高齢化社会における所得税制のあり方 夫婦の合計年金300万円の時
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①夫の年金150万円,妻の年金150万円の場合
(円)
160,000 140,000 120,000 100,000 80,000 60,000 40,000 20,000 0
E=i1薑三霜’
50 100
夫の勤労収入金額(万円)
②夫の年金200万円,妻の年金100万円の場
(円)
'60,000 140,000 120,000 100,000 80,000 60,000 40,000 20,000 0
巨邇
50 100
夫の勤労収入金額(万円)
(円)
'60,000 140,000 120,000 100,000 80,000 60,000 40,000 20000 0
③夫の年金250万円,妻の年金50万円の場
また,パターンGでは,単身者世帯と同様に,夫婦で同じ収入総額で あるにもかかわらず,所得構成の違いによって所得税額に格差が生じてい る。これは,所得税制上の水平的公平を満たしていない。実際,様々な所 得構成のパターンにわたって所得税額の分布を見ても,各階層内でも所得 税額は多様である。同じ収入490万円という階級にあるにもかかわらず,
所得源泉の違いまたは年齢の違いによって所得税額に格差が生じてくるこ とは,租税理論と整合しておらず,税制上改善せねばならない状況にある。
(2)夫のみ年金収入がある場合
夫のみに年金収入のあるパターンは,パターンA,C,Fである。これ らについて所得税額の格差を見たものが,図L6から図4-8である。パター
図4-6パターンA:夫の年金十勤労収入のみの場合
(円)
200,000 180,000 160,000 140,000 120,000 100,000 80,000 60,000 40,000 20,000 0
|王i1i雲三i雲’
50100150200250300350夫の年金(万円)
図4-7パターンC:夫は年金,妻は勤労収入の場合
(円)
250,000 200,000 150,000 100,OOO 50DOO O
l王i1i雲三i雲’
50100150200250300350夫の年金(万円)
(注)縦軸は夫婦合計所得税額(千円)を表してい
高齢化社会における所得税制のあり方 183 図4-8パターンF:夫は年金十勤労,妻は勤労の場合
夫の年金収入が50万円の場合
00000000000 0000000000 0000000000 0000000000 0864208642 211111
(圧)懸起嘩忘澁如哩裾
|玉露i調
50100150200250300350 夫の勤労収入構成パターン(万円)
夫の年金収入が100万円の場合
00000000000 0000000000 0000000000 0000000000 0864208642 211111
(圧)騒起唾医市如哩脹
函
ロ0F~65歳~70歳50 100150200250
夫の勤労収入構成パターン(万円)
300
夫の年金収入が150万円の場合 200,000
180,000 160,000 140,000 120,000 100,000 80,000 60,000 40,000 20,000 0
(圧)麗渥嘩医市如哩脹
臣函
一ト65~70歳.’~65歳50 100150200
夫の勤労収入構成パターン(万円)
250
夫の年金収入が200万円の場合
200,000 180,000 160,000 140,000 120,000 100,000 80,000 60,000 40,000 20,000 0
(圧)騒騨嘩忘澁如蝶択
|王i甕三i罰
一ト6560歳~65歳50 100150
夫の勤労収入構成パターン(万円)
200
夫の年金収入が250万円の場合
00000000000 0000000000 0000000000 0000000000 0864208642 211111
(江)懸薄嘩忘祀如蝶絹
|王iW雲三ii雲’
50 100
夫の勤労収入構成パターン(万円)
150
夫の年金収入が300万円の場合 200,000
180,000 160,000 140,000 120,000 100,000 80,000 60,000 40,000 20,000 0
(圧)攝溝嘩忘布如喋絹
唖
50100 夫の勤労収入構成パターン(万円)
ンAは図4-6,パターンCは図4-7,パターンFは図4-8にそれぞれ対 応している。前節同様,60歳から65歳未満の方が税負担上65歳から70 歳未満よりも不利に扱われている点は同じである。
図4-6では,妻に収入がないために夫の所得控除は配偶者控除が最高限 度額まで適用されるので控除額が一律であるにもかかわらず,所得税額に 格差が生じている。ここでの格差の原因は,年金収入の相違に応じて年金 控除額の効き方が異なっているためである。
図4-7は,図4-6,4-8よりもかなりの格差が生じている。夫が勤労収 入を得ないで,妻が勤労収入を得る場合に妻の年金納付期間が問題となっ てくる。妻が受給期間に満たない場合,また夫も満たない場合には勤労し ている妻が保険料を負担しなければならず,第3号被保険者から第1号被 保険者になり,負担がもっと重くなる可能性を持っている。
また図4-8においては,60歳から65歳未満の世代と65歳から70歳未 満のそれぞれの世代内で格差を見ると,やはりここでも所得構成の違いに
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