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提案手法のアルゴリズム

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4.2 機能分担に基づく多目的最適化手法

4.2.4 提案手法のアルゴリズム

提案手法のアルゴリズムを述べる。提案手法は優越関係に基づく選択操作と分割に 基づく選択操作を両立させるために,2段階の選択操作を用いる点で特徴的である。提 案手法の流れの概略図を図4.2,提案手法のアルゴリズムをAlgorithm 4.1に示す。提 案手法の基本的な構造は分割に基づく手法に立脚しており,各探索点は対応する重みベ クトルw (∑r

k=1wk = 1, wk >0)を有している。つまり,各世代の開始時にはm個の 重みベクトルが存在する。

Step 2では(a)探索点の状態判断と分類を行う。G世代目のすべての探索点x∈PG に対して状態評価を行う。「他の探索点に優越されている」または「混雑している」と 判断された探索点は優越関係に基づく選択操作を適用するため,対応する重みベクトル 削除する。

Step 3では,探索点から子個体集合QGを生成する。探索点PGと子個体QGを足し 合わせた集合をRG=PG∪QGとする。

Step 4では,分割に基づく選択操作を行う。Step 2で削除されなかった重みベクト

ルに対して,スカラー化関数の値が最小となる解をRGから選択し,次世代の探索点集 合PG+1に加える。

Step 5では,優越関係に基づく選択操作を行う。RGのうち,他の解に優越されてお

らずかつ多様性維持への貢献度の高い解から順にPG+1に加える。Step 5で選択された 探索点に対応する新たな重みベクトルを追加する。

(a) 各世代の初期状態 (b) Step 2の概略図

(c) Step 4の概略図 (d) Step 5の概略図

4.2提案手法の探索の流れ

第4章 機能分担に基づく探索戦略 40

Algorithm 4.1: 提案手法 Step 0: 初期化

1: 初期個体集団P0,重みベクトル集合Wを与える(|P0|=|W|=m)。

2: 各個体xi∈P0に重みベクトルwi∈Wを割り当てる。

3: 理想点zを求める。ここで,zk= minxi∈P0fk(xi)である。

4: G= 0とする。

Step 1: 状態判断と分類

5: すべての個体間の距離を計算する。

6: 最も近い他の個体までの距離をdi(i= 1,2,· · ·, m)とする。

7: di(i= 1,2,· · ·, m)の平均値をとする。

8: forすべての個体xi ∈PG do 9: if di < C×d¯または then

10: 個体iに割り当てられた重みベクトルを削除する。

11: end if 12: end for

Step 2: 子の生成

13: 子個体集合をQG =∅とする。

14: fori= 1, . . . ,m2 do

15: ランダムにPGから2つの親個体を選ぶ。

16: 交叉・突然変異で2つの子個体を生成する。

17: 生成された子個体をQGに加える。

18: end for

Step 3: スカラー化適合度に基づく選択 19: PG+1=∅とする。

20: RG=PG∪QGとする。

21: forすべての重みベクトルwi ∈W do 22: xi = argmin

x∈RG

S(x|wi,z) 23: xiPG+1に加える。

24: xiRGから削除する。

25: end for

Step 4: パレートランキングに基づく選択 26: while|PG+1|< mdo

27: (4.7)によりx∈RGに適合度を与える。

28: 最も適合度が優れた解xPG+1に加える。

29: 最も適合度が優れた解xRGから削除する。

30: end while

Step 5: 終了判定 31: if G < Gmax then

32: G:=G+ 1としてStep 1へ戻る。

33: end if

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