第 2 章 支援・評価委員会を中心とした保険者支援活動
2.3 支援・評価委員会による保険者支援の実際
各国保連合会より提出された事業報告書によると、支援・評価委員会による保険者等のデータ ヘルス計画策定支援の流れは概ね以下のとおりであった(図表
53
)。支援・評価委員会による 支援
支援・評価委員会による 支援
保険者等による データヘルス計画完成
保険者等による データヘルス計画案策定
事務局による 事前ヒアリング 保険者等による ワークシート記入
保険者等による
・課題の洗い出し
・既存事業の整理
ワークシート記載状況の 確認・追加の情報収集
保険者等の考え・状況・課題の把握
ワークシートをもとにした 現状分析結果に対しての 助言
・個別委員やWGによる個別支援
(質問対応等)
・事務局による 保険者データの提供
他保険者についての情報提供 等
・データヘルス計画案に対しての 助言
・文書による助言 委員・事務局による
個別フォロー
第 2編
事業実績編 国保・後期高齢者ヘルスサポート事業の
3年間の実績︵事業実施結果の概要︶
保険者等による課題の洗い出し、既存事業の整理にあたっては、ガイドラインで示したワーク シートを用いた支援・評価委員会が多かった。中には独自に作成した様式を用いて現状整理等を 行い、計画策定を支援した支援・評価委員会もあった。
平成
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年度は、前年度の各支援・評価委員会の活動状況を参考に、支援を申請する保険者等に 事務局が事前にヒアリングを行い情報を整理した上で、委員会の場等において委員による対面で の助言を実施し、その内容を後日事務局が書面にして保険者等にフィードバックする支援・評価 委員会が多くなった。支援にあたっては、支援・評価委員会委員が
1
保険者ずつ個別に支援する場合や複数の保険者 等を集めてグループでの支援を行う場合があった。後者の場合は保険者等同士がそれぞれへの助 言を共有することで新たな気付きが得られる相乗効果もあった。また、支援申請をしていない保 険者も含めて委員会を公開し、情報共有を図った支援・評価委員会もあった。支援申請保険者が 多い場合には、全ての委員が集まるのではなく、担当委員を決める、委員会とは別途ワーキング を設け、ワーキング委員による支援を実施する、保健所等の協力を得て支援を行う等の対応をし た支援・評価委員会もあった。委員が講師となって研修会方式で計画策定にあたっての課題の整 理や目標設定への支援を行っている支援・評価委員会もあった(これらの具体的な活動については、<資料>保健事業支援・評価委員会による支援事例(
331
頁〜381
頁)参照)。2.3.1 個別保健事業計画策定支援
保健事業の全体計画であるデータヘルス計画とあわせて、保険者等は個別保健事業の計画策定 も必要となる。支援・評価委員会は個別保健事業の対象者の抽出基準や評価指標等の具体的事項 についても助言を行った。また、評価計画作成の段階で評価計画の立案を求めた。
2.3.2 個別保健事業の評価
改訂版のガイドライン等をもとに、支援・評価委員会は、策定済みのデータヘルス計画や実施 された個別保健事業の評価も実施した。
評価にあたってはガイドラインで示した様式やそれを改変した様式を用いて、事業実施後には 自己評価を保険者自身にしてもらい、その内容を支援・評価委員会で確認する作業が行われた。
個別保健事業を評価する作業を通じて、保険者等は事業の開始時からストラクチャー、プロセス、
アウトプット、アウトカムの4つの観点を意識するようになった。事業開始時に評価計画を立て る必要性が強く意識付けられ、評価しやすい目標値の設定を行い、逐次事業の振返りを行うよう にもなった。
第 2章
支援・評価委員会を中心とした保険者支援活動
図表54 支援・評価委員会における個別保健事業計画策定・評価の流れ
支援・評価委員会による
支援
支援・評価委員会による 評価
保険者等による 様式4記入
事務局による 事前ヒアリング
保険者等による 個別保健事業の実施
保険者等による 様式5記入
保険者等による 次年度事業への反映
保険者等による 個別保健事業計画策定
(様式4:<資料>126頁参照)
記載状況の確認・追加の情報収集 保険者等の考え・状況・課題の把握
様式をもとにした助言
保険者等による 個別保健事業の評価
(様式5:<資料>127頁参照)
様式5記載内容の確認・評価・助言
第 2編
事業実績編 国保・後期高齢者ヘルスサポート事業の
3年間の実績︵事業実施結果の概要︶