1.災害に備えた事前対策
① 防災意識の高揚
日本語の理解が十分でない外国人は、災害時に支援を受けたり、他の避難者と協力し て円滑に避難生活を送るために、日頃から近所や地域の人とコミュニケーションをとる ことが重要です。地域や市が行う防災訓練やその他イベントに積極的に参加し、地域の 方々との交流を深めましょう。そういった取組みを通じて、一時避難場所・避難所の位 置やそこまでの経路を確認することができ、災害時の円滑な避難行動につながります。
市民経済部(協働まちづくり課・男女協働参画センター)や地域・地域支援組織は、
災害時の対応などについて日頃から周知・啓発に努め、災害発生時に的確に対応できる よう環境づくりに努めます。一時避難場所等の表示やパンフレット等を作成する際には、
外国語を併用した表記とするなど、外国人に配慮します。そういった資料を活用し、日 頃から外国人への防災知識の普及・啓発に努めます。
② 支援体制の整備
地域や地域支援組織は、防災訓練等の防災に関する活動だけでなく、季節の行事やイ ベント等に地域の外国人の参加を促し、日頃から積極的にコミュニケーションを図るよ うにします。
市民経済部(協働まちづくり課・男女協働参画センター)は、避難所などへ通訳ボラ ンティアを配置・派遣できるよう、日頃から千葉県、習志野市国際交流協会、ボランテ ィア団体等の関係機関との連携体制の強化に努めます。
2.災害発生後の対応
① 確実な情報発信、情報伝達
できる限り速やかに避難所等に通訳ボランティアなどを 派遣し、災害に関する情報や避難生活の支援情報等につい て、多言語による情報の周知・啓発が行えるよう体制整備 を行います。情報を伝える際には、図・絵・ジェスチャー などを活用し、確実に情報が伝わるよう努めます。
また、多言語で表記した案内板や広報紙、掲示板による 情報発信を行い、日本語の理解が十分でない外国人の円滑 な対応を支援します。
② 避難所における支援
外国人と日本人の生活習慣や文化が異なることがあるため、避難生活にあたって は多方面で配慮する必要があります。通訳ボランティアと連携し、また多様な手段 によって、避難所での生活のルールを理解してもらえるよう努めましょう。
外国人が日本人の生活環境・ルールに合わせて共同生活を送る場合、様々な制約 を強いられることが予想され、精神的な不安定さから体調を崩したり、精神的に弱 くなったり、トラブルを引き起こしたりする可能性があります。避難生活における 問題が解消されなくても、母国語で会話する機
会を設けるだけでも精神的に良い影響を与えます。
通訳ボランティアや習志野市国際交流協会など各種団体の協力の下、外国人向け の相談窓口を設置するなど、外国人避難者に対するメンタルヘルスケアの実施に努 めます。
災害時における要配慮者 支援マニュアル
— 様 式 集 —
様式-1
要配慮者要請書
様
習志野市長
貴施設において要配慮者の受入れを要請いたします。
受け入れ施設
(1)要配慮者等
氏 名
性 別
生 年 月 日
住 所
心身の状況 連 絡 先 等
(2)身元引受人
氏 名
要支援者との関係