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89 5.都市福利施設を整備する事業に関する事項

ドキュメント内 福知山市中心市街地活性化基本計画 (ページ 42-104)

[1]都市福利施設の整備の必要性

○現 状

福知山市は、平成 18 年1月の合併に伴い、市域が2倍以上となり、中心市街 地の役割として、より利用しやすい行政サービス機能の充实が求められている。

一方、既存市街地においては郊外への人口の流出、住民の高齢化、尐子化の進 展がとまらず、まちなかでの生活の利便性の良さが十分に活かされていない状況 となっている。

○整備の必要性

広範な市域における都市福利を考える上では、機能的な施設の集中を考える必 要がある。このため、JR福知山駅から市役所へとつながる地区に公共・公益機 能の集中強化を図り、市民生活を支える「まちの顔」としての役割を果たしてい くことが必要となっている。

また一方、市全体の平均を上回る勢いで尐子高齢化が進展する中心市街地では、

地域住民が互いに支え合い、誰にとっても住み良いまちの实現を図り、住む人が 地域に愛着と誇りを持つとともに、地域外の居住者からも“住みたい”と思わせ るきめ細かな都市福利の实現が求められている。

○整備に必要な施策

① 中心市街地の行政サービス機能の強化を図るため、“新しい福知山の顔”と なるJR福知山駅周辺を舞台に、“まちと人・人と人をつなぐ交流空間”とし て市民の生活や学習活動等を支援する施設となる『(仮称)市民交流プラザふ くちやま』を建設する。

② この整備に合わせて、市民会館内に設置されている既存の図書館スペース等 に、現在中心市街地エリア外にある中央保健福祉センターの移設を行うととも に、既存ホールについても環境やユニバーサルな視点に配慮した改修を行うこ とで、従来分散していた保健と福祉の受付窓口、並びに、相談機能等の集約・

連携強化を図るものである。

③ 中心市街地の住民が、お互い自ら行動することで、子育て世代の育児支援や 高齢者の生きがいづくり等の生活支援を行うとともに、空き店舗等を活用し たこうした支援施設の整備を促し、誰もが楽しく安心して暮らせるまちづく りを实現させ、地域コミュニティの醸成と地域の活性化につなげていく。

○フォローアップの考え方

毎年度末に基本計画に位置づけた事業計画の進捗調査を行い、目的達成に向け て必要に応じて改善措置を講じ、活性化の推進を図る。

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[2]具体的事業の内容

(1)法に定める特別の措置に関連する事業 該当事業なし

(2)①認定と連携した支援措置のうち、認定と連携した特例措置に関連する事業 該当事業なし

(2)②認定と連携した支援措置のうち、認定と連携した重点的な支援措置に関連 する事業

該当事業なし

(3)中心市街地の活性化に資するその他の支援措置に関連する事業 該当事業なし

(4)国の支援がないその他の事業

事業名、内容

及び实施時期 实施主体 目標達成のための位置付け及び必要性

国以外の支援措置 の内容及び实施時

その他 の事項

●事業名

『(仮称)市民 交流プラザふく ちやま』建設事 業

●内容

図書館、京都ジ ョブパーク北部 サテライト、生 涯学習施設等で 構成される公共 複合施設整備

●实施時期 平成 23 年度~

平成 25 年度

福知山市 福知山駅周辺地区は、都市基盤整備 事業の進捗に伴い大型商業施設の開業 やイベント広場を活用した多彩な催し が展開されつつある。公共交通が集ま る利便性の高い拠点地域に、“まちと 人・人と人をつなぐ交流空間”として 図書館を中心とした市民の生活や学習 活動等を支援する施設を整備すること は、本計画における「交流人口の増」

と「まちなか居住の促進」、そして

「商業活性化」に大きく寄与するもの であり、将来像とする『豊かな暮らし と賑わい交流のまちづくり』に必要不 可欠な事業となっている。

社 会 資 本 整 備 総 合 交 付金

( 暮 ら し ・ に ぎ わ い 再 生 事 業)

(予定)

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事業名、内容

及び实施時期 实施主体 目標達成のための位置付け及び必要性

国以外の支援措置 の内容及び实施時

その他 の事項

●事業名 市民会館・中央 公民館改修事業

●内容

中央保健福祉セ ンターの移設、

会議室・ホール 等の整備

●实施時期 平成 25 年度~

平成 26 年度

福知山市 『(仮称)市民交流プラザふくちや ま』の建設に合わせて、市民会館内に 設置されている既存の図書館が移設さ れるのに伴い、建物全体を環境に配慮 した誰もが利用しやすい施設に改修す るともに、現在中心市街地エリア外に ある中央保健福祉センターを本施設内 に移設する。

これにより、分散していた保健福祉 の総合窓口、相談機能が集約され、よ り緊密かつ迅速な対応が可能となるこ とで、市民の利便性が大きく向上され るものである。

住みやすいまちなか環境を整備する ことは、誰もが安心して暮らせる町づ くりの一環として、中心市街地の機能 強化に必要な事業となっている。

社 会 資 本 整 備 総 合 交 付金

( 暮 ら し ・ に ぎ わ い 再 生 事 業)

(予定)

●事業名 子育て支援の拠 点づくり つど いの広場事業

●内 容 子育て世代の人 たちが安心して 気軽に集まれる 場の提供事業

●实施時期 平成 20 年度~

平成 27 年度

NPO おひさま と風の子 サロン

尐子化・核家族化が進む中で、世代 間の子育ての知恵の継承が難しくなっ ている昨今、親同士が集い自由に情報 交換・交流することで、孤独な子育て から解放される場を提供する。

また、子育てサークルなどにグルー プ子育ての場を提供し、一緒になって 子育て世代を支援することで、若い世 代のまちなか居住を後押しし、中心市 街地の賑わいの回復・活性化を図る。

次 世 代 育 成 支 援 対 策 交 付金

(京都府)

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事業名、内容

及び实施時期 实施主体 目標達成のための位置付け及び必要性

国以外の支援措置 の内容及び实施時

その他 の事項

●事業名 夜間保育事業

●内 容 夜間保育園の開 設

●实施時期 平成 23 年度~

平成 24 年度

社会福祉 法人

産業構造の変化や24時間操業など就 労形態の多様化に伴い、就労時間が夜 間に及ぶことも必然とされる社会情勢 となっているが、子育て世代の多くの 家族が核家族化しており、幼い子ども を持つ家庭では、就労と子育ての両立 が非常に困難な状況となっている。

こうした子育て世代の生活支援を行う ため、空き店舗等を活用して、誰もが 利用しやすい中心市街地に夜間保育園 を開設するものである。

住みやすいまちなか環境を整備する ことは、若い世代のまちなか居住を 後押しするとともに、誰もが安心し て暮らせる町づくりの一環として、

中心市街地の機能強化に必要な事業 となっている。

●事業名 在宅高齢者支援 体制構築モデル 事 業 「 憩 い の 園」設置事業

●内 容 高齢者の介護予 防、地域の人た ちが気軽に集ま れる場の提供事 業

●实施時期 平成 21 年度~

平成 27 年度

福知山市 地域包括 支援セン ター運営 協議会 民間

高齢者の方々が、生きがいをもって 楽しく、安心して、住みなれた地域で 暮らし続けるためには、閉じこもりの 防止や寝たきりにならないための健康 づくり、認知症への対応(予防、早期 発見、適切なケア)等が大切である。

中心市街地内の空き家等を活用し、

高齢者自身の介護予防や地域コミュニ ティを醸成する場を提供するものであ り、安心・安全で暮らしやすい中心市 街地の形成と地域活性化を図るために 必要な事業となっている。

平成 22 年2月に1箇所開設、今後 2箇所程度の常設化を目指す。

認 知 症 地 域 支 援 体 制 構 築 モ デ ル 事 業委託金

(京都府)

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事業名、内容

及び实施時期 实施主体 目標達成のための位置付け及び必要性

国以外の支援措置 の内容及び实施時

その他 の事項

●事業名 中心市街地暮ら しサポート施設 開業支援事業

●内 容 空き店舗等を活 用して高齢者支 援施設や子育て 支援施設を開業 する事業者への 改修費用及び家 賃への助成

●实施時期 平成 23 年度~

平成 27 年度

福知山市 民間団体

市全体の平均以上に尐子高齢化が進 展する中心市街地において、空き店舗 等を活用した高齢者支援施設や子育て 支援施設を整備していくことは、誰も が楽しく安心して暮らせるまちづくり にとって必要となる事業である。

空き店舗等の改修費用と家賃(開業 から1年間のみ)の一部を支援するこ とで、中心市街地の拠点性の向上と更 なる民間事業の誘発を促すものであ る。

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6.公営住宅等を整備する事業、中心市街地共同住宅供給事業その他の住宅の供 給のための事業及び当該事業と一体として行う居住環境の向上のための事業に 関する事項

[1]街なか居住の推進の必要性

○現 状

本市の人口は、合併後の平成 18 年9月末で 83,704 人であったが、徐々に減尐 傾向をたどり、平成 22 年9月末では 81,797 人、2.3%の減となっている。

一方、中心市街地の人口は、平成 18 年9月末時点での 6,215 人から平成 22 年 9月末では 5,750 人にまで減尐し、市全体の減尐率の3倍超となる 7.5%の減 と人口減尐が進んでいる。

ようやく整備が進んできたJR福知山駅周辺においては、その便利な立地条件 を活かし、民間投資による分譲マンションが次第に建設されるようになってきた。

商業施設の開業や都市福利施設の充实とともに、商店街や地元自治会等の地域 コミュニティ活動の充实が進むにつれて、今後、空き地や空き家を活用した集約 的な土地利用も徐々に増加することが期待できる。

○推進の必要性

団塊の世代と呼ばれる年代の大量退職が始まっており、これに伴う大都市部か らの移住や、急速に進展する尐子高齢社会における過疎集落からの移住などの受 け皿として、そこに住む誰もが安全で安心して暮らすことができる利便性の高い 中心市街地が必要となっている。

高齢者や子育て世代にとって住みやすく、また、魅力ある商業施設などが身近 にあり、誰もが住みたくなるようなまちなか居住環境の整備やまちなか景観の形 成を推し進め、マンションに代表される民間投資の誘導や、個人住宅等の建設促 進、テナントミックス事業による商業施設の誘致を行っていく。

こうした、さまざまな人々との連携による豊かな住民生活を支える地域コミュ ニティを醸成していくことが、これからの中心市街地の活性化に必要となってい る。

○フォローアップの考え方

毎年度末に基本計画に位置づけた事業計画の進捗調査を行い、目的達成に向け て必要に応じて改善措置を講じ、活性化の推進を図る。

ドキュメント内 福知山市中心市街地活性化基本計画 (ページ 42-104)

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