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技術・ものづくり基盤に関する主要データ基本的な考え方

ドキュメント内 Daiwa House Group Integrated Report 2017 (ページ 63-66)

総合技術研究所(奈良県)1994年設立

(前身中央試験所:1973年設立) フジタ技術センター(神奈川県)1999年設立

(前身藤田組技術研究所:1960年設立)

技術・ものづくり基盤のさらなる強化に向け、計画的に研究開発および生産設備への設備投資を行っています。これにより競争力の高い商品を生み続け、

コア事業における競争優位性を維持・向上させています。また、品質の高いプレハブ住宅・システム建築の追求による現場施工の省力化の推進に加え、

協力会社のみなさまとの共存共栄により、安全な施工現場体制を構築しています。

1 研究開発費/特許保有件数 2 設備投資額(不動産開発投資を除く) 3 協力会連合会の会員数

811 896 770

79 83 77

2014 2015 2016(年度)

研究開発費(億円)   

特許保有件数(件) 771

534 680

2014 2015 2016(年度)

(億円)

4,653 4,516

4,382

2014 2015 2016(年度)

(社)

人・街・暮らしに 新たな価値創造関わる

・プレハブ住宅

・システム建築

・一般建築

・土木技術

強み 強み

62 Daiwa House Group Integrated Report 2017

事業を通じた社会的貢献経営体制価値創造ストーリー株主価値創造エンドレスハートの価値向上データ編

エンドレスハートの価値向上

技術・ものづくり基盤の強化に向けて

●取引先との「共存共栄」のさらなる促進

裾野が広いバリューチェーンを形成する当社グループにとって、

取引先は欠かすことのできない大切なパートナーです。当社で は「トリリオン会」「協力会連合会」「設和会」の3つの会員制組織 から成る強固なサプライチェーンを構築し、各組織が重点課題 や目標を定めて取り組みを推進しています。共存共栄の精神の もとで優れた品質と供給体制を保持することにより、お客さま からのさらなる信頼獲得に努めています。

●取引先従業員の労働環境の維持・向上

当社では安全衛生管理規程の運用を基本に、安全管理部や技術部、設計施工推進部、生産部などの各部門が連携しながら施工 現場における労働環境の改善を継続して進めています。また、施工現場の定期・特別パトロール、安全衛生協議会を通じて、当社 および施工会社従業員に対する指導・教育や支援を行っています。

【取引先アンケート調査】

当社と取引先との関係における問題について、取引先(協力 会連合会員)を対象とした「取引先アンケート調査」を年1回実 施し、継続的に改善を図っています。

2014〜2016年度の取引先アンケートの調査結果は下記の 通りになりました。調査結果は、分析のうえ、経営陣ならびに 関連部門の役員へ報告するとともに、取引先との直接の窓口 となる事業所にフィードバックを行い、改善計画の立案・実施 を行っています。

設和会 トリリオン会

大和ハウス 工業 協力会連合会

生産・施工

4,653協力先

協力先設備

146 調達先資材

239

実施時期 内容

2005年度 取引先アンケート調査開始(年1回)

2006年度 取引先会社行動規範発効

(取引先より賛同書受領)

2009年度 パートナーズホットライン運用開始

2010年度 化学物質管理ガイドライン発効 集中購買品化学物質調査開始(契約時)

2010年度 生物多様性ガイドライン発効

(取引先より同意書受領)

2010年度 木材調達調査開始(年1回)

2015年度 CSR調達ガイドライン発効

(大和ハウス工業のみ)

(取引先より同意書受領)

2016年度 CSR調達ガイドライン 当社グループまで運用拡大

2017年度 CSR調達ガイドラインに基づくセルフチェック

2016年度目標 前年度増減率△20.0%

2016年度実績 前年度増減率△20.6%

項目 目標件数

死亡災害 0件

第三者災害 0件

重機災害 0件

休業4日以上の墜落・転落災害 0件

休業4日以上の熱中症災害 0件

2014年度 2015年度 2016年度

回答率 54% 60% 68%

弊社従業員の行動に対して「問題な

い」の回答が全体を占める比率 72% 75% 72%

注  2015年度以前は旧自己評価指標ですが、当該項目については同じ指標を用いてるた

3ヵ年の結果を掲載しています。

取引先に向けたCSRについての方針・マネジメントの歩み

労災件数(施工現場)

度数率

(休業4日以上の労働災害)

2017年度安全目標

※ 度数率:100万延べ実労働時間 当たりの労働災害による死傷者

数で、災害発生の頻度を表す。 2012 2013 2014 2015 2016

(年度)

0.40 0.34 0.33 0.32 0.22 取引先・サプライヤーとの関係強化

2017331日現在)

ものづくり 技術・

基盤

我が家のエネルギーの見える化

D-HEMS3 まち全体のエネルギーの見える化

SMA×ECOクラウド) SMA×ECOクラウド」サービス申込画面

(スマ・エコタウン陽だまりの丘)

● IoTを活用した「スマートコミュニティ」

住宅市場の縮小傾向が続くと予測される中、コア事業である「家 づくり・まちづくり」において、「まちのエネルギー見える化」など による、まちの価値を高めた「スマートコミュニティ」の開発を行い、

事業の拡大を目指しています。「まちのエネルギー見える化」の 仕組みとして、HEMS1により計測された家庭ごとのエネルギー データや、集会所などのまちの共用部分のエネルギーデータを クラウドサーバに集約する「SMA×ECOクラウド」を構築しまし た。HEMSを利用した家庭のエネルギー状況の見える化に加え、

まち全体のエネルギー状況も確認できるようになることで、ま

ちのみんなでエコに向き合うことができます。利用にはパソコン やスマホを使用し、過去のエネルギー実績の閲覧、ZEH率2や消 費エネルギー削減率はランキング形式で確認することも可能です。

また、「SMA×ECOクラウド」には、まちで提供するサービス を利用者が申し込める受付機能も持たせており、ユーザビリティ の向上にも取り組んでいます。

1 HEMS:ホーム・エネルギー・マネジメント・システムの略。家庭のエネルギー消費 量や創出量をリアルタイムで確認することができるとともに、エアコンや蓄電池な どのコントロールも行うことができるシステム。

2ZEH率:家庭で創出されたエネルギーと消費されたエネルギーを比較した割合。

スマートコミュニティの取り組みが「第10回エコプロダクツ大賞国土交通大臣賞」「第26回地球環境大賞国土交通大臣賞」を 受賞

スマ・エコタウン晴美台が「都市住宅学会2013 業績賞」「ジャパン・レジリエンス・アワード2016 最優秀レジリエンス賞」「第

12回住まいのまちなみコンクール住まいのまちなみ賞」「第1回先進的まちづくりシティコンペ国土交通大臣賞」を受賞 社外からの評価

D’s FEMS:エネルギーデータだけでなく、防災、労 務環境、生産データも監視

3攻めのIT経営銘柄:経済産業省と東京証券取引所が、新たな価値の創造、経営革新、

収益水準・生産性の向上をもたらす積極的なIT活用に取り組んでいる企業を選定す る制度。当社は2016年、2017年と2年連続で選定されています。

3

● IoTを活用した環境配慮型工場「D’s SMART FACTORY」 当社は、IoTやビッグデータなどのITを活用し、自社工場のエ ネルギー最小化や事業継続(BCP)にも対応する新たな当社の 工場エネルギー管理システム(D’s FEMS)を富士通株式会社と 共同開発し、自社工場に導入しています。モデル工場での成果 として、D’s FEMSの気づきから省エネ改善を実施。2016年度 は2013年度比でCO2排出量を原単位で17%削減しました。

また、自社工場で培ったノウハウと、建築技術を組み合わせ た環境配慮型工場「D’s SMART FACTORY」を商品化し、広くお 客さまへ提案・普及を進めています。

平成25年度「省エネ大賞(省エネ事例部門)」で「経済産業大臣賞(CGO・企業等分野)」を受賞 社外からの評価

IT・情報資本の戦略的活用

64 Daiwa House Group Integrated Report 2017

事業を通じた社会的貢献経営体制価値創造ストーリー株主価値創造エンドレスハートの価値向上データ編

エンドレスハートの価値向上

環境との共創共生

 (詳細はサステナビリティレポート2017を参照)

当社グループは、創業100周年の2055年を見据えた環境長期ビジョン“Challenge ZERO 2055” を策定し、ステークホルダー の関心度および事業の関連性が高い4つの環境重点テーマについて長期目標を設定、ライフサイクル全体を通じた「環境負荷ゼロ」

への取り組みを進めています。

大和ハウスグループでは、環境長期ビジョンの実現に向け、

中期経営計画の対象期間に合わせて、およそ3ヵ年ごとに具体 的な目標と計画を「エンドレスグリーンプログラム(EGP)」と して策定し、活動を推進しています。「エンドレスグリーンプ ログラム 2018」(2016~2018年度)では、全グループ会社を対

象に、「環境と企業収益の両立」に向けて、「ライ フサイクル思考に基づくグループ・グローバル 一体での環境経営の推進」をコンセプトに環境 への取り組みを加速させます。また、環境分野 における積極的な情報開示も継続していきます。

ドキュメント内 Daiwa House Group Integrated Report 2017 (ページ 63-66)

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