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理事長

A 施設 B 施設

施設長 X 施設長 Z

不正 → 事務員 Y 事務員

例: Y が施設の備品を架空発注して代金相当額を着服した場合

→ 理事長に A 施設の全ての発注を監視する義務があるか?

→ 監視できない場合であれば、発注・支出手続きで不正を防止でき るような仕組み・マニュアル・研修などの内部統制システムを構築して

いたかが問題となる。

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不正発生のメカニズム

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正当化 機会

動機

ドナルド・ R ・クレッシーの仮説

■ 研究対象

= 横領犯罪者(故意の経済犯)

『信頼された人間が横領犯罪者となるのは、他人に打ち明けられない金銭問 題を抱え込み、金銭を信託された自分の立場を悪用すればその問題を秘密 裏に解決できると認識して、自分は信頼されているのだから、託された資金も しくは資産を利用してもよいのだという言い方を、その状況における自らの行 動に当てはめることができる場合である。』

【動機】(主観的事情)

『他人に打ち明けられない金銭的なニーズの認識』

【機会】(客観的事情)

『機会の認識』

【正当化】(主観的事情)

『正当化』

★ 3つの要素全てが揃った場合に、横領が行われる。

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不正メカニズムの例

お金に困っている

目の前にお金が置いてある 誰も見ていない

自分が拾わなくても誰かが拾う 困る人はいない

動機

機会 正当化

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不正にかかる内部統制システムの目的

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動機

正当化

機会 正当化

機会

動機

内部統制システムの具体例

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人事制度による内部統制システム

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■ 人事制度

● トレーナー制度

➣ 若い年代の職員からの相談を聞く、複数担当者制(動機)

● 配置転換、職務転換

➣ 閉塞感からの脱却(動機)

➣ 聖域をつくらせない(機会)

➣ 担当者がかわることによる発見(機会、正当化)

● 複数者によるチェック(機会)

➣ 不正が起こりやすい状況の場合は特に注意が必要。

■ 有事の対応・準備

● 就業規則(服務規律、懲戒事由など)の整備

● 懲戒権の適切な行使(正当化)

研修

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■ 正確な知識(正当化)

● 虐待・不正とは何か ● 虐待と身体拘束

● 虐待・不正を発見した時の対応

■ 虐待・不正を行った場合の顛末を認識させる(正当化)

● 刑事

➣ 傷害罪、暴行罪、横領罪など ● 民事

➣ 懲戒処分

➣ 損害賠償

ジョブローテーション・複数体制

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■ 同じ職員が長年同一の業務を担当するリスク ● 例:経理担当

➣ 年月が経つにつれて権限が肥大化 ⇒ 機会 ✔ 定期的な人事異動・業務分担の見直し

■ 一人で職務を行うことのリスク ● 例:経理担当

➣ 誰からもチェックを受けない ⇒ 機会、正当化 ✔ 業務フローに複数の職員が関与するシステム

■ 業務執行状況を記録して事後検証可能にする

監督義務・内部統制システム構築義務 違反と考えられる裁判例(事故事案)

事故

大阪地裁平成27年2月13日 事案の概要

24か所の「自立ホーム」においてグループホーム事業を運 営し、4か所の授産施設を運営するなど、障害福祉サービス 事業を営む社会福祉法人が設置運営する自立ホームに入 所していた A (当時22歳)が、興奮状態となった際に、施設 職員らによって制止され、作業所内の布団の上で15分程う つぶせ状態で押さえつけられたところ、吐物の肺内吸引によ り窒息して心肺停止となり搬送先の病院で死亡。

A の相続人が、理事長 X 、施設職員らを相手に、共同不法

行為に基づく損害賠償として7363万円を請求した事案

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監督義務・内部統制システム構築義務 違反と考えられる裁判例(事故事案)

判決の概要

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