得
90
所得
100
法定 申告期限
2014年度(香川大学)
修正 申告
納税義務 の訂正
所 得
100
納税義務の確定・訂正のタイムフロー
通法第19条1項:
納税申告書を提出した者
…
は,次の各号のいずれかに該当する場合には,その申告 について第二十四条(更正)の規定による更正があるまでは,その申告に係る課税 標準等…
又は税額等…
を修正する納税申告書を税務署長に提出することができる。通法第72条1項:
国税の徴収を目的とする国の権利(以下この節において「国税の徴収権」という。)は,
その国税の法定納期限
…
から五年間行使しないことによつて,時効により消滅する。通法第73条1項:
国税の徴収権の時効は,次の各号に掲げる処分に係る部分の国税については,そ の処分の効力が生じた時に中断し,当該各号に掲げる期間を経過した時から更に進 行する。
2014年度(香川大学) 31
• 修正申告には,更正の請求などと類似した期間制限が設けられていない
–
期限後も同様• 修正申告は徴収権の消滅時効の中断事由に非該当(通法第 73 条各号)
32
期間 終了
課税期間
抽象的 納税義務
納税義務の確定・訂正のタイムフロー
所 得
100
法定 納期限
法定 申告期限
法定納期限の翌日 から徴収権の消滅
時効が起算 修正申告
の日
2014年度(香川大学)
確定 申告
具体的 納税義務
申告期間
納税義務 の訂正
修正 申告
具体的 納期限
消滅時効 はそのまま
進行 徴収権の 消滅時効が 完成しない間
5年間(初日不算入)
所 得
100
所得
90
33
期間 終了
課税期間
抽象的 納税義務
納税義務の確定・訂正のタイムフロー
所 得
100
法定 納期限
法定 申告期限
増額 更正
5年間(初日不算入)
所 得
100
法定納期限の翌日 から徴収権の消滅
時効が起算 具体的
納期限
更正通知 翌日から
1ヶ月
2014年度(香川大学)
消滅時効 が新たに
起算
確定 申告
具体的 納税義務
申告期間
納税義務
の訂正 税務署長が更正 を行い得る期間
所 得
90
34
期間 終了
課税期間
抽象的 納税義務
納税義務の確定・訂正のタイムフロー
所 得
100
法定 申告期限
更正の 請求
2014年度(香川大学)
確定 申告
具体的 納税義務
所 得
110
申告期間
減額 更正
所 得
100
納税義務の訂正
どの時点まで 実施が可能?
どの時点まで 可能?
納税義務の確定・訂正のタイムフロー
通法第23条1項:
納税申告書を提出した者は,次の各号のいずれかに該当する場合には,当該申告 書に係る国税の法定申告期限から五年
…
以内に限り,税務署長に対し,その申告に 係る課税標準等又は税額等(当該課税標準等又は税額等に関し次条又は第二十六 条(再更正)の規定による更正(以下この条において「更正」という。)があつた場合に は,当該更正後の課税標準等又は税額等)につき更正をすべき旨の請求をすること ができる。通法第70条1項:
次の各号に掲げる更正決定等は,当該各号に定める期限又は日から五年
…
を経過 した日以後においては,することができない。一 更正又は決定 その更正又は決定に係る国税の法定申告期限
…
2014年度(香川大学) 35
• 更正の請求,更正は,法定申告期限の翌日から起算して5年以内に限り 行うことができる
–
平成23年11
月改正までは,更正の請求は1年以内とされていた–
通常の場合では,職権による減額更正のみが可能な期間は存在しない36
期間 終了
課税期間
抽象的 納税義務
納税義務の確定・訂正のタイムフロー
所 得
100
法定 申告期限
2014年度(香川大学)
確定 申告
具体的 納税義務
所 得
110
申告期間 5年間
(初日不算入)
更正の 請求
減額 更正
所 得
100
納税義務の訂正
更正の請求の日 の翌日から6ヶ月
は可(通法
70III
)37
期間 終了
課税期間
抽象的 納税義務
納税義務の確定・訂正のタイムフロー
所 得
100
法定 申告期限
2014年度(香川大学)
確定 申告
具体的 納税義務
所 得
110
申告期間 5年間
(初日不算入)
更正の 請求
減額 更正
所 得
100
納税義務の訂正
更正の請求の日 の翌日から6ヶ月
は可(通法
70
③)貸倒等による遡及的調整
2014年度(香川大学) 38
貸付
A1
が無権代理
訴外
A1
訴外A2
訴外
B
連帯債務 抵当権設定
(
A2
所有)抵当権設定
(
B
所有)A1
が 無権代理(可能性大)
(遅延)利息債権
他にめぼしい財産 はなく,元本債権 の確認と引き換え
に債権放棄 課税所得を構成?
貸倒はどのように 評価?
最判
S49.3.8
(百選96
事件)S28
中に発生,S36
中に放棄貸倒等による遡及的調整
所法第64条1項:
その年分の各種所得の金額(事業所得の金額を除く
…
)の計算の基礎となる収入 金額若しくは総収入金額(不動産所得又は山林所得を生ずべき事業から生じたもの を除く…
)の全部若しくは一部を回収することができないこととなつた場合…
には,政 令で定めるところにより,当該各種所得の金額の合計額のうち,その回収することが できないこととなつた金額…
に対応する部分の金額は,当該各種所得の金額の計算 上,なかつたものとみなす。2014年度(香川大学) 39
• 後年の貸倒により,前年の課税が遡及的に修正
–
事業所得の計算,および「不動産所得又は山林所得を生ずべき事業から」の 総収入金額につき,修正が排除されていることに注意–
これらの場合には貸倒があった年の必要経費に算入(所法第51
条2項,3項)
• 貸倒が法定申告期限の翌日から5年以内に起こる保証はない
–
この場合,「国税に関する法律の規定に従つていなかつた」場合に該当する にもかかわらず,通法第23
条1
項では更正の請求ができない貸倒等による遡及的調整
所法第152条:
確定申告書を提出し,又は決定を受けた居住者
…
は,当該申告書又は決定に係る年 分の各種所得の金額につき第六十三条(事業を廃止した場合の必要経費の特例)又は第六十四条(資産の譲渡代金が回収不能となつた場合等の所得計算の特例)
に規定する事実その他これに準ずる政令で定める事実が生じたことにより,国税通 則法第二十三条第一項各号(更正の請求)の事由が生じたときは,当該事実が生じ た日の翌日から二月以内に限り,税務署長に対し,当該申告書又は決定に係る第 百二十条第一項第一号若しくは第三号から第八号まで(確定所得申告書の記載事 項)
…
に掲げる金額(当該金額につき修正申告書の提出又は更正があつた場合には、その申告又は更正後の金額)について,同法第二十三条第一項の規定による更正 の請求をすることができる。この場合においては,更正請求書には,同条第三項に 規定する事項のほか、当該事実が生じた日を記載しなければならない。
2014年度(香川大学) 40
• 通法第 23 条 1 項による期間制限を緩和
–
法定申告期限の翌日から起算して5年経過後でも2ヶ月は更正の請求が可41
期間 終了
課税期間
抽象的 納税義務
貸倒等による遡及的調整
所 得
100
法定 申告期限
2014年度(香川大学)
確定 申告
具体的 納税義務
所 得
100
申告期間 5年間
(初日不算入)
未収利息 が貸倒
50
所法
64
①により,遡及的に減少
2ヶ月
(初日不算入)
この間は 通法
23I
に拘らず 更正の請求が可未収利息
50
が 雑所得に更正の請求の期間制限の緩和
通法第23条2項:
納税申告書を提出した者又は第二十五条(決定)の規定による決定(以下この項に おいて「決定」という。)を受けた者は,次の各号のいずれかに該当する場合(納税申 告書を提出した者については,当該各号に定める期間の満了する日が前項に規定 する期間の満了する日後に到来する場合に限る。)には,同項の規定にかかわらず,
当該各号に定める期間において,その該当することを理由として同項の規定による 更正の請求(以下「更正の請求」という。)をすることができる。
一 その申告,更正又は決定に係る課税標準等又は税額等の計算の基礎となつた 事実に関する訴えについての判決(判決と同一の効力を有する和解その他の行為を 含む。)により,その事実が当該計算の基礎としたところと異なることが確定したとき。
その確定した日の翌日から起算して二月以内
2014年度(香川大学) 42