第9章 事業実施計画
第3部 :フィージビリティー調査
13.5 排水網の現状
最終報告書 フィージビリティー調査
第3部 第13章
支流域 確率年別の推定氾濫面積 (ha) 年平均 洪水被害額 2年 5年 10年 25年 50年 (百万ルピー)
ヌゲゴダ−ラッタナピティヤ 99 118 128 142 150 31 ボルゴダ水路 114 140 147 159 162 85 ボラレスガムワ北 85 95 102 109 121 9
ボラレスガムワ南 60 76 81 87 91 5
マハ川 272 331 367 405 431 26 ラトマラナ−モラトゥワ 77 93 104 115 121 95
トゥンボウィラ 16 21 23 26 27 2
ウェラス川流域 721 873 952 1,042 1,101 253
洪水の原因
180. ウェラス川流域の現況排水網に起因する主な洪水問題は以下のとおりに分類される。
問題点 問題地区
ウェラス川の氾濫 ウェラス川右岸のラトマラナ−モラトゥワ支流 域のカンダワラ地区からテラワラ地区にかけて ウェラス川に流入する支流水路の流下能力減に
よる排水の阻害
ボルゴダ水路下流部、ラッタナピティヤ水路、デ パワ水路、マハ川下流域
ウェラス川に流入する支流水路の断面不足によ る溢水
ヌゲゴダ水路上中流部、デルカンダ水路、デパワ 水路、マハ川下流域
水路の未整備 ヌゲゴダ水路上中流部、デルカンダ水路、デパワ 水路、ボラレスガムワ南地区
ウェラス川水位上昇の影響を受けやすい標高1m 以下の地区における排水不良
ウェラス川右岸のラトマラナ−モラトゥワ支流 域のカンダワラ地区からテラワラ地区にかけて
上記の洪水問題発生の原因は、無秩序な都市化、低湿地の埋め立て、都市化に伴う流出 増、場当たり的な排水施設の建設・改良、及び排水施設の維持管理不足である。
最終報告書 フィージビリティー調査
第3部 第14章
第 14 章 水文・水理解析
降雨解析
181. 調査対象地域内に設置されている気象局の3ヶ所の雨量観測所のデータに基づき、ウェ
ラス川流域の確率流域平均日雨量を以下のとおり算定した。また、コロンボ観測所の短 時間降雨データを用いて確率60分雨量を算定した。
確率年 流域平均日雨量(mm) 60分雨量(mm)
2 137 66
5 175 80
10 201 89
25 234 101
50 258 109
182. 計画降雨波形はコロンボ観測所の短時間降雨データに基づき検討した。ウェラス川流域
の降雨継続時間は概ね1日未満であり、2〜3回の短時間豪雨を含んでいる。過去の記録 より1999年4月に発生した実績豪雨の時間分布をもとに、時間雨量の最大値として上記 の確率60分雨量を含む計画降雨波形を作成した。
洪水流出・氾濫解析
183. 洪水流出・氾濫解析には洪水対策マスタープラン調査と同様にMIKE11を使用した。洪
水流出・氾濫解析は対象流域を面積1 km2以下の187排水区、110水路区間に分割し行っ た。
184. ボルゴダ水路のエラウェラ道路横断地点、マハ川最下流地点、ウェラス川最下流地点の
洪水対策なしの場合の確率洪水流量を以下に示す。マハ川ではコロンボ−ピリヤンダラ 道路横断地点の橋梁開口部が狭いため最下流地点の流量が小さくなっている。
ボルゴダ水路エラウェラ道 路横断地点(20.8 km2)
マハ川最下流地点 (20.4 km2)
ウェラス川最下流地点 (55.5 km2) 確率年
現況(m3/sec) 将来(m3/sec) 現況(m3/sec) 将来(m3/sec) 現況(m3/sec) 将来(m3/sec) 2 19.5 25.5 7.9 11.0 48.3 52.0 5 26.9 35.2 10.6 14.7 60.6 69.9 10 33.0 42.7 12.6 17.2 69.8 82.4 25 40.4 53.8 15.3 20.3 83.6 99.0 50 46.0 62.7 17.3 22.4 94.0 112.9