1)5分7秒 2)5分 3)4分 55 秒 6.クレッシェンド法
平成 12 年度
走 走る 走 走 る心 る る 心 心 心 〜 〜心 〜 〜 心 心 心の のフ の の フォ フ フ ォー ォ ォ ー ー ーム ム〜 ム ム 〜 〜 〜
小見川町立小見川中学校 有田 英夫
強 強
強 強く くな く く な な なる るた る る ため た た め め めに には に に は は は
よく強い選手を見ると、なぜあんなに速く走れるんだろうと思うものです。強い選手には 多くの理由があります。例を挙げてみます。
①身体的な素質に恵まれている。
・遺伝的な要素で心肺機能抜群 ・早熟タイプで体がガッチリ筋肉質 ②精神面が鍛えられる環境にある。(親・家庭・学校・社会体育)
③よい指導者に恵まれている。(情熱・厳しさ・優しさ)
④育った環境に恵まれている。(地理的環境)
②③④の場合は、有り難い環境に感謝してがんばっていくことで、更に強くなっていくことで しょう。ただし、その有り難さに気がつかないでいると、環境が変わった時に成長は止まってし まいます。①の要因がかなり大きい場合は、これから「心のトレーニング」がとても大事になっ てきます。
そして、読者のみなさんが強くなるために一番大切な事が、この「心のトレーニング」なので す。一番当たり前で一番難しい、けれども一番記録が伸びるために必要なものが「心のトレーニ ング」です。
ランニングフォームと心のフォーム
ランニングフォームと同様に心のフォームが大事です。心のフォームを整えるほど、競技力は 高まっていきます。
(理想像)
・自主性が増し、記録がぐんぐん伸びる。
・練習量が増えても、前向きに取り組める。
・予想以上に強くなり、化ける選手が出る。
・将来長続きする息の長い選手になる。
・人間的に成長し、社会に出て役に立つ。
・一時期好記録を出すが、長続きしない。
・中学ではよいが、高校・大学でつぶれる。
・陸上成績はよいが、マナーが悪い。
・自分だけの力で強くなったと勘違いする。
・陸上バカで、社会では通用しない。
技術
体 体 体 体 力 力 力 力
心 心
心 心の の土 の の 土台 土 土 台 台 台
心の土台を広げよう!
技術
体 体 体 体 力 力 力 力
心 心 心 心
崩れる 崩れる
(危険な例)心を育てず、練習を増やす。
陸上を通して何を学ぶか
社会に出て、役に立つ感覚
みなさんの中には心身の素質があり、将来実業団で日本の代表として活躍する選手になる人も いるでしょう。しかし、ほとんど生徒のみなさんは、将来陸上で飯を食べるわけではありません。
だからこそ、社会に出て役に立つ感覚を陸上を通して学ぶことがとても大事なのです。
(礼儀、あいさつ、人情など)
中学チャンピオンが伸びない迷信
よく中学で活躍すると、高校では伸びないなどの話を聞きますが、それは虚だと思います。
実際に活躍している選手も多くいます。そのような誤解が生じるには幾つかの原因があります。
・全国チャンピオンの肩書きがあるので、自分も2位では満足できない。周囲の期待も2位というこ とで、心底から褒めてくれる場面が減ってくる。
・身体的に早熟タイプの選手が多いことや、猛練習で記録を伸ばした場合は、高校や大学で伸びる曲 線は当然緩やかになる。そこで、大器晩成タイプや中学、高校で素質はあるけどあまり練習をして いなかったため急成長した選手に負けだすと、やる気をなくしてしまう。
・天性の素質で勝ってしまうと、高校では通用しても、自主性を重んじる大学等では多くの誘惑に負 けてしまう。
・先生、チームメイト、環境に恵まれ、よい場の設定があったからこそ活躍できたが、いざ一人にな ってみると、自主性が育っていない。(やらされ練習の積み重ね。)
・2年〜3年間という短い間でつかんだ栄光なので、本当の重み・価値が感じられない。
以上、例であげましたが、どうでしようか。精神面が育ち、正しい練習をしていれば記録は 必ず伸びるはずです。逆に中学でがんばっていたけれど活躍できなかった選手は、時間はかか りますが続けていれば、必ず伸びてきます。カメはウサギにいつか勝ちます。
走 走
走 走る る る る技 技術 技 技 術に 術 術 につ に に つい つ つ い い いて て て て
1 ランニングフォーム
無理のない自然なフォームがよいと言われます。しかし、10年以上の習慣でついてきた フォームですからすぐには改善できません。また、筋力がないと下半身と上半身のバランス が崩れます。
毎日の歩きやjogから、1歩1歩の意識で、理想のフォームに近づけていきましょう。
今回は、意識する例を2つあげてみます。
腰を入れた前傾
①腰を入れる ②前傾 ③腰を入れた前傾
後傾× 前かがみ× 重心移動○
*その場で立ってイメージしてください。
①腰を入れても、後傾しては進みません。 ②前傾しても、前かがみでは進みません。
③腰を入れて前傾すると、体が一歩前へ出ます。スムーズな重心移動が生まれます。
足のペンギンを直そう。
足の着き方を後ろから見てみましょう。
後ろからのフォーム半分以上の生徒は右図の様にペンギン歩きになっています。
・着地で大きなひねりが生まれ故障しやすい。
・O脚走り(がに股走り)が、改善されない。
前から見て、親指・膝が開かないように意識しましょう!
バネのあるピッチ。
ピッチ走法とストライド走法という表現がよく使われますが、特徴を考えてみます。
・速いピッチを生かす。 ・大きなストライドを生かす。
・安定性があり、ブレーキが少ない。 ・調子がよいと、すごい記録を出す
・スピードの変化やラストスパート 可能性がある。
に対応しやすい。 ・ダイナミックな走りができる。
・走りが小さくバネのない走りにな ・疲労がたまると、走りにきれがなく りがちで。日本の女子ランナーに なり、ブレーキをおこしやすい。
多い。 ・距離が伸びると、故障をしやすい。
・「すたすた」はうような走り。 ・「ぴょんぴょん」はねるような走り。
アフリカ人のようなバネと、すばやい切り返しができるピッチ。この両方を合わせた走りが できたらすばらしいと思います。究極のフォームでしょう。
走りにマイナスにならない腕振り
様々な腕振りがありますが、その振り方がリズムがしっかり取れていて、マイナスになって いなければ、無理にフォームを変える必要はないと思います。ただし、中学生の場合は、まだ 発達段階なので理想の腕振りをいつも追求した方がよいと思います。
(共通)
①肩に横軸がしっかり通っている。 ②リズムがある。
(個性)
・ひじを振る。(しっかり引く。) ・腰(へそ)の横を通る。
・親指(小指)に意識を置く。 ・空気を切る。 ・わきをしめる。
「軸を通した腕振り」
*三角形ができる
「腰を入れた前傾」
「バネのあるピッチ」
ス ス ス
スト ト ト トラ ライ ラ ラ イ イ イド ド走 ド ド 走 走 走
バ バ バ
バネ ネの ネ ネ の の のあ ある あ あ るピ る る ピ ピ ピッ ッチ ッ ッ チ チ チ
イメージ
ピ ピ ピ
ピッ ッチ ッ ッ チ チ チ走 走 走 走 特徴
長所
短所
悪い
左 足
右 足
腕振りは肘でリズム
レース後半、フォームが崩れ出し失速する原因に腕振りの乱れが考えられます。人それぞれ 色々なリズムの取り方がありますが、「疲れても走りにプラスになる腕振り」をするためには、
肘でリズムをとる意識が有効だと思います。手先でリズムを取っている選手は、初めは軽やか で良いのですが、疲労がピークにさしかかってくると、横軸がぶれて肩が揺れ始めます。そし て、ストライドが狭くなり、リズムが遅れ出します。
横軸の通った腕振り<走りにプラスになる腕振り>
「肘でリズム」を取ると、最後まで プラスの腕振りができる。
「手先でリズム」を取ると
疲れてきた時、横軸のぶれが生じやすい。
地面をにらみつける。
あごが上がってしまう人には、最適なイメージです。「あごをしめて」と言われても、後半 疲れてくるとどうしてもあごが上がってしまいます。このような時に、地面をにらみつけて走 ることにより、集中力が途切れず、「腰の入った前傾」を保つことができます。
「にらみつけて走る」ことで、あごが 上がらない
季節の変わり目に御用心
1水分補給・・貧血に注意
4月頃は身体がまだ気温の上昇に慣れていないので、汗をたくさんかきます。その時の水分 補給がポイントです。のどが渇く前に、少しずつ飲みましょう。汗と一緒に、ミネラル等多く の成分も一緒に排出されてしまうので、休日などは水よりスポーツドリンク系の飲物がよいと 思います。
2故障に注意
トラックシーズンに入り、大会が近づくとスパイクを履く機会も多くなり、どうしても張り 切りがちです。ストレッチを中心に、グランド以外(風呂上がり・間の時間)でも身体をアフ ターケアーすることが大切です。
冬場によい練習ができた人は、走るたびに自己ベストが出るのが5月〜6月です。逆に疲れ
がたまって故障している人(足首・足裏・すね・ひざ・股関節・腰)は、やる気を吸い取られ
ないように、走れる日を信じて前向きにがんばってください。
ドキュメント内
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