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ドキュメント内 大阪市立自然史博物館館報37(平成23年度) (ページ 47-50)

刊 刊 刊 行 行 行 物 物 物 刊 行 物 刊 行 物

は館外研究者、[No.]は当館業績番号。

■研究報告(Bulletin  of  the  Osaka  Museum  of  Natural History)

第66号,2012年3月31日発行,48ページ.

大谷道夫:大阪湾から採取したHymeniacidon flavia Sim and Lee, 2003(尋常海綿綱,イソカイメン科)

の形態学的記載と新称キイロイソカイメンの提唱.

1-7.[No.430]

平田和彦・長谷川美奈子:給餌に集まるユリカモ メの年齢構成̶餌タイプによる比較:人工餌と魚.

9-18.[No.431]

冨永修・初宿成彦・大阪市立自然史博物館淀川水 系調査グループ甲虫班:淀川水系におけるドロ ムシ科・ヒメドロムシ科甲虫相と分布.19-38.

[No.432]

冨永修・初宿成彦・大阪市立自然史博物館淀川水系 調査グループ甲虫班:淀川水系のヒラタドロムシ相 および分布.39-48.[No.433]

■自然史研究(SHIZENSHI-KENKYU,  Occasional  Papers  from  the  Osaka  Museum  of  Natural  History)

第3巻第12号,2012年3月31日発行,43ページ.

大阪鳥類研究グループ:大阪府のため池に生息する繁 殖期の水鳥の分布.167-209.[No.429]

第3巻第13号,2012年3月31日発行,14ページ.

大阪湾海岸生物研究会:大阪湾南東部の岩礁海岸生物 相-2006〜2010の調査結果-.211-224.[No.434]

■収蔵資料目録

第44集「大阪市立自然史博物館所蔵甲虫目録(2)−

ゴミムシ類,カミキリムシ科ハナカミキリ属,ハムシ 科」B5版。全372ページ。2012年3月31日発行。

■常設展解説書

ミニガイドNo.24「ナウマンゾウ おおさかにいたゾ ウのはなし」

こども向け絵本、A5横版、本文32ページ(総カラー)。 平成24年3月30日発行。400円。

■特別展解説書

第42回特別展「来て!見て!感激! 大化石展」解説 書「化石でたどる生命の歴史」

一般市民向け、B5縦版、本文48ページ(総カラー)。

平成23年7月2日発行。700円。

■大阪市立自然史博物館叢書

小海途銀次郎・和田 岳著、大阪市立自然史博物館・

大阪自然史センター編「日本  鳥の巣図鑑−小海途銀 次郎コレクション−」大阪市立自然史博物館叢書⑤。

東海大学出版会、全391ページ、平成23年8月20日発 行。2800円+税。

連携(ネットワーク)

 自然史博物館の5項目にわたるミッションと中期目 標の中には以下のような項目がある。

〔ミッション3〕

 地域との連携を促進してより広範な市民との交 流に努めます。

 博物館活動のパートナーとなるNPOやアマ チュアを大切にし、自然愛好家の層を厚くしてい きます。

(中期的目標)

・学校・地域との連携事業など市民との交流をN POと協働して進めます。

・アマチュア研究活動や、地域での自然体験活動 を支援します。このために博物館も地域で実施 する観察会を充実させます。

・地域の文化財行政・自然保護行政に積極的に貢 献します。

〔ミッション4〕

 他の機関との連携を進め、ノウハウの交流に努 めます。

 広域のネットワークや学術連携、協働でのプロ モーションにより、より高度な博物館活動を目指 します。

(中期的目標)

・西日本自然史系博物館ネットワークを中心とし た他の博物館との連携・交流や共同事業を強め ます。

・研究・教育において大学など高等教育機関との 連携を進めます。

・大阪市の博物館群や長居植物園などとの連携を 進めます。

 いずれも、大阪市立自然史博物館が「地域の自然の 情報拠点」として機能するために欠くことのできない 項目であり、連携によって多様な相乗効果を生んでい ることを挙げることができる。

 ミッション3に関連して、学校教育、地域、アマ チュアとの連携の要になっているのが、大阪自然史セ ンターとのパートナーシップである。自然史センター は関西自然保護機構と合流を果たし、自然科学的な面 からの自然環境保全への取り組みを強めている。この ため、関西各地で自然環境の保全や保護に取り組む団 体などとの連携を強化した。学校教育面では今年度は 大阪府高校生物教育研究会との自然史センター・博物 館との連携を強化してきたところである。

 西日本自然史系博物館ネットワークとの連携は GBIF関連の自然誌情報発信事業を中心に、多様な展 開を見せている。

 研究・教育においての大学など高等教育機関との連 携については、既に各種団体との協力の事例について は普及教育事業に、共同研究については調査研究事業 に記されている。大阪市の博物館群・長居植物園との 連携についてもミュージアムウィークスの開催をはじ めとして、多様な展開を見せている。これらの各項目 については以下に改めて記載する。

高校生物研究会など

・大阪府内の高校との連携

 大阪府高校生物研究会および地学研究会と連携し、

特別展の情報提供を行っている。2011年度の大阪府の 高校の生物クラブ発表会を博物館で実施した。

西日本自然史系博物館ネットワーク

 西日本自然史系博物館ネットワークは、学芸員同士 の意見・知識・情報の交換、博物館運営の知識・情報 の交換、研究者の育成・援助、広範囲での調査協力な どを活動内容として、2004年に設立されたNPO法人 である。会員も130名を越し、西日本の自然史系博物 館の安定なネットワーク組織として活動している.当 館も中核となる加盟館として連携し以下のような共同 事業をおこなった。自然史系博物館における収蔵品 データ整備事業・研究会、企業との共催による生物多 様性協働フォーラムの開催、自然史標本救済に関する ネットワークの立ち上げ、博物館展示リニューアルに 関するワークショップ、プラスティック封入標本作成 講座、100円ショップグッズを使った自然観察と展示 講座、大型プリンタ活用ワークショップ、鳴く虫巡回 展、タンポポ調査巡回展の協力など。

 2011年3月に起こった東日本大震災に際しては、加 盟館と連携協力し、予想される被災自然史系博物館施 設等の支援にむけての情報の収集を震災直後から開 始し、その後、現場および加盟館において標本レス キューを行った。また、2011年2月に林原グループが 法的整理のもとに置かれたことによって、将来の動向 が不安視された林原自然科学博物館に関しては、標本 資料の将来への継承を願う見解を発表した。(2011.

1.1〜2011.12.31)

ドキュメント内 大阪市立自然史博物館館報37(平成23年度) (ページ 47-50)

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