平成 20 年度 1
年度別
平成 21 年度 3 1 2
40kℓ以下
5 1 1
41~99kℓ
3 2 2
100~200kℓ
1 1
規模別
200kℓ以上
1
表 5-1-6 下水道投入処理方式の比較 2/3
希釈方式 固液分離方式 生物処理方式 3.処理的要因
①処理の安定性 ①し尿等を下水道 排除基準まで希釈 し、下水道へ放流す るだけの施設であ るため、量的負荷変 動には強い。
①し尿等を固液分 離後、下水道排除基 準まで希釈し、下水 道へ放流するだけ の施設であるため、
量的負荷変動には 強い。
高負荷脱窒素処理 方式及び浄化槽汚 泥の混入比率の高 い脱窒素処理方式
(高負荷脱窒素処 理方式)に高度処理 設備を省き、下水道 放流する施設であ る。
②処理の安定性は、
水処理方式と同じ である。
②放流水質
BOD 600mg/ℓ以下 SS 600mg/ℓ以下 n-ヘキサン抽出物質鉱油類含有量
5mg/ℓ以下動植物含有量
30mg/ℓ以下
BOD 600mg/ℓ以下 SS 600mg/ℓ以下 n-ヘキサン抽出物質
鉱油類含有量
5mg/ℓ以下動植物含有量
30mg/ℓ以下
BOD 600mg/ℓ以下 SS 600mg/ℓ以下 n-ヘキサン抽出物質
鉱油類含有量
5mg/ℓ以下動植物含有量
30mg/ℓ以下
4.管理的要因
ⅰ.運転管理の難易 性
①基本的にし尿等 を希釈し、下水道へ 放流するだけの処 理方法であるため、
維持管理技術で容 易に運転管理がで きる。
①し尿等を固液分 離後、希釈し、下水 道へ放流するだけ の処理方法である ため、維持管理技術 で容易に運転管理 ができる。
①生物学的脱窒素 処理方式の高負荷 脱窒素処理方式の 高度処理設備が無 い方式である。
高度処理設備が無 い分、高負荷脱窒素 処理方式より維持 管理は容易である。
②高度処理設備以
外は、高負荷脱窒素
処理方式と同じで
ある。
表 5-1-6 下水道投入処理方式の比較 3/3
希釈方式 固液分離方式 生物処理方式
ⅱ.保守点検 ① し 尿 等 を 下 水 道 排 除 基 準 ま で 希 釈 し、下水道へ放流す る だ け の 施 設 で あ るため、機器数は一 番少なく、保守点検 も簡単。
① し 尿 等 を 固 液 分 離後、希釈し、下水 道 へ 放 流 す る だ け の 処 理 方 法 で あ る ため、機器数は少な く 、 保 守 点 検 も 簡 単。
① 生 物 学 的 脱 窒 素 処 理 方 式 の 高 負 荷 脱 窒 素 処 理 方 式 の 高 度 処 理 設 備 が 無 い方式である。
高 度 処 理 設 備 が 無 い分、高負荷脱窒素 処 理 方 式 よ り 保 守 管理は容易である。
② 高 度 処 理 設 備 以 外は、高負荷脱窒素 処 理 方 式 と 同 じ で ある。
5.経費的要因
① 建 設 費 及 び 必 要 面積等
①建設費指数 55
②必要面積指数 50
③維持管理費指数 40
④工期指数 60
①建設費指数 60
②必要面積指数 60
③維持管理費指数 50
④工期指数 70
①建設費指数 100
②必要面積指数 100
③維持管理費指数 100
④工期指数 100
② 希 釈 水 及 び プ ロ セス水量
①希釈水 20Q 程度
②プロセス水量 0Q
①希釈水 10Q 以下
②プロセス水量 0Q
①希釈水 0Q
②プロセス水量 0.5Q
③放流水量
①放流水量 20Q 程度 ①放流水量 10Q 以下 ①放流水量 1.5Q④運転要員 2名 3名 4名
⑤残さ発生量
0kg-ds/kℓ 8~10kg-ds/kℓ 8~10kg-ds/kℓ⑥資源化方法 無し ①助燃剤
②堆肥化
③助燃剤
①堆肥化
②炭化
③助燃剤
④リン回収
⑦交付金対象内外 資 源 化 の 手 法 が な い こ と か ら 交 付 金 の対象外
有 機 性 廃 棄 物 の 受 入 と 資 源 化 を 行 え ば 交 付 金 の 対 象 と なる。
機 性 廃 棄 物 の 受 入 と 資 源 化 を 行 え ば 交 付 金 の 対 象 と な る。
※建設費及び必要面積等については、生物処理方式を 100 とした場合の指数
第2項 衛生センターの整備方法 1) 施設整備の方法
整備方法には2つの方法が考えられる。
改造を行う場合の配慮点には次のような点を考えなければならない。
①改造施設を稼働したまま改造が可能か。
②躯体が改造後の必要年数維持できるか。
③耐震補強の必要の有無。
④設備機器の大幅な変更が必要か否か。
⑤将来にわたり施設が立地していくことに支障がないか。
などである。
衛生センターの場合以下のようになる。
①について、施設が小さいことから、仮設等を行わなければ稼働したままの改造 には支障が生じる可能性がある。
②について、稼働後 30 年を経過後、本計画から 12 年後の整備を考えていること から、環境省でいう耐用年数が経過することとなる。よってその後長期にわた る使用には支障が生じると想定しておく方がよいと考えられる。
③について、現在の新耐震に対応した施設であり、今後改正がない限りは支障が ない。
④について、目標年度の処理量が現行能力の 40%程度となることから、縮小変更 が必要となる。
1
.現有し尿処理施設の改良・改造(既存施設を下水道投入施設への改造)
2.汚泥再生処理センターとしての下水投入施設への更新
【施設整備の方向性】
2) 施設更新の用地の確保
施設の縮小更新については、現有敷地に建設可能な余地があるか又は隣接して用 地を確保できるか、それとも新たな建設地が確保できるかに依る。
衛生センターの場合、次期建設予定地を確保してあるため問題はないが、現在の 敷地内で更新が可能であれば次期建設予定地を使用しなくとも良いことから、次期 建設予定地を有効に利用することが考えられる。
また、下水道投入施設へ変更する場合は、処理に必要な水槽、装置が小さいもの となる。よって次のように考えることができる。
現在の衛生センターは約 550 ㎡の処理施設で、15kℓ/日の下水道投入施設となる
と 360 ㎡程度の施設と想定される。敷地利用状況から、15kℓ/日施設の更新又は下水道投入施設の建設について、同
敷地内(更新施設建設予定地を除く)で可能な場所は約 1,330 ㎡が想定できる。用地幅も約 19mは確保可能と考えられる。
さらに既存施設を稼働しながらの建設の場合、既存施設への搬入動線を考慮して も、用地幅約 19mで約 60mの用地を確保できることから、現在の敷地内で可能で ある。
千葉県の都市計画に関して、「供給処理施設の都市計画に関する手引き 昭和 56
年 3 月」によると 15kℓ/日のし尿処理場は次のようになる。
敷地面積:標準 4,800 ㎡ , 下限 3,800 ㎡ 処理施設建築面積:600 ㎡
「供給処理施設の都市計画に関する手引き」は昭和 48 年~56 年にかけての県内 施設の状況を調査して目安の算定が出来るようにしたものである。しかしこのころ のし尿処理施設は、敷地面積を要する嫌気性消化処理方式や、好気性消化処理方式 が主流の時代であり、必要面積は大きいものであった。
処理施設建築面積も 600 ㎡に対し衛生センターの建築面積は約 450 ㎡と 32kℓ/日
処理でも約 75%で済んでいる状況である。建築面積の比率で敷地面積を見た場合 標準 4,800 ㎡×75%=3,600 ㎡ 下限 3,800 ㎡×75%=2,800 ㎡
現在衛生センターが処理施設として使用している面積が、約 3,700 ㎡であること から、十分現在の処理施設側の用地で施設更新は可能と考えることができる。
今後、下水投入施設となった場合、施設はさらに小さなものとなることが想定さ れることから、次期予定地として確保していた用地がなくとも可能と考えることが できる。
衛生センターの敷地で、建設が可能なスペースがあるか図に示す。
衛生センターの場合には、図に示したように、建設が可能なスペースが確保でき ると考えられる。
3) 希釈倍率の検討 (1)搬入し尿等の性状
搬入し尿等の性状について、し尿の性状は浄化槽汚泥に比べばらつきが少ないと 報告されている。
また、簡易水洗便所の普及、汲み取り時の便器洗浄水の混入など、便所の構造及 び使用条件の変化により搬入し尿の濃度が徐々に薄くなっていると言われている。
浄化槽汚泥の性状は、浄化槽の構造が単独処理か合併処理かの違いにより大きく 異なる。
しかし、浄化槽汚泥が処理施設に搬入される段階では、ほとんどの場合、単独処 理、合併処理の区別なく混合した浄化槽汚泥となっており、別々に性状を把握する ことは困難である。
本計画での性状は平成 23 年度の精密機能検査から性状を検討する。
表 5-1-7 搬入し尿及び浄化槽汚泥の性状
試料名 分析項目
搬入し尿 搬入浄化槽汚泥
pH (-)
8.6 7.0
SS (㎎/ℓ)
7,000 41,000
(9,600)
BOD (㎎/ℓ)8,600 870
COD (㎎/ℓ)4,100 5,900
T-N (㎎/ℓ)4,000 1,200
T-P (㎎/ℓ)470 300
搬入浄化槽汚泥の性状で、浄化槽汚泥のSSが以上に高い値を示している。「汚 泥再生処理センター等計画・設計要領」での全国の生し尿、浄化槽汚泥の性状調査 結果、及び財団法人日本環境衛生センターで実施した精密機能検査(平成 10 年~
12 年、239 施設)での搬入し尿等の性状を統計処理した値で、8,100~13,000mg/ℓ であることから、衛生センターで前回の精密機能検査の搬入浄化槽汚泥分析値、
9,600mg/ℓを採用し検討する。
下水道投入は、希釈方式と固液分離方式とがあることから、し尿と浄化槽汚泥の 混合し尿性状及び固液分離を行った後の分離液の性状は、以下のように想定される。
表 5-1-8 混合し尿及び固液分離後の分離液の性状
試料名 分析項目
混合し尿 固液分離後の 分離液の性状
pH (-)
7.1 7~8
SS (㎎/ℓ)
9,510 476
BOD (㎎/ℓ)1,130 169
COD (㎎/ℓ)5,840 584
T-N (㎎/ℓ)1,290 582
T-P (㎎/ℓ)
310 93
下水道の排除基準から、上表の性状のし尿を放流するときの希釈倍率は次のよう になる。CODは、排除基準項目にないことから除外する。
表 5-1-9 希釈倍率の算定
試料名 分析項目
排除基準 希釈方式の 希釈倍率
固液分離の 希釈倍率
SS (㎎/ℓ)
600 16 1
BOD (㎎/ℓ)
600 2 1
T-N (㎎/ℓ)
240 6 3
T-P (㎎/ℓ)
32 10 3
この結果、希釈方式の場合は 16 倍希釈、固液分離方式は 3 倍希釈となる。