クロス集計レポートの値には、小数点を含めて最大 19 文字を使用できます。値が 19 桁を超える場合は、オーバーフロー・エラーが発生します。デフォルトでは、小 数の精度が 7 桁に設定されており、整数の桁は 11 桁に制限されます。
11 桁を超える整数を使用する場合は、install_location¥configuration ディレクトリー にある qfs_config.xml ファイルを編集する必要があります。詳しくは、「IBM
Cognos Analytics 管理およびセキュリティー・ガイド」にある、小数点以下の精度
を小さくする方法に関するセクションを参照してください。
アイテムが不足しているためレポートまたは分析を実行できない
レポートまたは分析を実行しようとすると、1 つ以上のアイテムが欠落あるいは変 更されていることを示すメッセージが表示されます。不足するアイテムはそれぞれ
MUN (メンバー内で一意の名前) でリスト表示されます。MUN には、アイテムの
階層内の完全なパスが含まれます。「ソース」タブでアイテムの上にカーソルを置 くと、ツールチップにそのアイテムの MUN が表示されます。この状況は、デー タ・ソースのメンバーが削除あるいは変更された場合に発生することがあります。
アクセス権を持たないアイテムを使用したレポートを実行しようとした場合にも起 こりえます。たとえば、管理者によって作成された分析に、ユーザーが適切なアク セス権を持たないアイテムが含まれている場合などです。
この問題を解決するには、「ソース」タブで適当な代替アイテムを探し、作業領域 にドラッグします。これでレポートまたは分析が実行できるようになります。
出力レポートに時間がかかる
「オプションを指定して実行」をクリックし、「レポートを保存」配信オプション を選択します。この操作を行うと、すべてのデータが返され、レポートが表示され て Content Store に格納されるため、処理に時間がかかることがあります。
「実行」コマンドを使用して、レポートを手動で実行したほうが処理が速くなりま す。この場合、レポートが 1 ページずつ生成されます。
Safari ブラウザーでドリルスルー・リンクがアクティブにならない
Macintosh Safari ブラウザーで PDF レポートを示しているときに、ハイパーリン クが開きません。この問題は、Macintosh Safari ブラウザーに必要な Adobe
Acrobat プラグインがインストールされていないために発生します。
この問題を回避するには、Safari で表示する可能性があるドリルスルー・レポート の作成時に HTML 形式を使用します。
HTML レポートを適切に印刷できない
HTML 形式のレポートはきれいに印刷できない場合があります。
最適な結果を得るには、「PDF 形式で表示」コマンドを使用して PDF を表示し、
印刷します。PDF を印刷する場合、ブラウザーで印刷する場合よりも、ページ付け などの設定を細かく調整できます。
PDF マニュアルの印刷時の問題
PDF 形式でドキュメントを印刷したときに、印刷ジョブが完了しません。たとえ ば、特定のグラフに到達したところで印刷ジョブが停止します。これは Adobe Acrobat Reader の問題です。特定の Acrobat Reader のバージョンおよび一部の プリンター・モデルを使用して PDF 印刷を実行したときに発生する可能性があり ます。次のいずれかまたは両方の条件下では、同じ PDF が正しく印刷される場合 があります。
v 異なるバージョンの Acrobat Reader を使用する v 別のプリンターを使用する
Acrobat 4.0 以降のバージョンで印刷する場合は、次の解決方法を試すことができま
す。
手順
1. Acrobat Reader の「ファイル」メニューから「印刷」をクリックします。
2. 「プリンター」セクションの「画像として印刷」チェック・ボックスをオンにし ます。
このオプションを使用すると印刷速度が遅くなるため、印刷しないページのみを 指定してください。
3. 「印刷範囲」セクションで、「開始」と「終了」をクリックして印刷しないペー ジ番号を入力し、「OK」をクリックします。
残りの PDF を印刷するには、次のページから始まる印刷ジョブを再送信しま す。
4. 「画像として印刷」チェック・ボックスをオフにします。
5. 「印刷範囲」セクションで「開始」と「終了」をクリックして残りのページの範 囲を入力し、「OK」をクリックします。
「画像として印刷」オプションを使用してファイルを印刷することはできます が、元の印刷の問題が解決するわけではありません。詳細については、Adobe Web サイトを参照してください。
グループ化されたレポートで累計を計算すると、予期しない値が表示される
グループ化されたレポートで現在高を計算すると、予期しない値が返されることが あります。
現在高の表計算の集計方法はグループ化を行った順序に依存するため、現在高を計 算する前に、グループの合計が集計されるようにする必要があります。
グループ化が正しい順序で行われるようにするには、IBM Cognos Framework
Manager で現在高計算をクエリー・サブジェクトの外部の独立した計算として定義
し、「Regular Aggregate」プロパティーが「自動」に設定されていることを確認し ます。
ただし、このようにすると他の集計の実行、移動、順位付けの際に問題が発生する 可能性もあります。
Oracle Essbase でのメタデータの変更が Studio/Authoring ツールのレ ポートに反映されない
Oracle Essbase サーバーでメタデータが変更された場合、Studio/Authoring ツー ルのメタデータ・ツリーに変更が即時には反映されません。さらに、レポートの実 行時には、再発行された変更がレポートに表示されません。
新しい構造を表示するには、IBM Cognos Content Manager サーバーを再起動する 必要があります。
セットのレベルが重複するレポートで関係が保持されない
レポートにおいて、同一ディメンション内のレベルが重複しているネストされたメ ンバー・セットまたは並行メンバー・セットの間の関係が保持されない場合があり ます。
たとえば、データ・ソース内に"年"と"月"両方のメンバーからのメンバーを含む名前 付きセットがある場合、そのセットは"年"の下にネストされますが、年によって適切 にグループ化されるわけではありません。
別の例では、次のようなエラー・メッセージが表示されます。
OP-ERR-0201 同一の属性 (製品) に基づくレベルを持つ複数の階層 ([製品].[B1], [製 品].[製品]) がある場合、値は正確に計算されません。
この問題は、同一ディメンション内で重複する、数値データ以外のデータ・アイテ ム X および Y が関連する次のようなシナリオで発生します。
v X および Y は、どちらもグループ化されていないレポートの詳細である v Y は X の下にネストされている
v X に基づくグループの属性として Y が追加されている
名前付きセット、または複数の階層レベルにまたがるセットを使用する場合、同一 ディメンションからのセットを同一レポート中の複数の箇所に使用しないでくださ い。1 つのエッジの 1 つのレベルのみに使用します。
OLAP データ・ソースに対してリレーショナル関数を使用する場合の制限
OLAP データ・ソースを使用する場合は、モデル内で「集計関数」プロパティーが
「算出」または「自動」に設定された状態の数値データを含むレポートで、
substring や連結関数などのリレーショナル関数を使用しないことを推奨します。
使用すると、予期しない結果が生じることがあります。たとえば、集計によって は、個々のクエリー・アイテムから得られた集計関数ではなく、「最小値」関数を 使用して計算が行われます。
式エディターで、先頭に感嘆符 (!) がある関数は、OLAP データ・ソースでは本来 サポートされていないことを示します。IBM Cognos Analytics では、その関数に 近似したローカル関数が使用されます。類似した関数が使用されるため、パフォー マンスが低下したり、期待どおりの結果にならない場合があります。
たとえば、データ・アイテム"製品ライン"および"小売業者の所在地数"が含まれた IBM Cognos Query Studio レポートを作成するとします。フッター集計は「算 出」に設定します。次に、"製品ライン"アイテムの最初の 3 文字を返す算出列を挿 入するとします。この列では、リレーショナル関数の concatenation が使用されま す。この場合、フッター集計には粗利益の最小値が表示されます。
図 2. 計算されたフッター集計を含むレポート
不規則またはバランスのとれていない階層を使用して作業するためのヒント
不規則またはバランスのとれていない階層では、階層の最下位レベルでないメンバ ーでも、自分より下のレベルに子孫を持たない場合があります。リレーショナル・
データ・ソースにおけるこのような階層ギャップに対するサポートには制限があり ます。OLAP データ・ソースではより全面的なサポートが提供されていますが、依 然としてレポートによっては予期しない動作が発生することがあります。
たとえば、次のことが発生する可能性があります。
v グループ化されたリスト・レポートがクロス集計にピボットされたときに、欠落 したメンバーに対応するグループが表示されたり表示されなかったりする。これ は、filter 関数を使用するセット式、およびメンバーに対する詳細フィルター で発生します。
v 不規則および不均衡な階層のセクションは、その階層内の セット式がエッジに 使用されると消去される。
v クロス集計がセクション分けされたり、マスター詳細レポートに分割されたりす ると、欠落メンバーに対応するセクションが空になる。
v 消去されたセルが、不規則またはバランスのとれていない階層を使用したレポー トの出力レポートで表示されることがある。
これらの動作の一部は将来のリリースで修正される可能性がありますが、それ以外 はサポートされている動作として分類される可能性があります。これらの動作を回 避するには、不規則またはバランスのとれていない階層のレベルを使用しないよう にします。レベルを使用する代わりに、子孫、子、または先祖を使用してくださ い。
次のシナリオは安全であると考えられます。
v エッジに 1 つ以上のネストされたレベルの参照があり、変更式がない v 階層の参照が 1 つのエッジの 1 レベルのみにある
v 1 つ以上の明示的メンバーまたは明示的メンバーのセットが兄弟として、1 つの エッジの 1 レベルのみにある
v 前述した 3 つのシナリオの集約
すべてのケースで、不規則およびバランスのとれていない階層に基づくレポートの 場合は、テストを実行して、階層ギャップが正しく処理されていることを確認する 必要があります。
不規則またはバランスのとれていない階層の詳細については、「IBM Cognos Framework Manager ユーザー・ガイド」を参照してください。
SSAS 2005 キューブで、列、行、データが消える
Microsoft SQL Server 2005 Analysis Services (SSAS) には、同じディメンション にある 2 つの階層の交点にファクトがない組を削除する AutoExists という機能が あります。
ディメンション内の他のすべてのメンバーとともに必ず存在するわけではないメン バーを階層のデフォルト・メンバーに設定すると、列、行、データが消える可能性