• 検索結果がありません。

施設類型別の基本的な方針

ドキュメント内 三原市公共施設等総合管理計画(案) (ページ 34-76)

公共施設等の全体基本方針を踏まえ,建物施設,インフラ施設のそれぞれの施設類型ごと に基本的な考え方を整理します。 

なお,この章においては,各施設類型特有の内容を掲載することとし,原則として,全体 基本方針に準拠するものとします。 

また,インフラ施設に付随する建物施設に係る「現状」と「今後の方針」については,「イ ンフラ施設」に記載しています。 

1 建物施設

1−1 市民文化系施設

1-1-1 集会施設 

施設の内容  生涯学習や様々な市民活動の拠点として活用するための施設。設置目的によ って様々な施設がある。 

主な構成施設 中央公民館,公民館(6)・コミュニティセンター(12),青年の家(3),コミュ ニティホーム(19),人権文化センター(3),人権集会所(9),福祉プラザ(3)

(1)配置状況

(2)現状

 築後 30 年を経過している施設が 68%を占め,老朽 化の進んだ施設が多くなっています。 

 市所有集会施設については,平成24(2012)年度に 89 施設を地元住民組織へ移管し,延床面積約 9,500

㎡を縮減しています。 

 異なる行政目的のために設置された集会施設につ いては,会議室,調理室,和室,多目的スペース 等の機能を有する施設が,一定エリア内に複数立 地するなど,機能が重複しています。また,これら の機能は保健・福祉施設等でも重複しています。 

 第二中学校区,第五中学校区,本郷中学校区,久井 中学校区,大和中学校区については,エリアが広い ため,施設数が多くなっています。 

 施設区分によって運営内容が異なり,施設内に職員

が配置されている施設もあります。   

中学校区別の状況(平成 26年度)

0〜9年 2%

10〜19年 16%

20〜29年 14%

30〜39年 61%

40〜49年 7%

築後年数

施 設 名 施 設 名

1 中 央 公 民 館 3 0 吉 田 コ ミ ュ ニ テ ィ ホ ー ム

2 本 郷 公 民 館 3 1 久 井 の 市 コ ミ ュ ニ テ ィ ホ ー ム

3 久 井 公 民 館 3 2 下 津 コ ミ ュ ニ テ ィ ホ ー ム

4 神 田 公 民 館 3 3 泉 コ ミ ュ ニ テ ィ ホ ー ム

5 大 草 公 民 館 3 4 和 草 コ ミ ュ ニ テ ィ ホ ー ム

6 椹 梨 公 民 館 3 5 黒 郷 コ ミ ュ ニ テ ィ ホ ー ム

7 和 木 公 民 館 3 6 羽 倉 コ ミ ュ ニ テ ィ ホ ー ム

8 沼 田 東 コ ミ ュ ニ テ ィ セ ン タ ー 3 7 上 徳 良 コ ミ ュ ニ テ ィ ホ ー ム 9 幸 崎 コ ミ ュ ニ テ ィ セ ン タ ー 3 8 萩 原 コ ミ ュ ニ テ ィ ホ ー ム 1 0 中 之 町 コ ミ ュ ニ テ ィ セ ン タ ー 3 9 福 田 コ ミ ュ ニ テ ィ ホ ー ム 1 1 糸 崎 コ ミ ュ ニ テ ィ セ ン タ ー 4 0 篠 コ ミ ュ ニ テ ィ ホ ー ム 1 2 宮 浦 コ ミ ュ ニ テ ィ セ ン タ ー 4 1 蔵 宗 コ ミ ュ ニ テ ィ ホ ー ム 1 3 須 波 コ ミ ュ ニ テ ィ セ ン タ ー 4 2 三 原 市 人 権 文 化 セ ン タ ー 1 4 鷺 浦 コ ミ ュ ニ テ ィ セ ン タ ー 4 3 本 郷 人 権 文 化 セ ン タ ー 1 5 本 郷 コ ミ ュ ニ テ ィ セ ン タ ー 4 4 大 和 人 権 文 化 セ ン タ ー 1 6 船 木 コ ミ ュ ニ テ ィ セ ン タ ー 4 5 明 神 会 館

1 7 北 方 コ ミ ュ ニ テ ィ セ ン タ ー 4 6 高 坂 町 文 化 セ ン タ ー 1 8 南 方 コ ミ ュ ニ テ ィ セ ン タ ー 4 7 東 集 会 所

1 9 久 井 南 コ ミ ュ ニ テ ィ セ ン タ ー 4 8 生 田 集 会 所

2 0 さ ぎ し ま 青 年 の 家 4 9 沼 田 西 町 民 セ ン タ ー

2 1 久 井 青 年 の 家 5 0 久 井 集 会 所

2 2 サ ギ ・ セ ミ ナ ー ・ セ ン タ ー 5 1 西 宮 集 会 所 2 3 木 原 町 コ ミ ュ ニ テ ィ ホ ー ム 5 2 西 上 集 会 所 2 4 深 町 コ ミ ュ ニ テ ィ ホ ー ム 5 3 高 坂 南 集 会 所

2 5 小 坂 町 コ ミ ュ ニ テ ィ ホ ー ム 5 4 本 郷 船 木 ふ れ あ い セ ン タ ー 2 6 八 幡 町 コ ミ ュ ニ テ ィ ホ ー ム 5 5 中 野 福 祉 プ ラ ザ

2 7 沼 田 西 ・ 小 泉 町 コ ミ ュ ニ テ ィ ホ ー ム 5 6 坂 井 原 福 祉 プ ラ ザ 2 8 高 坂 町 コ ミ ュ ニ テ ィ ホ ー ム 5 7 和 泉 福 祉 プ ラ ザ 2 9 莇 原 コ ミ ュ ニ テ ィ ホ ー ム

中 学 校 区 施 設

利 用 者 数 ( 人 )

人 口 (人 ) 第 一 中 学 校 2 2 3 , 84 0 5 ,1 7 0 第 二 中 学 校 6 3 1 , 71 8 19 ,2 0 8 第 三 中 学 校 2 2 1 6 , 90 0 15 ,2 3 1 第 四 中 学 校 1 1 3 , 00 1 3 ,4 2 7 第 五 中 学 校 10 4 7 , 86 4 13 ,4 1 5 幸 崎 中 学 校 1 1 1 , 04 1 3 ,8 3 4 宮 浦 中 学 校 2 2 3 , 85 7 15 ,1 0 4 本 郷 中 学 校 7 1 0 5 , 23 5 11 ,1 5 1 久 井 中 学 校 16 3 7 , 99 9 5 ,4 2 4 大 和 中 学 校 10 4 1 , 08 9 6 ,1 3 9 平 均 5 . 7 0 5 5 , 2 5 4 9 ,8 1 0

※ 人 口 / 平 成 2 7 年 9 月 末 現 在

施設の目的等 

施設区分  所管課  職員配置  施設の目的 

公民館  生涯学習課 非常勤職員

住民の教養の向上,健康の増進,情操の純化を図り,生 活文化の振興,社会福祉の増進に寄与するため  コミュニティ

センター 

生涯学習課 非常勤職員

住民の教養の向上,健康の増進及び情操の純化を図り,

生活文化の振興及び社会福祉の増進に寄与するため  青年の家  生涯学習課 なし  青少年の健全な育成を図るため 

コミュニティ ホーム 

地域調整課 なし 

地域住民の連帯意識を高め,健康で文化的な地域社会の 建設と,その発展を図るため 

人権文化セン ター 

人権推進課 正規職員 

基本的人権尊重の精神に基づき,人権啓発の推進及び地 域福祉の向上を図るとともに市民の交流を促進し,もっ て人権が尊重される社会の実現に資するため 

人権集会所  人権推進課 なし 

住 民 の 生 活 文 化 の 振 興 及 び 社 会 福 祉 の 増 進 並 び に人 権 意識の高揚を図るとともに,住民の交流の促進に資する ため 

福祉プラザ  保健福祉課 なし 

少子高齢化に向けて,住民の健康増進をはじめ介護予防 の推進及び子育て支援等,地域福祉の充実強化を図るた め 

(3)今後の方針

 各施設におけるサービス提供地域の人口推計や施設の利用状況(諸室の稼働率,利用者 数等),類似施設の近接性等を踏まえ,将来における施設の必要量を整理し,基本とな る利用圏域を定めます。 

 周辺施設との複合化や類似施設との集約化と併せ,必要なスペースの確保を図ります。 

 施設ごとに異なる運営内容については,当初の設置目的にとらわれず,見直しに取り組 みます。 

 各地域における市民活動の拠点として位置づけられた集会施設については,その機能を 確保していきます。 

 住民自治組織等へ移管できる施設についてはさらなる移管を推進します。 

1-1-2 文化施設 

施設の内容  芸術・文化・音楽などのイベントに使用することを目的とした施設。 

主な構成施設 芸術文化センター,三原リージョンプラザ(文化ホール等),本郷生涯学習 センター,くい文化センター,大和文化センター,市民ギャラリー 

(1)配置状況

施 設 名

1 芸 術 文 化 セ ン タ ー 2 本 郷 生 涯 学 習 セ ン タ ー 3 く い 文 化 セ ン タ ー 4 大 和 文 化 セ ン タ ー 5 市 民 ギ ャ ラ リ ー 6 三 原 リ ー ジ ョ ン プ ラ ザ

(2)現状

 築後 30 年未満の比較的新しい施設が多くなっています。 

 市内に分散する形で 6 か所の施設があり,特に固定式ホールについては合併前の旧行政 区域ごとにありますが,利用状況は異なります。 

 ホールの稼働率と利用者数については,芸術文化センターや市民ギャラリーが他施設と 比較して高く,くい文化センターが最も低くなっています。 

ホールの利用状況等(平成 26年度) 

施設名  建築年  席数数  稼働率  利用者数

芸術文化センター  H19(2007)年 1,209 35% 46,211 人 本郷生涯学習センター  H16(2004)年 512 席 12% 15,509 人 くい文化センター  H16(2004)年 308 席 4% 1,686 大和文化センター  H元(1989)年 353 席 7% 9,183 市民ギャラリー  S56(1981)年 0 55% 35,035 人 三原リージョンプラザ

文化ホール

S59(1984)年

410 席 13% 27,105 人

展示ホール 0 17% 15,880 人

(3)今後の方針

 イベン ト開催の場で あるホール機能 と市民活動の 場である会議 室等の貸館機 能を分離 して,それぞれの機能のあり方について検討します。 

 ホール機能については,施設の利用状況(諸室の稼働率,利用者数等),類似施設の近 接性等を踏まえ,将来における施設の必要量を整理し,基本となる利用圏域を定め,統 廃合を検討するとともに,芸術文化の発信拠点・活動拠点として,利用者の増加に向け て,運営方法の見直しやコスト縮減について検討します。 

 貸館機能については,統廃合や,周辺にある集会施設や保健福祉施設の貸館機能との集 約化を推進します。 

1−2 社会教育系施設

施設の内容  家庭や学校の外で学習や研修,趣味に興じるなど,楽しみながら生涯学習に 取り組む施設。 

主な構成施設 図書館(5),歴史民俗資料館(2),宇根山天文台,地域学習センター,老人大 学,清水南山生誕の地 

(1)配置状況

中 分 類 施 設 名 中 分 類 施 設 名

1 中 央 図 書 館 6 三 原 市 歴 史 民 俗 資 料 館

2 本 郷 図 書 館 7 久 井 歴 史 民 俗 資 料 館

3 久 井 図 書 館 8 宇 根 山 天 文 台

4 大 和 図 書 館 9 地 域 学 習 セ ン タ ー ( さ ざ な み 学 校 )

5 ほ ん ご う 子 ど も 館 10 老 人 大 学

図 書 館

博 物 館 等

(2)現状

 中央図書館は昭和 53(1978)年に建築され,老 朽化が進み,閲覧・収蔵スペースの不足,バリ アフリー化等の課題があります。 

 2 つの歴史民俗資料館はいずれも築後 40 年を 迎えようとしており,老朽化が進んでいます。 

 合 併 前 の 旧 行 政 区 域 ご と に 図 書 館 を 有 し て い る 状 況 に な っ て い ま す が , 利 用 状 況 ( 貸 出 者 数・貸出冊数)については,各館ごとに差があ る状況となっています。 

 本郷図書館・久井図書館・大和図書館について は,学習拠点施設との複合施設となっており,

一体的な維持管理が行われています。 

 三原市歴史民俗資料館の利用者数は,増加傾向 にあります。 

 三 原 市 歴 史 民 俗 資 料 館 は 祝 日 及 び そ の 前 後 の 日が休館日であり,久井歴史民俗資料館は日曜 日及び祝日のみ開館しています。 

 宇根山天文台にある直径60cm の大型反射望遠 鏡は,公開されている天文台の中では県内一の 大きさで,中国・四国地方でも屈指の施設です。 

 老人大学は,築後 48年経過している三原小学 校旧校舎の11教室を活用していますが,同じ 時間帯に利用している教室は最大 3 教室に限 られています。 

 清水南山生誕の地については,明治時代に建て られた土蔵などが市の文化財に指定されています。 

(3)今後の方針

 地域の人口推計や施設の利用状況(利用者数,貸出者数,貸出冊数等)を踏まえ,将来 における施設の必要量を整理し,基本となる利用圏域を定め,統廃合や周辺施設との複 合化を検討します。 

 図書館・歴史民俗資料館については,利用やコストの状況を踏まえ,運営方法を検討し,

歴史民俗資料館  建築年

施設名  建築年 

三原市歴史民俗資料館  S51(1976)年 久井歴史民俗資料館  S52(1977)年 図書館貸出冊数 

歴史民俗資料館利用者数の推移 

0 100 200 300 400 500

中央図書館

本郷図書館

久井図書館

大和図書館

千冊

H21 H22 H23 H24 H25 H26

3,947

9,384

12,109

16,088

131 210 201 244

0 4,000 8,000 12,000 16,000 20,000

H23 H24 H25 H26 三原市歴史民俗資料館

久井歴史民俗資料館

ドキュメント内 三原市公共施設等総合管理計画(案) (ページ 34-76)

関連したドキュメント