第1 審査の対象 国民年金印紙購買基金 長野市奨学基金 長野市土地開発基金 長野市高額療養費貸付基金
第2 審査の期間
平成 15 年6月 24 日から 11 月 26 日まで
第3 審査の方法
審査に当たっては、国民年金印紙購買基金、長野市奨学基金、長野市土地開発基金及び長 野市高額療養費貸付基金の運用状況を示す書類について、計数が正確であるか、運用が適正 かつ効率的に行われているかについて、収入役及び関係課所管の諸帳簿、証書類と照合する とともに、関係職員の説明を聴取して実施した。
また、例月現金出納検査及び定期監査の結果も参考にして審査した。
第4 審査の結果
国民年金印紙購買基金、長野市奨学基金、長野市土地開発基金及び長野市高額療養費貸付
基金の運用状況を示す書類の計数は、関係諸帳簿と符合し正確であるものと認められた。
また、運用状況についても適正であるものと認められた。
国 民 年 金 印 紙 購 買 基 金
本基金は、国民年金業務を円滑かつ効率的に運営するために、地方自治法第 241 条の規定に基づき 設置したものである。
前年度末基金高 40, 000, 000 円
運用高(印紙繰越額) 0 円
現金高 44, 735, 520 円
債権・債務(△ ) △ 4, 735, 520 円
決算年度中積立高 △ 40, 000, 000 円
決算年度中運用高(印紙購買額) 78, 576, 820 円 〃 (印紙売捌額) 73, 841, 300 円
決算年度末基金高 0 円
運用高(印紙現在高) 0 円
現金高 0 円
債権・債務(△ ) 0 円
平成 14 年4月、地方分権の推進を図るための関係法律の整備等に関する法律等の施行により、長 野市における国民年金の印紙検認事務が廃止された。これにより 14 年7月1日、国民年金印紙購買 基金条例が廃止され、基金 40, 000, 000 円は全額を取り崩して一般会計に繰り入れた。
長 野 市 奨 学 基 金
本基金は、育英事業の効果的推進を図るために、地方自治法第 241 条の規定に基づき設置したもの である。
基金積立の限度額 120, 000, 000 円
前年度末基金高 115, 900, 011 円
運用高(貸付金未償還残高) 28, 654, 000 円
現金高 87, 246, 011 円
決算年度中積立高 12, 000 円
決算年度中運用高(貸付額) 4, 512, 000 円
〃 (償還額) 3, 424, 500 円
決算年度末基金高 115, 912, 011 円
運用高(貸付金未償還残高) 29, 741, 500 円
現金高 86, 170, 511 円
決算年度中積立高 12, 000 円は、篤志寄附金を積立てたものである。
また、決算年度中運用高(貸付額)4, 512, 000 円は、高等学校在学生17 人及び国立高等専門学校 在学生 1 人に対し資金を貸付けたものである。
決算年度末運用高(貸付金未償還残高)のうち、償還期日の過ぎているものは 3, 521, 000 円(延べ 23 人)であるので、早期解消に努められたい。
長 野 市 土 地 開 発 基 金
本基金は、公用若しくは公共用に供する土地又は公共の利益のために取得する必要のある土地をあ
らかじめ取得することにより、事業の円滑な執行を図るために、地方自治法第 241 条の規定に基づき 設置したものである。資金は、土地保有のほか前記目的の土地取得のため、都市開発事業会計へ貸付 けられている。
前年度末基金高 1, 137, 132, 104 円
土地保有高 0 円
現金高 234, 793, 848 円
貸付金 900, 000, 000 円
債権・債務(△ ) 2, 338, 256 円
決算年度中積立高 2, 159, 893 円
決算年度中取りくずし額 0 円
決算年度中運用高(土地取得額) 0 円
〃 (土地売払額) 0 円
〃 (貸付額) 0 円
〃 (償還額) 0 円
決算年度末基金高 1, 139, 291, 997 円
土地保有高 0 円
現金高 237, 132, 104 円
貸付金 900, 000, 000 円
債権・債務(△ ) 2, 159, 893 円
決算年度中積立高 2, 159, 893 円は、運用利子を積立てたものである。
長 野 市 高 額 療 養 費 貸 付 基 金
本基金は、高額療養費の支払いが困難な者に対し、高額療養費の支払いに必要な資金を貸付けるた
めに、地方自治法第 241 条の規定に基づき設置したものである。
前年度末基金高 10, 000, 000 円
運用高(貸付金未償還残高) 583, 000 円
現金高 9, 417, 000 円
決算年度中積立高 0 円
決算年度中運用高(貸付額) 0 円
〃 (償還額) 0 円
決算年度末基金高 10, 000, 000 円
運用高(貸付金未償還残高) 583, 000 円
現金高 9, 417, 000 円
決算年度末運用高(貸付金未償還残高)583, 000 円は、3件の貸付け(平成6年度分1件及び平成 12 年度分2件)が未返済となっているものである。
審 査 資 料
審 査 資 料 目 次
「第1表」歳入歳出決算総括表 . . . 74
「第2表」純計決算額 . . . 76
「第3表」各会計の剰余金 . . . 76
「第4表」歳入款別一覧表 . . . 78
「第5表」歳出款別一覧表 . . . 80
「第6表」性質別経費内訳表(一般会計) . . . 82
「第7表の1」歳出節別集計表[その1](一般会計) . . . 84
「第7表の2」歳出節別集計表[その2](一般会計) . . . 86
「第7表の3」歳出節別集計表(国民健康保険特別会計) . . . 88
「第8表」市税収入状況一覧表 . . . 90
「第9表の1」自主財源及び依存財源別年度比較表(一般会計) . . . 92
「第9表の2」特定財源及び一般財源別年度比較表(一般会計) . . . 93
「第9表の3」自主財源及び依存財源内訳表(特別会計) . . . 94
「第 10 表」特別会計歳入歳出執行状況一覧表 . . . 96