1.5.1 Ethernet/FastEthernet タイプの施工・保守上の責任範囲
Ethernet/FastEthernet タイプにおける施工・保守上の責任範囲を、図 1.8 に示します。施工・保守上の責任範囲の分界点は図 1.9、図 1.10 に示すケーブルコネクタの接続点で、斜線部より IP 通信網側 が責任範囲となります。
図 1.8 Ethernet/FastEthernet タイプにおける施工・保守上の責任範囲
図 1.9 Ethernet/FastEthernet タイプにおける施工・保守上の責任範囲分界点 着信側
端末機器
ケーブルコネクタ等
IP通信網 責任範囲
着信側
端末機器 IP通信網
RJ-45モジュラジャック(局内接続型)
ONU(局外接続型)
分界点
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図 1.10 FastEthernet タイプにおける施工・保守上の責任範囲分界点
1.5.2 GigabitEthernet/10 GigabitEthernet タイプの施工・保守上の責任範囲
GigabitEthernet/10 GigabitEthernet タイプにおける施工・保守上の責任範囲を、図 1.11、図 1.13 に示します。
施工・保守上の責任範囲は契約条件によって異なります。
1.5.2.1 局内接続型の施工・保守上の責任範囲
局内接続型における施工・保守上の責任範囲を、図 1.11 に示します。
図 1.11 GigabitEthernet/10 GigabitEthernet タイプにおける施工・保守上の責任範囲
施工・保守上の責任範囲の分界点は図 1.12 に示す接続点で、斜線部より IP 通信網側が責任範囲となります。
着信側 端末機器
光配線盤等
光配線盤等
IP通信網
SCコネクタ(局内接続型)
分界点
着信側 端末機器
ケーブルコネクタ等 IP通信網 責任範囲
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図 1.12 GigabitEthernet/10 GigabitEthernet タイプにおける施工・保守上の責任範囲分界点
1.5.2.2 収容エリア内接続型の施工・保守上の責任範囲
収容エリア内接続型における施工・保守上の責任範囲を、図 1.13 に示します。
図 1.13 GigabitEthernet/10 GigabitEthernet タイプにおける施工・保守上の責任範囲 着信側
端末機器
ケーブルコネクタ等
IP通信網 (a) 弊社が光配線盤等までの光ファイバを提供する場合
責任範囲
光配線盤等 屋内配線
着信側 端末機器
ケーブルコネクタ等
IP通信網 (b) 弊社が屋内配線までを提供する場合
責任範囲
光配線盤等 屋内配線
着信側 端末機器
ケーブルコネクタ等
IP通信網
SCコネクタ 分界点
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施工・保守上の責任範囲の分界点は図 1.14 に示す接続点で、斜線部より IP 通信網側が責任範囲となります。
図 1.14 GigabitEthernet/10 GigabitEthernet タイプにおける施工・保守上の責任範囲分界点 着信側
端末機器
光配線盤等または ケーブルコネクタ等
IP通信網
SCコネクタ 分界点
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2 Ethernet/FastEthernet タイプのユーザ・網インタフェース仕様
2.1 プロトコル構成
Ethernet/FastEthernet タイプのユーザ・網インタフェースのプロトコル構成を、OSI 参照モデルに則した階層構成 で表 2.1 に示します。
IP 通信網と着信側端末機器との IPv4 通信については、レイヤ 1~3 のプロトコルについて規定します。また、着信 側端末機器で認証処理を行う場合、IP 通信網と着信側端末機器との認証関連通信については、レイヤ 1~7 のプロト コルについて規定します。
表 2.1 プロトコル構成
レイヤ 規定するプロトコル
7 アプリケーション
RFC2865(RADIUS)
RFC2866(RADIUS Accounting)
6 プレゼンテーション 5 セッション 4 トランスポート
3 ネットワーク RFC791(IPv4)
RFC792(ICMPv4)
2 データリンク RFC826(ARP)
IEEE 802.3-2005 MAC準拠
1 物理 Ethernet IEEE 802.3-2005 10BASE-T準拠
FastEthernet IEEE 802.3-2005 100BASE-FX/TX準拠