宇宙オデッセイ2』より

銀河中心核

銀河中心核にあるブラックホールは物 質をジェットで宇宙空間に吐き出すエ ンジンとして働いているといわれる。中 心から噴出するジェット流を中心軸とし てガス雲が高速で回転している。

ジェットを中心軸として回転する銀河中心核

NHKサイエンススペシャル『宇宙銀河オデッセイ3』より

宇宙創造における回転と新創造論

神の宇宙創造は創造の原理である天道によって 行われ、宇宙は天道によって運行している。主体 と対象が中心軸を中心として円満な授受作用を 行い、円環運動を行うというのがその基本的な法 則である。(その時、主体が中心軸に位置してい る場合が多い。)したがって宇宙の創造も、銀河 の運行も、星の最後も、中心軸を中心として回転 しながら営まれているのである。人間においては、

男と女が縦的な真の愛(神の愛)の軸を中心とし て愛しあうとき、真なる夫婦となるのであり、個人 においては、心の軸を中心として体が回転するこ とにより、真なる人格を形成するのである。

(5)言による創造

ヨハネ福音書に「始めに言があった。

言は神と共にあった。・・・・・・すべて のものは、これによってできた」とあ るように、キリスト教では、神が言

(ロゴス)によって世界を創造したの である。その他の神話においても、

同様な創造説が見られる。

① キリスト教

「かくあれ」の言で創造(イスラム教)

天地の造り主。ご命令をくだしたもうと きは、ただ、「かくあれ」との言で、すべ てその通りになる(コーラン2:117)。

もしこのお方があることをきめたもうな ら、ただ、「あれ」と一言発せられるだ けで成就する(コーラン40:68)。

創造神プタハの言による創造

(エジプト)

メンフィスの人々はプタハを世界の創 造主であると考えた。プタハはすべて のものを思考と言によって創ったので ある。彼の心臓から出る思考と舌から 出る言によって、すべてのものは現実 のものとなったのである。

プタハ神の像

Mythology

(Thunder Bay Press)より

④ マヤ神話の創造論

原初、空と海が広がる中、テペウと

「羽毛の蛇」(グクマッツ)しか存在しな かった。空っぽの空間に何かができれ ばいいと彼らが考えると、実際に何か が現れた。「大地あれ」と言うと大地が でき、「山」を思うと山が現れ、「木よ」

と言うと木が生まれた。こうして創造は 続いた。

新創造論:「創造の二段構造」

新創造論によれば、始めにロゴス(言)が 形成され、次にロゴス(言)に従って被造世 界が創造された。ロゴスの形成は下向性で あった。すなわち、神は人間始祖アダム・エ バの構想を最初に立てられ、それをモデル にして、高級な生物から低級な生物、そし て天体、原子、素粒子、光という順序で世 界を構想された。次にロゴスに従って被造 世界が創造されたのであるが、それはロゴ スの形成とは逆の順序で上向的に、光か ら始って、最後に人間が造られたのである。

(6)原初の質料

原初に水(海)や土(泥)があったとい う神話がある。

無から創造がなされたという神話もあ る。「無からの創造」の神話はエクス・

二ヒロ(

ex nihilo

)またはデ・ノヴォ(

de novo

)型創造と呼ばれ、特に一神教 の宗教に顕著に見られる。

① キリスト教

キリスト教における「無からの創造」は アウグスティヌスによって確立された。

神は無から質料を創造し、その質料を もとにして世界を創造した。すなわち、

全能なる神は、なんの材料もなく、ど んな手段もつかわずに宇宙を創造し たのである。

② イスラム教

「彼ら[人間]は無から造られたではな いか」(52:35)とあるように、『コーラン』

には「無から」の創造を示す例がいく つか見られる。

③ 仏教

仏教では、世界の創造に関してはあまり関心 がもたれていないが、初期のインド仏教の経典 の中に、釈迦がこの世の終わりと新しい世の 創造について語っている。そこでは創造者にあ たる存在はなく、一種の「無からの創造」である。

初めに、すべては水と闇に覆われていた。長い 間、日も月も星もなく、季節の移り変わりもなく、

生き物も人もいなかった。熱い乳が次第に冷め て表面に皮ができるように、水の上に地ができ た。そして肉体をもつ者が現れ、日と月と星が 現れ、男と女の両性ができた。

④ 土や原初の海(水)からの創造

原初の海からの創造も、多くの創造神話 に共通して見られる主題である。また土 から造られたという説も見られる。そして 超越神が動物(あひる、亀など)を原初の 海の中へ潜らせ、水底から採った泥土で 創造されたという潜水型の創造神話もあ る。

⑤ 現代科学の「無からの宇宙創生論」

アレクサンダー・ビレンキンは「無からの宇 宙創生論」を発表した。ある時、突然、時間 も空間もない「無」から、素粒子より小さい閉 じた宇宙が、エネルギーの壁をトンネルのよ うにくぐり抜けて誕生したという。ここでビレ ンキンのいう「無」とは、何もない無ではなく て、「何かに満ちている無」、「とてつもない 力を背後に秘めた無」であり、「真空のエネ ルギー」を秘めているのである。

ビッグバン宇宙から物質が生じた

『ニュートン』19991月号より

新創造論から見た無からの創造

神は何もないところから被造世界を創造 された。したがって被造世界は正に無か ら創造されたのである。しかし神には世 界を生みだすエネルギーが備わってい るのであり、そのエネルギー(前エネル ギーという)によって力と物質が生じた のである。そういう意味では、全くの無 からの創造ではない。

現代宇宙論のいう「真空のエネル

ギー」とは「前エネルギー」であるとい えよう。神のエネルギーである前エネ ルギーからエネルギーが生じ、さらに エネルギーから素粒子、原子、分子、

そして原初の物質である水や空気や 土が生じたのである。

神の創造において、始めに「光があっ た」という光とは、ビッグバンにおける 熱エネルギーに相当する。

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