第2章 計画推進のための基本方針及び施策
3 施策
(1)「する」スポーツ
①生涯スポーツ推進
【幼児期】
幼児期の運動経験がその後のスポーツ活動に与える影響が大きいこと、ま た、単一の運動よりも様々な運動を経験したほうが、より良い効果をもたら すことが期待できます。
また、この時期の運動経験はその家族の運動実施状況に大きく影響を受け ることから、子育て世代である人が望む有益な運動プログラムの提供やアプ ローチ方法にアイデアが求められます。
主な取り組み
○親子で運動を楽しむイベントの開催に努めます。
○幼児期における運動実施の啓発、イベント開催の広報に努めます。
○関係機関・団体と連携しながら、教室開催など幼児期から多様な運動に 親しむ機会の充実に努めます。
【学童期】
学童期は幼児期同様、単一の運動よりも様々な運動を経験したほうが、よ り良い効果をもたらすことが期待できます。それは、基本的な動きのほか、
リズム感覚やバランス感覚などのコーディネーション能力を取り入れた運動 メニューを実施することによって、多様な運動遊びに楽しくチャレンジしな がら、体を動かすことへの興味・関心を高めることができます。
主な取り組み
○学童期における運動実施の啓発、広報に努めます。
○関係機関・団体と連携しながら、学童期の発育発達に即した運動に親し む機会の充実に努めます。
【青少年期】
中学生においては、市内中学校の部活動が盛んである反面、体育授業が楽 しいと感じる生徒の割合が低くなる傾向にあります。中学校及び高等学校卒 業後生活環境が変化しても引き続き、自身の生活習慣の中に運動をとり入れ ることが大切です。
選択肢が増えるこの世代では、運動を楽しみ、進んでスポーツに取り組め る環境を整えることで、スポーツ離れを解消し、生涯にわたる運動の習慣化 を図ることが重要です。
主な取り組み
○競技スポーツのみならず、スポーツに親しむ機会の充実に努めます。
○スポーツに関する情報提供を充実させ、各種教室や大会等の参加促進及 び施設利用の拡充に努めます。
【成人期】
働き盛りの世代は、仕事(家事・育児)が忙しいなど多忙であるため運動 から遠ざかる人が多い状況です。様々なアプローチにより運動をすることへ の動機付けや運動の習慣化を図るための取り組みが必要です。
主な取り組み
○成人期における運動実施の啓発、広報に努めます。
○スポーツ施設利用に関する情報提供に努め、施設の利便性向上に努めま す。
○仲間と共に活動することで、運動の習慣化が期待できることから、スポ ーツ団体の育成に努めます。
○関係機関・団体と連携しながら、ライフスタイルに合わせたスポーツ活 動のきっかけとなるスポーツ教室、セミナーなどの開催の支援に努めま す。
【高齢期】
スポーツは生きがいづくりのためと捉える人が多く、また高齢者等のスポ ーツの普及を望む人の割合が高い状況です。保健・福祉・教育関係者、関係 団体等と連携し、将来的な高齢者人口の増加を想定したうえで、健康寿命を 伸ばし、健康で心身ともにいきいきとした生活を送るための取り組みが必要 です。
主な取り組み
○地域の集会所など身近な場所で運動に参加できるように、スポーツ推進 委員協議会、こいこいスポーツクラブおぢや等の関係団体と協力し、継 続した運動の機会提供に努めます。
○スポーツ施設利用に関する情報提供に努め、施設の利便性向上に努めま す。
○スポーツを通じた仲間づくりや、高齢者のスポーツ大会開催の支援に努 めます。
②障がい者スポーツ推進
障がいがあるなしに関わらず、共にスポーツに親しむ機会の提供を図る ため、総合支援学校、地域のスポーツ関係者、障がい者団体・施設など福 祉関係者との連携強化を行い、障がい者スポーツの普及、理解促進が求め られます。
主な取り組み
○障がいのあるなしに関係なく、誰もが楽しめるスポーツイベントを開催 します。
○障がい者スポーツの普及のため、スポーツ用品の貸し出しを行います。
○スポーツ施設の利用促進を図るため、個人使用料の負担を軽減します。
○障がい者への理解を深めるため、関係団体と連携し事業を展開します。
③競技スポーツ推進
小千谷市体育協会、小千谷市スポーツ少年団及び関係団体と連携し、指導 者育成、小学・中学・高校と一貫した指導体制の構築、部活動への支援など 競技水準の向上を図る取り組みが必要です。
主な取り組み
○ 市 内 の 選 手 が 参 加 で き る 競 技 ス ポ ー ツ 各 種 大 会 の 開 催 及 び 大 会 開 催 協 力、支援に努めます。
○小千谷市体育協会がジュニア層対象に行う競技力向上事業を支援します。
○小千谷市体育協会、スポーツ少年団等スポーツ団体の活動を支援します。
○中学校部活動への支援に努めます。
④環境の整備(施設・事業)
市民が長期にわたりスポーツに親しむためには、活動の場、機会が必要 です。活動の場の提供としては、「小千谷市公共施設等総合管理計画」に 沿ったスポーツ施設の計画的な整備・改修を進め、生涯スポーツ及び競技 スポーツの実践者が共に活動できる調整が必要です。
また、機会の提供としては、教室、大会を開催する各種スポーツ団体と の連携を図ることが必要です。
主な取り組み
○安全で、誰もが利用しやすいスポーツ施設の整備に努めます。
○地域のスポーツ活動拠点となる学校体育施設の開放について、多くの人 が利用できるよう運営方法など検討します。
○総合体育館や市民プールなど、気軽に個人で利用できる施設の利用拡充 に努めます。
○各種スポーツ団体が市民向けに開催する各種事業に対し、協力、支援に
努めます。
(2)「みる」スポーツ
2020年には、東京オリンピック、パラリンピックが開催されることか ら、市民のスポーツに対する関心が一層高まることが期待されます。トップ レベルのスポーツを見ることで感動し夢を持ち、また、スポーツを多様に楽 しみ心豊かな生活を送る社会の実現を目指し、スポーツ観戦の機会創出が必 要です。
トップアスリートに触れる機会を設け、次世代を担う子どもたちの夢を育 みます。
市内で開催される市民が参加する各種スポーツ大会を観戦することで、ス ポーツへの関心を深め、スポーツをすることへの動機づけが図れるよう機会 提供も必要です。
主な取り組み
○全国規模の大会を身近で観戦できる環境整備、支援に努め、スポーツ観 戦環境の整備に努めます。
(3)「ささえる」スポーツ
①団体支援、人材育成
小千谷市体育協会、小千谷市スポーツ少年団は、小千谷市の競技スポーツ 推進を担う団体であり、小千谷市スポーツ推進協議会、総合型地域スポーツ クラブこいこいスポーツクラブおぢやは、小千谷市の生涯スポーツ推進を担 う団体です。そのほか、市民のスポーツサークル活動として、自主スポーツ 団体があります。
このような小千谷市のスポーツ推進の中核となる団体の支援策の一つと して、指導者及び支援者の育成が必要です。競技スポーツ、生涯スポーツと もに、スポーツ活動を充実させるためには、指導者や支援者の存在が不可欠 です。また、一緒に活動する仲間づくりもスポーツを継続的に行う上で欠か せません。
2020年に東京オリンピック、パラリンピックの開催を契機に、大会ボ ランティアへの関心の高まりが期待されます。ささえる立場でスポーツに携 わる人材、団体の育成が急務です。
主な取り組み
○スポーツ指導者の育成のため、指導者向けの講習会を開催します。
○スポーツに携わるボランティアの育成に努め、ささえる側からする側へ の好循環が図れるよう支援します。